2011-08-31
2011年 夏
八月も、おしまい。
暑いより寒い方がまし、という私たちだけど
夏は充分満喫しましたよ。
下鴨神社の糺の森の古本まつり
線香花火
町内の地蔵盆に、夏の終わりの盆踊り。
おうちでひっそりビヤガーデンも。
・・・
思えば夏にしかできないあれこれ、
夏は嫌いとは言いながら
少し夏が去るのが寂しいなと思ってしまう、
夏の終わり。
2011-07-13
そとごはん
我が家の最近のはやりは、、
外で夕飯をたべること。
外といってもお店ではありません。
三階のベランダに、テーブルを運び出しては
夕ご飯を楽しんでおります。
(もちろん蚊取り線香を忘れずに)。
特別な準備はしません。その日あるもので適当に。
この日のメニューは塩豚とキャベツの煮込みと
ナスのトマトソーススパゲッティー。
またある時はベランダで取れたゴーヤの
ゴーヤチャンプルーとおにぎり、冷やしトマトにキュウリという
シンプルなもので。
この「そとごはん」。
もともと仕事を終えてリビングに戻ると40℃!!ということが
よくあり、外は涼しくなってきているのに
エアコンをつけるのが悔しいので、それなら外で食べよう、、
ということになって始まったのですが、
これがただ涼しいだけではありません。
ベランダはちょうど西側に広くとってあり、
さいわい周りに高い建物がないので、西の空を独り占め。
毎日違う夕焼けは本当に美しいのです。
年々進化しているベランダの緑化も、心地よさに一役買っています。
今年で四度目の夏。暑さ、寒さ、風、ベランダの過酷な条件に
強い植物だけが生き残って、青々としげってきています。
日よけになるだけでなく、視界に緑がたくさんあるということだけで
本当に気持ちよいものですね。
移りゆく空を眺めながら、涼しい風に吹かれて
ゆっくりと食事をいただくと、
何ともいえない贅沢な、幸せだなあ、、、という気持ちになり
部屋が暑い、という最初のきっかけなど忘れてしまいます。
食事を終える頃にはすっかり辺りは暗く、
蚊帳をつってこのままここで過ごしたい、と最後はいつも
寝てしまいそうになっているいすおさん。
「そとごはん」は当分続きそうです。
2011-06-04
赤い実
今年は、店の前に植えてあるジューンベリーが豊作!
その名の通り、六月になった今、たくさんの実がなっています。
去年はあまり穫れずに鳥とおちびさんの
取り合いになっていましたが、
今年は毎日食べてもどんどん赤くなります。
最近仕事がぎゅっとしていて、あまりかまってやれない
罪滅ぼしにと、おちびさんとジャムを作ってみました。
はじめのうちは、ジャム作る!とおおはりきりで
『おさとうをたっぷりいれて にようね』と
大好きなぐりとぐらの絵本の一節を何度も口にしながら
手伝ってくれていたのですが、、、
そこはまだ二歳。そのうち出来るのが待てずに
「食べるー、食べるー。」と大騒ぎ。
ヘラやらいろいろ舐めて口の周りは真っ赤、
その辺りじゅうべたべたにして凄いことに。
やれやれ、、、まあこれも良い思い出ということで。
ジューンベリーの実はそれだけでは酸味が少なく、
あまり味に深みのない気がするので
レモン汁を加えてみたら、なかなか美味しくできました。
砂糖は実の重さの35%くらいが適当なようです。
ぶつぶつが口に残って結構気になるので
次回は種をこしてみようかと思います。
・・・
ホームページの「RE:椅子」のコーナー、少しずつ更新していきますので
古イス市に来られなかったかたはチェックしてみてくださいね。
2011-05-31
続けること
今回、イスオさんが、ぽつり。
「古イス市は、ぼくたちの使命だ」と。
普段の仕事の合間に一年がかりで椅子を用意するのは
たいへんな労力(と保管スペース)がいることです。
そしてこんな話をするのもなんですが、
正直なところ、全然もうかりません。
私たちが『RE:椅子』とよんでいる、古いイス再生作業。
まず、古い椅子を仕入れて(ほとんどの場合タダではありません)、
古い生地やバネを、詰め物の藁などをはずします。
大量に打たれている釘や鋲はひとつずつ丁寧に抜きます。
そして一旦バラバラにして接着し直し、
塗装が悪い物はすべて剥がして塗り直す。
その上で、やっと張りの作業にとりかかれます。
その椅子にどんな張り地を合わせるのかを決めるのも、
なかなか難しい作業です。
(同じ椅子でもそれによってぐっと魅力的にみえたり、また
その逆だったりもするのです。)
さてこんなに手間ひまをかけても
やっぱり立派なアンティークではなく
味のある中古椅子でしかないわけで、
実際かかるだけの値段をつけたら、誰も買ってくれないでしょう。
それではせっかく椅子を再生しても意味がありません。
それで、もうからない値段をつけているわけですが、、、
それでも、『RE:椅子』をつくり続けているわけは、
一見ゴミのように見えるぼろぼろの椅子が
木部を磨き、色とりどりの布をまとうことで
息を吹き返していくのが、何より楽しいから。
そしてその楽しみを他のひとたちにも知ってもらいたい。
『RE:椅子』をとおして「椅子って張り替えて使えるんだ」
ということを、もっとたくさんのひとに広めたい。
そして、椅子を大切に使って欲しい。
そんな思いがあるのです。
古イス市をすることで、
より多くのひとに『RE:椅子』のことを知り、楽しんでもらえる。
それは椅子張り職人としての私たちのつとめではと、
いつからか思うようになりました。
そんなわけで、これからも古イス市を続けていきたいと思います。
どうぞ、お付き合いください。
2011-04-23
椅子リュック
持ち込まれて張り替えした椅子。
紐で担いで自転車で帰られました。
後日でよければ運搬しますよと言ったら、
早く自分の部屋に置きたいので、と。
これ、血が止まるんですよねーといいながら
笑顔で走り去られました。
無事帰られたんでしょか。
古イス市では、このような光景が多発するもよう。