2006-07-15
あまやどり
京都に夏を告げる祇園祭、いよいよ宵山と山鉾巡行がせまってきました。
何年ぶりかにその雰囲気を味わおうと友人との待ち合わせへの道の途中、
バケツをひっくりかえしたような夕立ちにあいました。
傘も役にたたないような降り方。
人通りもあまりない路地の、よその軒下をお借りして雨やどりしていると、
買い物帰りらしい風呂敷をさげたおばあさんが、同じようにはいってこられました。
少し間をおいて、どちらからともなく顔を見合わせ、『すごい雨ですねえ…』。
そのあと、ふたりで降りしきる雨を眺めることしばし。
小降りになってきたところでまた顔を見合わせ、
それじゃ、というかんじで、右と左へ別れました。
たったそれだけ、何も会話はなかったけれども、
それまで急いで歩いてきた街の中で時間が止まったような、
ほっこりした気持ちになれるような不思議なひとときでした。
雨もなかなかいいものです。
四条に向かうにつれて、ゆかた姿のひとや出店がちらほら見え始めます。
そんなお祭りの賑やかな雰囲気に向かって歩いていきながら、
気になっていたのは、おばあさんの持っていたひとつだけのお弁当。
祭りの賑やかさの届かないところで、ひとり夕食をとられるのでしょうか。
お祭りの盛り上がりと雨やどりの静かな時間とがとても対照的で、
提灯の柔らかいあかりの、どこか切ない感じと重なって
なんだか心に残ったできごととなりました。
2006-07-09
ビールでお祝い
今日はイスオさんの誕生日でした。
何か欲しいもの無いの?と聞くと、『車かぁ~、パソコンかぁ~・・・』
高いものばっかりやん!ということで聞こえないふりをして、街へお出かけ。
インテリアショップなどをうろうろウィンドウショッピングし、
程よく疲れたところで、イスオさん念願の「アサヒビール京都(だったっけな)」へ。
お目当ては知人に薦められた、スペアリブです。
ひと皿が3~5人前と書いてあるのに少しひるみつつ、思いきって注文。
全然いけるやん、ともりもり食べていったものの
次第にペースが落ちて、最後は苦しい・・・、といいながらも平らげました。
普通のカップルなら多分食べきれないことでしょう。
お肉でこんなに満腹になったのって初めてかも。
いろんな種類のビールも試して、御機嫌に酔っぱらったふたり、
お店を出たらまだ六時半でした。
2006-07-08
はやり
今日はイスオ
ここ数日、お酒のお共は「めざし」。
1週間ほど前にむしょーに食べたくなり、
めざし!めざし!って感じでスーパーに。
生臭い魚のにおいと芋焼酎は合うのか?と思いつつ、毎晩2~3匹頂いてます。
これは身体がカルシウムを欲しているのか、
昔飼っていたネコのぴーちゃんのせいかわかりませんが、
しばらくは続きそうです。
2006-06-22
物々交換
我が家においてあった「ヘアソファ」がひとつ、出ていきました。
(オリジナルキャラクターのあたまの形をした、ひとり掛ソファです)。
そのかわりにやって来たのはドレスラック(でいいのかな?)。
木工やさんの友人が作ってくれたものです。
日曜大工で作ろうかなと思っていたら、ソファが欲しいというはなしで
交渉成立というわけ。
よくある直線のものとちがって、緩やかな変化のあるカーブを描いているところが
すてきです。
さっそく2人分のシャツをずらずら掛けてみました。
おしゃれな洋服屋さんみたいで、いい感じ!
気がつけば、ふたりともブルー系とベージュ系のシャツばかり。
ちょうど、買ったのが半分、作ったのが半分。
これで「今日の気分」のを、さっと羽織って出かけられます。
2006-06-17
ケヤキ売りつくし
京都にある銘木やさん、樹輪舎の「せり」にいってきました。
毎月一回行われてきたせりも、閉鎖されるという事で今回が最終回。
普段は何度かおじゃましてるのですがせりの日には行った事がなく、
今日が最初で最後になってしまいました。
いってみると、学生ふうの人から作業着のおじさま、
日傘をさした女性まで、いろんな人がどんどん集まってきています。
ずら~ッと並べられた材木を前に物色してる人もあれば、
わきに設けられた休憩所(?)に座ってゆで卵にかぶりついている人もあり。
一方ではもうせりは始まっていて、独特のかけ声が響いています。
私はというと、せりというものを実際に見た事がなかったので興味津々。
木よりも人間ウォッチングというところです。
一時間あまりでほとんどの木がどんどん売れてしまいました。
結局何も買わなかったけど、面白いものを見せてもらいました。