村上椅子

2021-05-28

張り替え

アームチェア張り替え

すっかりご無沙汰しているこの日記(と呼んで良いのか…)。
5月は一度も書いていないことに気がつきびっくりしました。
一週間、いや一ヶ月たつのが早いこと!

さて張り替え事例のご紹介です。

ネコちゃんがとてもお気にいりの椅子だそうで、もう、どうしようもないくらいになっていましたが、やっぱり愛着があるので張り替えてまた使いたいとのこと。これはやりがいがありますね。

コンパクトな見た目ですが、ちゃんとコイルバネが入っていて手の込んだ椅子です。
肘の形もきれい。

最初はネコちゃんの興味をひかないような、(つまり爪を研ごうという気にならないような)布はどれか、、というところから始まったのですが、風合いや色などなかなかこれというものがなく決めきれず。
最終的にはやっぱり純粋に好きなものがいいなということで、気持ち良い肌触りの、きれいなスミレ色の布にされました。
長持ちするからってあんまり気に入らないものを部屋に置くよりは、またダメになったら張り替えよう!こういう考え方もひとつです。

 

素敵な椅子になりました!
どうぞご無事で。。。

 

 

 

2021-04-17

張り替え

アイガーとソファクッション

1960年に発表された飛騨産業のアイガー、こちらの日記でもたびたびご紹介していますし、Re:椅子としても店に並べることの多い椅子でもあります。グッドデザインやロングライフデザイン賞を受賞しているだけあって、本当にたくさん世に送り出されてきたのだなと感じます。

デザインがきれいなだけでなく、長いこと使われていても本体に少しの緩みもないのが、すごいところ。ゆるみの出やすい接合部分をできるだけ少なくしつつ、堅牢なで耐久性のある素材と曲木の技術を使って作られているため、長く使えるのですね。

こちらも、長くお使いだったもの。
裏を返すと、

オリジナルの赤い布の上から、2回、張り重ねてあり、かなり座面が分厚く印象が変わってしまっていました。全て取り払って板だけにもどし、すっきり張り替えました。

肘のプラスチックも、劣化していたため、代わりにヌメ革を巻きました。

あわせて、一緒の場所で使われているソファも同じ布で張り替えました。こちらも同年代のもの、肩肘2つと肘なしを組み合わせて好きに並べられるものですが、3つ並べてしか使われないということなので、クッションは繋げて一枚で作っています。

ミシンを踏んでいたら、仕事場にはいってきた娘が、「ウシ柄!?あー、ちがったわ!」
たしかにそうも見えますね^^
シンプルでクールな感じの内装の部屋に置かれるとのことでしたので、お!と思わせる主役の家具となること間違いありません。

2021-04-15

張り替え

小椅子張り替え

ビニールレザーの表面が剥がれて、みごとにボロボロになってしまっていたこの椅子。
これは張り替えがいがありそうです!

ご来店いただいて生地選び。イメージを変えて柄物の布もいいなと、ショウルームに置いている椅子を参考にいろいろ悩まれました。メールでのやりとりは便利ですが、やはり実物をみていただいたりお会いしてお話を伺っている中からこういうものがいいんじゃないかな、など新しい提案が生まれたりします。

そうして選ばれた布で、さっぱり可愛く変身しました。

張り方のデザインも、変わっているのがわかるでしょうか。そのままの形に直すのがベストとは限りません。既存のフレームを使いつつ、ウレタンでの肉付けの仕方やミシン目のはいる位置などで、よりこの椅子が素敵に見えるような張り方を考えます。

この椅子の場合は、背もたれの下の方の両脇にあったつなぎ目をなくしてすっきりとさせました。緑の布が残り少しで全体分足りなかったので、背もたれ裏から前の下ぐるっとはグレーベージュ系の無地のものを組み合わせています。その切り替えをパイピングをいれてアクセントにしてみました。座面も丸いのがポコッと乗っているような感じに変えています。

実は仕上がりが今ひとつイメージできなかった、というお客様。椅子をお送りしたところ、可愛い!張り替えを頼んで良かった!との嬉しい感想をいただき、ほっと一安心しました。

お家にある、小さな一脚からでも、こうやって張り替えを楽しんでいただければ嬉しいなと思います。

2021-03-30

張り替え

ソファ張り替え

木製ソファ、1人掛けと2人掛けの張り替え依頼です。
座面の布が汚れてきているのと座り心地の改善のため、ご引越しを機に張り替えされました。

布選び。

みなさん、どうやって張り地を選んでいくかはそれぞれです。最初から明確なご希望を持たれている方もあれば、何かオススメを、、と聞いて来られる方も。今回は、グレー系かベージュ系で、というところから布の織りの感じや色のトーンを絞り、いくつか候補をあげていきました。最終的にはこれまで使われていたのと同じ布の色違いに決定。ribacoさんのNCシリーズ、廃色になったり新色が増えたりはありますが定番でずっと作られているので何年もたった後に買い足したり、ということにも対応でき、色数も豊富で頼もしい商品です。素材がウール×アクリルで、季節感がやや出るのが残念ですが、そこが気にならない方にはおすすめしています。

作業工程とばして、出来上がり。こちらは2人掛け。(写真がぼけていてすみません。)
座面クッションの厚みを増してふっくらさせ、座り心地を更新しました。そして、この特徴的な背板が隠れるのはもったいないのですが、奥行きが深く背中が痛くて座りにくいということだったので、クッションを追加しました。

床に座っているような、低い目線のソファ。広びろとした肘掛はテーブルにもなりそうですね。

ご依頼主は木の家具製作をされている「いえのぐ」さん。時々お仕事をご依頼いただいたり、お付き合いさせていただいています。卒業制作として作られてから、ずっとご自宅で使われてきたそう。今ではご家族も増え、すでにお父さんの座る場所はないかも。。。ですが、愛着もひとしおですね。これから新しいお家でまた歴史を刻んでいってくれるのも楽しみです。

2021-01-28

張り替え

セブンチェア張り替え


張替前


張替後

ご紹介しそびれてもう昨年のこととなってしまいましたが、セブンチェアの張り替えを承りました。

デンマーク、アルネ・ヤコブセンの名作椅子。肘つき、肘なし、全体を張りぐるんだもの、プライウッドの木目を生かした仕上げのもの、着色塗装された物などいろんなバージョンがあり、1955年にデザインされてから今まで作り続けられている椅子です。

こちらは成形合板を包み込まずに、体に当たる側の面だけ布張りされているタイプ。オリジナルにならい縁を細いパイプで仕上げ、フレームを見せる仕上げにしました。いろいろ検討した結果、全く同じ部材を入手するのは現実的でなかったので、1ミリほど太い芯を使っています。


白とブルーのコントラストが美しく、目を引く椅子となりました。
さっぱりしましたね。