村上椅子

2022-08-30

作業風景

ペーパーコード編み

JL moller のベンチ no.63

張り替えご依頼です。

張り替えといっても、今回は布や革を張るいつもの椅子張り屋の業務内容とはジャンルが違う、ペーパーコード編みの張り替え。
これまでは時々問い合わせがあってもお断りまたは他の方を紹介していたのですが、今回どうしてもということで初挑戦となりました。

初挑戦にして、こんな長いベンチ。。

もう少し小さなものから練習出来たら良かったのですが、そこは器用な親方のこと。
時間こそかかったものの、綺麗な仕上がりです。

本人いわく、直してもなおしてもまた歪んで見える、、とのことですが。

作業できる場所が増え、新しいミシンも導入したり。
少しずつ仕事の幅もまた広がっています。

 

2022-07-21

作業風景

もじゃもじゃ

羊のかたちのオットマン、モジャライフ。

最終工程は毛づくろい。

実はお腹の底につなぎ目があるんです。
分厚い羊毛の織り込んである生地を、ミシンで筒状に縫い合わせています。
毛足が長いから縫うのもちょっとたいへん。その、巻き込まれている毛をほぐして毛並みを整えます。

完成です。

 

2018-07-18

作業風景

準備中

連日の37℃を越す暑さに、身の危険すら感じる今日この頃。
だんだん天気予報を見るのもいやになってきました。

さて「古椅子展」のちゃんとしたお知らせがまだですが、DMがそろそろ手元に届く予定なので、届き次第ここでお知らせします。少々お待ち下さい。

そんな中、着々と椅子の製作は進んでいます。

いつもこのブログをご覧いただいている方は既にご存知のこと思いますが、「古椅子」は布地を張り替えるだけではなくって、その中身(詰め物やバネ)をリフレッシュするのはもちろん、こんなことまでしています。

状態に応じて、木枠をバラバラにして組み直しての修理。これが結構な手間です。
上の写真のは塗装もすべて落とし、ワックスで磨いています。
綺麗になりすぎたかな。。

そして、

溶接だってします。

ミシンなどの縫い物から、大工仕事、塗装に溶接まで、何でもこなすイスオ親方。
天性の職人ですねえ。

展のスタートまでちょうど2週間となりました。
暑さに負けず、ラストスパート頑張ります!

 

 

 

2017-09-02

作業風景

9月、近況

朝夕ぐっと涼しくなってきました。いつの間にか蝉の声も聞こえなくなって、季節は確実に移り変わっていますね。
すっかりお久しぶりの日記になってしまいました。

ここのところ、毎日パソコンの前に座っておりました。諸事情あって、今年初めからの帳簿を新たに作り直さなければならないことになり、地道に新しいソフトにせっせと書き写す(打ち直す?)作業を何日か続けていたんです。

ようやくすべて終わり、今日久しぶりに張り替え作業にもどりました。
そうしたら、無心になって手を動かし、ものを作り上げていくことの楽しいこと。

エアコンをつけなくてもなんとかいけるようになったので、窓を開けてミシンをかけていると涼しい風がブワーッと入ってきます。外は気持ちよい晴れ。時々小鳥のさえずりまで聞こえてきて、まちなかじゃないみたい。これで、窓の外が緑いっぱいだったら最高なのだけど。

いつでもそうです。事務作業をしていると、早く仕事しなきゃ、、とそわそわしてきます。わたしにとっては仕事=手と体を動かして、物を作ることなんだなあ、と実感しています。楽しいと思えることを毎日の仕事としていられるのは、幸せなことですね。

ショウルームのRe:椅子が補充されることなく、減ってきているのも気になっています。がんばって作っていきますので、少しお待ちください。

そして今日完成した、デスクチェア。
色合わせが楽しい椅子になりました。

2016-07-15

作業風景

デンマークの椅子いろいろ

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北欧家具ショップさんのご依頼で、
デンマークのヴィンテージ椅子各種を張り替えました。

デザイナーの名前をなかなか覚えられない私たち
ですが、軽やかで機能的、そして美しい、
シンプルだけれどちょとした角度や面の取り方や微妙なライン、
考え抜かれたデザインはさすがだなといつも思います。

形いろいろで10脚ほど。
同じお客さんの椅子だそうですが、
一脚ずつばらばらにいろんな布で張るのでそれも楽しい。

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・・・

村上椅子をはじめて何年目だっただろう、
あまりに仕事がなく暇なので、思い立って旅した遠い国の
9時を過ぎても明るい空や、夜のチボリ公園の賑わい、
田舎の町の海辺のレストラン。
断片的に、すごく昔のことのように、懐かしく思い出されます。

いつか、また訪れることができるでしょうか。