村上椅子

黄色い椅子

先日お納めした、Re:椅子。

二脚お揃い、と見せかけて
背中の裏側はこんな色。

無垢材の床のここちよい、明るい雰囲気のこのお店。
カフェかヘアサロンか、といった感じですが
実は、整体院なのです。

待ち合いの椅子に、仲良く2つ並べても良し、
一番上の写真のように、エントランスの窓から背中の裏側が
ちらりと見えるように置いても良し。
自由に配置していただけます。

この椅子、先月お納めした「サイドロップ」さんのいすと兄弟なんです。
それを見て気に入られたお客さま。
まだ数脚、張り替え前のものが残っていたので
お店の顔となるような、遊び心のあるポップな色合いの布で、と
ご依頼くださいました。

村上椅子のファンとおっしゃって下さるお客さま。
古イス市に脚を運んでは椅子を集めてくださっていたので
そのテイストなどを手がかりに
あまり奇抜すぎず、かつ特別感のある椅子を目指して
ご期待に答えるべく、生地選びには随分悩みました。
最終的には、第一印象でこれ、と思った布を。

サイドロップさんのと比べてみても
色だけでなく合皮か布か、それから張り方やボタンをつけるかなどの
ディティールによって、随分イメージがかわりますよね。

リニューアルオープンにも無事間に合い、
喜んでいただけて、私たちもほっとしたのでした。
ご依頼ありがとうございました。

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サイドロップさん

歴史を刻んだ建築が、また、とりこわされていきます。
なおすより建て替えるという選択。
椅子でも建築でも、言えることですが、
やっぱり『新しいのはいいことだ』という考えが主流なような気がします。
もしくは、直すより安くつくから、ということらしい。
古い物がすべて良いとは思いませんが、
経済効率ばかり追って、何か大事なものを
忘れてしまっているような気がします。

そんな中、古い民家をうまく利用した
喫茶と古い雑貨のお店が、この秋オープンします。

町屋を改装しました!とはしたくなかった
というオーナーさんのこだわりで
古いものを活かしつつ、そこにモダンなセンスをミックスさせた
すてきなお店ができあがってきていました。

張り替えた椅子が並ぶと、ぐっと喫茶店らしくなります。
別の喫茶店での長年の役目をおえた椅子。
真っ赤なビニールをナチュラルなクリーム色に張り替えれば
まだまだ現役!もうひと頑張りしてもらいましょう。

奥にはヴィンテージレースや小物などの雑貨、家具、玩具、、
などが並ぶそうです。
黄色いビニールレザーが張られたレジのカウンターも可愛いです。
近くに嵐電(京福電車嵐山線)が走っていて
時折カンカンカンと鐘が響き、ノスタルジックな雰囲気を
醸し出しています。

これは、どこそこから頂いて来て、、、など
柱や、天上の板、備品のひとつをとっても、
それぞれにストーリーがあり、味わいがある。
販売されているものもまた同じように。
そういう物をまた、引き継いで自分が使うことで、そのものが生かされる。
これだから古いものはおもしろいですね。。

*サイドロップ 
京都市中京区壬生西土居ノ内町22
(京福嵐山線の西院駅から、四条通を西へ。一筋目の西土居通りを南へ少し入った所です)
営業時間 12:00~20:00 日曜定休

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トーネットの椅子

トーネットの椅子、鎌倉にお送りしました。

トーネット社といえば、190年以上もの歴史のある、
曲げ木の椅子で有名なドイツの家具メーカーです。

この椅子は、現在も製造されているものですが、
そこらでは買えない特注バージョン。
(というほどでもありませんが、、)
本来は板の座面で販売されているところ
村上椅子で濃い色のヌメ革を張りました。
美しいかたちを生かすため、あくまで座面は薄く
というご要望に応えてみましたが、いかがでしょう。

お送り先の『鎌倉ハウス』はこの春オープンした
人の集う場所。
「読書と星の会」とか、「苔の会」とか
「オオヤコーヒクラス」なんていう
おもしろそうな催しが開かれているようです。

どうも、長い階段を上がって行かないといけない
という情報ぐらいしかなく、
まだまだその全貌はよくわからないのですが、、
一度訪れて、この椅子が並んだところを見届けたいです。

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タンバリンのソファ

日のたつのは早いもので、もう3月も半ば。。
ずいぶん前の話になってしまいましたが、
ミナペルホネンの生地「タンバリン」で張ったソファ、お納めしてきました。
(この日記を読んでいるいろんなかたから、
あの生地はどんな椅子になったのか、と催促が、、)

ご依頼くださったのは、以前も椅子の張り替えをさせていただいた、
五条、鴨川のほとりのカフェ「エフィッシュ」さん。

このソファ、とっても広々していて、
背もたれから座面まで、継ぎ目なくなめらかなデザイン。
生地の模様が整然とならんできれいですね。
ウールの質感と刺繍の効果で、シンプルながらクールになりすぎず、
ぬくもりの感じられるソファになっていると思います。

張り替え前もミナさんの生地が張ってあり、
人気の席だったそう。
また、特等席となりそうですね。
座ることができたらラッキー!

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ポキート

随分ご無沙汰しております。
あんな椅子やらこんな椅子やら
こなしていくうちに12月もあと20日あまり。
最新のおしごとはスペイン料理のPoquito(ポキート)さんの新しい椅子です。

ベンチソファと、片肘、肘無し椅子の座面を張りました。
設計、木部製作は樹輪舎京都さんです。

これまで細長い店内にカウンター席、というスタイルの
お店だったのですが、お隣の物件が空いたので
壁を取り払ってリニューアルされました。
これまでのお店の居心地の良さを充分いかしつつ
まったく違和感を与えず広くなった設計がすばらしい。
既存の長いカウンターはそのままで、
新しい空間には壁沿いのベンチソファとアームチェアの
テーブル席。ゆったりとくつろげます。
仕切って個室風にも使えるそう。

レセプションにお招きいただいたので
できたてほやほやの椅子にさっそく座って
美味しいお料理をいただいてきました。
定番のポキートサラダやキノコのアヒージョ、
コッペガ二のリングイネ、ウニのスパゲティー
鴨肉のロースト、などなど、、、。
ここには書ききれないほど多彩なお料理は、どれも素晴らしく
至福の一時でした。

席数は増えても、またいつもいっぱいなんでしょうね。

・・・

さて、カウンター椅子も新しく作られたのですが、
制作風景はこちら。

座面の板はおしりに馴染むようくぼませて削ってあるので、
それを生かすよう薄いウレタンをいれ、
赤茶色の革を張りました。

鋲打ちは、樹輪舎京都のYさんが助っ人にきてくれたおかげで
三人体制で。順調にできあがりました。

新しいのにレトロで、とてもいい雰囲気です。

皆さんもぜひ座りに行って下さいね。

・・・

Poquito KYOTO

京都市中京区河原町通三条上ル下丸屋町401-10
(ロイヤルホテルの北側)
電話 075-212-8450
18:00~1:00、無休

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