2011-10-21
misslim
以前オープンの際にお手伝いさせていただいた紅茶の専門店ミスリムさん。
(その様子はこちら→○)
今回はアンティーク椅子の張り替えのご依頼です。
緑色の革張りの、ボタン締めの小椅子。
ところどころ破れてしまって、随分お疲れの様子です。
背もたれをめくったら、
ワタがこんなにたっぷり。。。
それをめくったら、
なんかぽわぽわしていてかわいらしい。
これは表のボタンを紐でひっぱってとめているのです。
以前このブログで紹介した「本絞り」は一カ所ずつ革を折ってヒダをとっては
くるみボタンでとめていきますが、このいすの絞りは、ちょっと簡易化されたもの。
あらかじめミシンで格子状の模様に縫っておいて、
それを張ってしまってから、ボタンを留めます。
・・・
お納めした様子。
二階の吹き抜け横のこのスペースは、常連さんのお気に入りの席だそう。
この椅子が無い間はとても残念がられていたそうです。
綺麗になった椅子で、またくつろいでくださいね。
ミスリムさんは、本格的な紅茶が楽しめるのに、
堅苦しさがないのがよいところ。
店主さんの穏やかで控えめな人柄がきっと表れているのでしょうね。
素敵なインテリアで、目にも楽しい。
ぜひ行ってみて下さい。
*MISSLIM
京都市上京区河原町丸太町下ル伊勢屋町400
tel/fax 075-231-4688