2007-10-18
解体作業
夜な夜な旧コウバに行っては荷物を運び出しています。
ついに、壁を撤去。
お越しになった事のある方、お気づきだったでしょうか。
玄関入った所の壁と天井は椅子生地が張ってあったのです。
古い物件で、以前は飲食店だったそう。
入居したときは、腰下は木、上は土壁、の和風の玄関。
柱もボロボロという、結構手に負えない状態でした。
そこで、覆い隠してしまえということで、椅子生地パネルでカバー。
考えてみれば、これが椅子以外のものを張りだした原点だなあ、
この場所から始まったんだなあ、などと、
モノの少なくなっていくコウバを眺めながら、
しみじみ思うふたりでした。
2007-10-12
質問ぜめ
今日は新聞社のかたが取材にこられる。
そういうことを改めて考えたり、ことばにすることがあまりないので
ふたりで口ごもる。
なぜ椅子張りを?人にとって椅子とはどういうもの?
、、、。
でも、ふたりの思いは伝わったことでしょう。
10月22日(月)の京都新聞の夕刊に掲載して頂く予定です。
2007-10-12
出前?
まちなかに引っ越したら、愛車フレッシュマンに生地見本帳を積んで
張り替えの打合せに行くんだ、と前々から楽しみにしていたイスオさん。
さっそくその機会が訪れました。
背中には村上椅子のロゴ。さっそうと出かけていきました。
よき相棒を得たことで、クルマ生活から自転車ずきに。
うれしい変化。
2007-10-06
10月6日
引っ越し中の村上椅子、ようやく少しずつ仕事場らしくなってきました。
写真は店のほうからみた事務スペース兼ミシン部屋。
お客さんが作業の様子を覗けるように、ガラスの扉になっています。
これまでは一つの部屋ですべての作業をしていたので、
事務しごとをするときはミシンの上で、という具合に
ごちゃごちゃしていました。
念願の独立したスペースを持てて、嬉しいかぎりです。
棚が一つできるたびに、ふたりで、おぉ~!とか、事務所っぽい!とか
歓声をあげながらやっています。
あとは「張りの部屋」の棚をつくり、最後の荷物を運んできたら
とりあえずコウバは機能できます。
お待たせしてしまっている皆様、ご迷惑をおかけしてすみません。
もうすぐ仕事再開しますので、宜しくお願い致します。
2007-09-29
お披露目
あっという間に一週間、内覧会の日がやってきました。
本来なら建築を見て頂く催しですが、
村上椅子のオリジナルソファや私物の椅子など
持ち込ませてもらって、いろんな部屋に点在させてみました。
建物の内装も、コンクリート、無垢の木、椅子生地、クロス、カーペットなど
いろんな素材が使われているので、フロアごとにそれぞれの雰囲気が味わえて
面白い家だと思います。
お越し下さった皆さんにも、規格品の家にはない、
なにかを感じて頂けたのではないでしょうか。
話し合いを重ね、図面や模型で見ていたものが実際に形になっていくのをみて、
あらためて、ひとの暮らしを想像し、作り上げて行く
設計ってとても大切な仕事だなあ、と思いました。
出来上がったばかりなのに、どこか懐かしい空気感漂う家。
デザインしてます、ていう押し付けがましさはないけど、
実はとてもこだわりがある。
そういう所が気に入っています。
今後は住居部分はご覧になれませんが、
ショウルームを早くお見せできるようにオープン準備にかかります。
しばらくお待ち下さいね。