2006-12-13
秘密兵器
スツールのボタンがとれてしまっているのを修理しました。
共布でくるんだボタンをとりつけるのですが、
このとき役に立つのが、バーベキューの金串!
(を細工したもの。)
先をあぶって柔らかくし、叩いて平らにして穴をあけ、
そして削ってとがらせて長い針をつくるのです。
これにボタンを通したヒモをとおし、
椅子にぶすっとさして底までヒモを通し、裏で締めてとめます。
他にも椅子張り用の道具箱にはちょっとおかしなものがはいっています。
例えば、食事用のナイフ。
ぎざぎざのないものは、ソファなどの背中と座面のあいだの部分の
張り地を中へ差し込むのに丁度いいのです。
身の回りには、椅子張りに使える道具がいろいろあるんですよ。
2006-12-09
おあずけ
お仕事以外の日記がつづきますが、今日はお菓子づくりのはなし。
ひょんなことから京都製菓技術専門学校の講習に参加することになりました。
年末の特別講習のひとつ、「シュトーレン」と「パネトーネ」を作るコースです。
どちらもヨーロッパのクリスマスによく食べられるドライフルーツやナッツがたくさん入った伝統的なパン。
シュトーレン(写真右)は薪をかたどった北ドイツのしっかりしたパン(私のは太短くて薪には見えない仕上がりですが…)、パネトーネ(左)はイタリアのふんわりふくらんだパンです。
これまでもお菓子やパンは作ってきましたが、先生は本か母。本格的に教わるのは初めてで、楽しみにしていました。
まずは中学の調理実習以来の教室の雰囲気にわくわく。先生の手元がちゃんとモニターでみられるのに驚き、業務用の大きなオーブンや巨大ミキサーにも興味津々です。
もちろんレシピも本格的で、発酵を待っている間にもう1種類を、というようにうまく交互に2種類をつくっていきました。先生のパンにまつわる面白いお話を聞いている間に、あま~い香りが部屋いっぱいにひろがって焼き上がり。
パネトーネは卵を塗って十字に切って焼いたのが多いそうですが、今回は泡立てた卵白とアーモンドプードルでメレンゲを作り、それを表面に絞っておおい、焼くという本格的な作り方でした。
シュトーレンは焼き上がるとボールいっぱいの溶かしバターにくぐらせ、全体にたっぷり砂糖をまぶし、冷やした後さらに、そんなに大丈夫?!というほどの粉糖を振りかけてできあがりです。
このバターと砂糖の膜が雑菌の侵入や乾燥などをふせぎ、2ヵ月ほど日持ちするパンとなるそうです。
そう、とってもいい匂いがしてるのに、まだ食べられないのです。
パネトーネは三日目以降、シュトーレンは1週間以上たってからが食べ頃で、今食べてもドライフルーツとバターと粉それぞれの味がまとまっていなくて、おいしくないんだそうです。
どんな味になってるんでしょうか。う~ん、待ち遠しい!
2006-12-07
手づくり市
梅小路公園の「いちもく手作り市」をのぞいてきました。
毎月15日の知恩寺の手づくり市と同じ主催者で、
先月から始まった手づくり市で、第一木曜に開催されてるそうです。
目立ったのは季節柄手編みの帽子などや、お正月準備の品々。
その他にもアクセサリーや布小物、お漬け物やらパンやらさまざまです。
先日「収穫祭なべ」でお世話になったおじさまお二人が
とれたて野菜を出店されてたので、いろいろ買い込みました。
キャベツ、壬生菜、青ねぎ、とまと、丸大根、そしてブロッコリー。
どれも大きくて立派!
早速、そのキャベツを使って、
いすおさん得意料理の広島風お好み焼きの会をしました。
ひとくち口に入れると、いつもと違う!
いつももちろん美味しいのですが、今日は格別。
キャベツの甘さがふわっととろっとお口に広がります。
新鮮な美味しいキャベツを使うとこんなに違うんだと実感しました。
今晩のお客さまはプルプッシュプロダクツのおふたり。
分野の違うものづくりをされてる人と話すのはよい刺激になります。
お話もはずみ、楽しい時間をすごすことができました。
2006-12-03
上ル下ル
今日は約1ヵ月ぶり久々のお休み。
自転車でお出かけしました。
出発地点は今住んでいる南区です。
まずはどんどん北へ。最初の目的地は東寺です。
毎月第一日曜は「ガラクタ市」が行われていて、
骨董品から古い着物、ほんとのガラクタまで、たくさんのお店が並びます。
一通りぶらぶらして、ちいさなガラス瓶と何のだか分からないスイッチ
(多分使えると思うんですけど…と売り子さん。)を手に入れました。
で、もっと、古いものをおいてあるお店をみたくなってしまい、
ちょっと無謀か?と迷った末に、荒神口に向かうことに。
鴨川めがけて東へ進み、そこからひたすら川沿いに北へ上ル。
普通の自転車で行くにはけっこうな距離です。
でも、信号や車を気にする必要のない遊歩道の、
まだ少し残っている紅葉を見ながらのサイクリングはなかなか快適。
寒いのを除いては…。
さて、やっと到着。まずはカノアでおひるごはん。
本日のスープはじゃがいもとひよこ豆のミルクスープでした。
冷えきったからだにやさしい味のスープがしみわたる~。
あったまったところで、古い家具や本などのお店「ストックルーム」、
日曜雑貨のお店「はじかみ」へ。ここでは知り合いに偶然ばったり!
嬉しいびっくりでした。
それから、お気に入りの、川端二条にある北欧インテリアのお店
「B-GeneRATEd」へ。ユーズド家具だけでなく器や照明も豊富で
たくさんのランプがぶら下がっています。ふたりで上を向いて散々迷って、
60年代、デンマークのブルーランプシェードを購入しました。
大満足で再び自転車をこぎこぎ、帰り道についたのでした。
京都市内縦断、やっぱりちょっと遠かった…。
2006-12-01
床、納品
積み上げられた黄色いクッション。
以前にも書いた、板にウレタンを乗せてビニールレザーを張ったもので、
いつもは子供の遊び場なんかの床に使われますが、
今回の納品先はマンガ&ネットカフェです。
ブースにわけられた小部屋に畳のように敷き詰め、
そこでごろごろしながらマンガを読んだりする、ということらしいです。
今回はじめてそういうお店に入った私。
施工は店内の一部だったのでいくつかの小部屋は営業中でした。
ブースの壁は中が見えないくらいの高さになっているので
人の姿はみえないけど、それぞれの部屋からなんとなく人の気配がして、
なのに声もなくシーンとしてる店内にはなんだか違和感。
自分の部屋でもないところでごろごろなんて、と思う私は時代遅れなんでしょうか…。