2007-06-09
6月9日

最近の椅子から。
この古い椅子はどうやらずっと使われていなかった様子。
埃だらけで生地は破れ、バネも抜け落ちてしまって座面はぺちゃんこ。
これはもはやがらくたでは‧‧‧、という域に達していました。
(ご依頼主さま、ごめんなさい)。
でも、木のフレームや先の細くて丸い脚、妙に幅の狭く、
座面の低いバランスが愛らしい!
ということで、立派に甦らせました。
村上椅子のHPはこちら
2007-05-23
シエスタ変身
以前かいた「シエスタ」という椅子が、このように生まれ変わりました。

前はこんな感じ。

はじめは同じように革のクッションを作ってのせようと思っていましたが、
何もなしでも十分座り心地が良いので、思い切ってがらっとかえてみました。
しっかりした帆布と椅子生地の間に薄いウレタンをはさんでミシンでステッチ。
そして従来通り紐で本体に編み込んで取り付けました。
頭の部分には取り外したりできるまくらをつけ、
なんだか爽やか、すっきりした椅子になりました。
後はオットマンがあれば、うたたねにぴったり!
飽きてしまったり、気に入らない椅子があれば、
がらっとリメイクという手もありますね。
2007-05-12
遠出
今日は車で二時間半ほどかけて、兵庫・丹波まで納品に行ってきました。
30年前の応接セット。張り替えたいと思って近所の家具屋さんに聞いても、どこも引き受けてくれず、それより新しいのを買ったほうが、と勧められたそう。
困っていたところ村上椅子のホームページを見つけてくださり、おかげでいすたちは生き返りました。
捨てるには立派な、思い出もある椅子。また使えることをとても喜んでいただけて、このしごとをしていてよかったなとあらためて実感し、すがすがしい気持ちになれた一日でした。
2007-03-27
シエスタ

はたまた椅子を入手しました。
相当汚れているのと、ちょっと好みではないかなあというのとで
迷ったのですが、やっぱり捨てられると聞いたらほっとけません。
あとからわかったんですが、ノルウェーのシエスタという椅子だそう。
60年代にノルウェーで流行したプライウッドを使った椅子のひとつみたいです。
フレーム部分がしなって心地よく、たしかにうとうと居眠りしそうな椅子です。
クッションを新しくして、似合うオットマンを作ったら、もっと良くなりそう。
どんな革で張り替えるか、考えたら楽しくなってきました。
また、きれいになったら発表します。
2007-03-09
ばね見学

知り合いの椅子張りやさんから、バネを吊る仕事があると聞いて
見せてもらいにいってきました。
60年ほど前の椅子だそう。
今ではこういうバネを使った椅子は珍しく、
しかも張り替え依頼がきても手数がかかるため、
バネを吊るのをやめて板をいれてしまったり、
別の簡易なバネで代用する人もいます。
でも、せっかくの座り心地と、この技術。
残していきたいものです。
自分でもこれまで何度かやったことはありますが、
いすおさん以外の職人さんの仕事を見せてもらうのは実は初めて。
てきぱきと釘を打って糸を張り、ばねを留めていかれました。
さすが熟練の技、体が覚えているという感じの動きです。
口に釘を含んで喋りにくい中、細かく説明もして下さり、
やり方を再確認したり、あやふやだった所がはっきりしたり、
とても勉強になりました。
こうやって先輩の技を見せていただけるのはとても幸せな事だと思います。
もっともっと、いろいろ知りたくなりました。