2012-07-03
黄金のROSA
随分前に(→こちら)書いていた、イギリスのファブリックで張った
オリジナルソファのROSA、こんな風に仕上がりました。
想像どおり、生地のムラ感のおかげで、シンプルなこのソファに
独特の存在感が。クッション部分はこのしなやかな生地のおかげで
良い感じにシワが出て身体にもなじみ、気持ちよいです!
ショウルームの見本もこの生地で張り替えたいくらい、気に入ってしまいました。
一般のお客さんでは、なかなかお見せしても良い反応のかえってこないこの生地、
ご提案したらすぐに気に入って下さったのは、
じつは前回のブログにもご登場の建築家Uさん。
さすがに、いくつかの色のご提案の中から、現場でじっくりと(厳しい目で)お選びに
なっただけあって、お納めしたらこれ以外ないというぐらいぴったりでした。
螺旋階段の上から。
オットマンをこのように離してスツールとしておくのもよいですね。
アーティストさんの壁画の雰囲気ともばっちり。
螺旋階段をはさんで、向こう側にダイニングスペースがあります。
右手は、ずどーんと長い、キッチンカウンター。まるでお店のようです。
一見、派手になりそうで、他のインテリアとの兼ね合いもあって
選ぶのを躊躇されるのかもしれませんが
意外に張ってみるとそこまでクセもなく、シックな雰囲気に仕上がります。
綺麗な色もたくさん揃っているのでおすすめですよ。
2012-03-20
新モジャ
モジャライフ、バージョンアップしました。
もこもこ、ふわふわのモジャライフ。
ごらんのとおり、羊をイメージした椅子です。
このたび、より本物らしさを目指して、
張り地をウール100%に変更しました!
なかなか、色、毛足の長さやもこもこ感、そして価格の面で、
希望にかなうものが見つからず、変えたいなと思ってから
随分時間がかかってしまいましたが、
晴れて、ニューバージョン完成です!
ここでウールの長所を説明しますと、、。
・繊維に弾力性があり、経年変化が少ない(へたれにくい)。
・汚れがつきにくく、ついた場合でも取り除きやすい。
・静電気がおきない。
・夏涼しく、冬温か。
良いことづくめですね~。
そして、なにより気持ちいい!
ついつい、わしゃわしゃーっとなでたくなります。
以前の茶、白(薄いピンクベージュ?)の二色展開から
真っ白の一色になってしまいますが、脚、顔の色は
ダーク(ブラックウォルナット)とナチュラル(ナラ)の二色から選べます。
頭は引き出し
おしりはミニテーブル
となっております!
このバージョンアップにともない、
残念ながら、値上げさせていただきますことをご了承ください。。
価格等、詳細は近日中にホームページにアップします。
2012-03-07
オットマン
久々の新作のご紹介です。
定番ソファ、ROSAのオットマン。
オットマンとはいっても、ソファの座面と同じ高さで
対面に置いて、スツールとして座ったり、
上にトレイを置けば、サイドテーブルにも。
そしてソファに繋げて並べたら、こんなふうに、、
カウチソファに早変わり。
これで、家族でゆったり座れますね。
このROSA、あらためてご紹介すると、
背もたれの低さと肘の薄さがポイントなのです。
広々サイズながら圧迫感がなく、部屋をすっきり広くみせてくれます。
背もたれに置いていあるクッションをはずしても、
本体の背もたれにもバネと厚みのあるウレタンフォームが入っていて、
充分クッション性があるので、お好みで使えます。
その、外したクッションは、実は肘の奥行きとぴったりサイズ。
座面に傾斜をつけていないので、
こうやって、枕にしてごろんと寝るのにもいいですよ~。
今まで、赤紫色のファブリック張りだったROSA、
生地が廃番になってしまったため、
オットマンの製作と合わせて張り替えました。
ちょっと雰囲気の変わったショウルーム、ぜひ見にいらして下さいね。
2011-11-09
マメスツール
定番商品、マメスツールの脚の塗装です。
木枠はいつもお願いしている滋賀県の田中サンの担当ですが
出来る範囲の事は自分たちでしようと。
ドイツのシュトックマー社というところの
蜜蝋ワックスを使っています。
ブナのナチュラルなスベスベ感を生かそうと
濡れたような色にならない塗料を選びました。
蜜蝋と柑橘油など自然の成分が原料。
一見何も塗っていないようにも見えますが、
ちゃんと木が呼吸出来るように保護して
自然なツヤを与え、ほこりなども付きにくくしてくれるのです。
・・・
そして、あまり見えない所ですが
裏側(底)はきらきらとした小さな真鍮の鋲を
ずらりと打って仕上げます。
たいていの普通の椅子はというと、
何かそばにあれば覗いてみて下さい。
黒い裏用の布をタッカーでパンパンパン、、ととめてあるだけです。
ちょっとひと手間(10手間ぐらい?)ですが、
ひそかに気に入っている部分。
こういう小さなことの積み重ねで
私たちの椅子になっていくのです。
2011-10-04
おかえりなさい
三ヶ月にわたる大山崎山荘美術館での展示を終えて
ヘアイスとヘアソファが帰ってきました。
いつもの来場数を大幅に上回る、2万8千人というお客さんが
来られたとの事。
さてさてウチの子たちはどんなにかくたびれているだろう、、と
ドキドキしながら箱を開けると。。
まあ、シワひとつ出ず、しゃん!としているではないですか。
白いほうは、さすがにうっすら黒ずんでいますが
これも沢山のかたが座って鑑賞してくださった証。
お疲れさま、、、とクリーナーで丁寧に拭くと、
すっかりきれいになりました。
おうちに帰ってきましたよ。
さて、これまでショウルームに展示していたグレーの布張りのは、
生地が廃番で違う生地に張り替えるため、この子と交代。
しばらくお休みいただきます。
カラーバリエーションもぐっと増えて
戻ってきますので、どうぞお楽しみに。
いすたちと一緒に、お客様からの声も届きました。
一番お気に入りのいすを選んで、メッセージを書いていただいたものです。
「形がきれい、洗練されたデザイン」という嬉しいお言葉、
そして「包まれるよう、腰にフィットして落ち着く」などなど、
座り心地が良いというご意見を沢山いただけたのが
何より嬉しかったです。
これを励みに、美しく座りよい椅子をもっと作っていきたいと思います。
ありがとうございました!
最後になりましたが、
「かんさいいすなう」にご来場いただきました皆様、
お声をかけて下さった関係者の皆様、
そしてご一緒させていただきました作家の皆様。
本当にありがとうございました。
良い経験をさせていただきました!