村上椅子

小さい部屋の12月、古椅子など。

小さい部屋さんに、椅子など搬入してきました。いよいよ明日から展示が始まります。
前回ご紹介のつなぎ布の小座布団のほか、古椅子も少しお持ちしました。古椅子とは、いつも「Re:椅子」としてご紹介している、古い椅子を修理、張り替えて再生したもの。スツール、木の小椅子など小さいものが中心ですが、アームチェアもあります。小さい部屋さんのやさしい雰囲気にぴったりかと。

ざっくりしたウールのチェックの椅子。背もたれが小さくて、なんとも可愛らしいんですよ。他にも、どことなく、素朴で懐かしい雰囲気の、ほっこりできる椅子をご用意しています。

 

そして、お久しぶりのさかなクッション。椅子のはぎれをつないで作っています。可愛すぎないぬいぐるみとして、意外と男の子に人気とのうわさも。椅子やソファの腰あてなどに、お使いください。ひとつひとつ、作った順にナンバーがふってあります。

 

基本的には小さい部屋の店主にしおかさんにお任せしていますが、私も7日、8日あたりはお店にいようかなと思っています。ご来店をお待ちしております!

小さい部屋の12月 のおしらせ

小さい部屋さんの、布ものを中心とした企画展に参加します。

古布を使ったカバン、エプロン、スカート (岡林尚子さん)
つなぎ布、つまみ布 (c.h.sさん)

などなど。

村上椅子からは椅子生地の残布をつないだ小さな椅子用座布団と、いつもの古椅子、それからお魚クッションを少しお持ちする予定です。

座布団はシックなのから、ちょっとポップなのまで。またご紹介しますね。
古椅子はあまり数はありませんが、スツール、小さめの木の椅子、それから肘つきの小ぶりなソファを少しだけ用意しました。どうぞお楽しみに。

ゆったりと期間をとっていただいていますので、冬の贈り物を探しに、一年頑張った自分へのごほうびに。ぜひほっこりしにいらしてください。

 

2019.12/7(土)〜12/25(水)
11:00~18:00 、木金定休

場所:小さい部屋

京都市中京区尾張町225 第二ふや町ビル201
tel/075-748-1168

出張古椅子展 その4(最終)

 

山下カバンでの古椅子展、後半は古い友人や旅行がてら京都から追いかけてきてくださった方など、嬉しい顔にも会えて賑やかに。そして最終日はお待ちかねのかき氷とカツサンドの日でした。

今日だけは、氷屋さん。

可愛らしいレトロなかき氷機でつくるふわふわの氷に、うきはの桃やぶどう、熊本の杏やパッショッンフルーツ、晩柑で作った美しいシロップ。外は猛暑で最高のかき氷日和でした。

カツサンドはバタバタして写真を撮れなかったのですが、前回紹介したリバーワイルドさんの、柿ぶた(うきはの特産の柿を食べて育った豚)のロースを朝からせっせと揚げて、たっぷりのキャベツと自家製のソースと一緒に挟んだ一品。お肉の美味しさがしみじみ感じられ、優しいお味ながら食べ応えのあるカツサンドでした。

福岡市内で一汁一菜のお店を営業されているという「てのぎ」さん、いつか伺いたいです。

・・・

そんなこんなでどちらも大盛況、賑やかなうちに古椅子展は終了いたしました。

子連れでばたばたと、至らないところも多々あったと思いますが、たくさんの出会いに感謝です。ご来場いただきました皆さま、気にかけてくださった皆さま、そして細やかな心遣いでいろいろとお世話くださった山下さん、本当にありがとうございました!

 

長くなりましたが、出張古椅子展のレポート、これにて終了です。

出張古椅子展 その2(展示の様子)

展示は山下さんのセンスにお任せしてこんな感じになりました。夏と山下カバン、のイメージで椅子をつくったので、色合いは水色、黄色を中心に明るい感じで。前もって送っていたのもあわせて、43脚が定位置につきお客様をお迎えします。

入り口付近。夏のポップな雰囲気で、ピンクのビニールレザーを選んだパイプ椅子。お尻にフィットしてなかなかいい座り心地なんですよ。

窓際の爽やかなスツールコーナー。

ヤマハの折りたたみ椅子、昭和を感じる食堂椅子。

籐のこども椅子、軽くて可愛くて人気でした。
2脚揃いの曲木のアームチェアは低い座面で座り心地抜群。

折りたたむとぺったんこになる、子供用のデッキチェア。

黄色い肘付きソファは今回の一押し。二人掛けに見えますが半分に分かれるので、模様替えなどに便利。

奥のコーナーで、こどもたちはごろごろしたり、おやつを食べたり、折り紙したり。でもおとなしくしていられるのも少しの間で、そのうちお腹減った、、、つまんない、と騒ぎ出し。あまりの暑さに外で遊んでいなさいとも言えなくて、イスオさんに、近くの(といっても一山越える)川の水を引いたプールに連れ出してもらったりして、なんとか乗り切りました。

さて無事初日を終えてほっとしたところで、中二日の展示は山下さんにお任せして夏休みです。

(つづく)

出張古椅子展 その1(いざ出発)

どこから書いたらよいものか、、と迷いましたが旅を一から巻き戻して、展示と夏休みの様子を織り交ぜて書いてみます。

遡ること10日。待ちに待った出発の日がやってきました。
家族四人が乗った車の後ろ半分にパズルのように椅子を組み合わせて30脚ほど積み込み、今回はフェリーで神戸港からいざ出発です。こどもたちも、大好きな山ちゃん(会場となる山下カバンの山下さん)に会えると大はしゃぎ。

夕暮れ時に明石海峡大橋をくぐります。迫り来る橋に皆歓声。ドラマチックだったなあ。

寝ている間に九州に到着。古いレンガの建物群や、船。車の窓から見るものすべてが、違う土地に来たなあと感じさせてくれます。

車を走らせること一時間半、山下カバンさんのある、うきは市吉井町に到着しました。
耳納連山の山並みと雄大な筑後川の作り出す風景にはいつも、惚れ惚れします。平地には田園風景、山麓には果樹園が広がり、自然の恵みを受けて果物などの特産品も豊富なところです。そして江戸期の白壁の建造物の保存地区もあり、歴史のある町でもあります。古道具店、雑貨店、珈琲店、書店など素敵な小さなお店が点在していて、季節の良いときには散策するのにもぴったり。

さて山下カバンさんは、こんな細い路地を入っていったところにあります。右手に見える古いアパートの1階。

看板がない、というかものすごく小さいので、ここがお店とは気づかない人も。実際展示の最中も店を覗いた人に「すみません、山下カバンというお店をさがしているんですけれど、、」と聞かれました。確かに椅子ばかりなのでカバンやさんとは思いませんよね。

さて京都の暑さはなかなかだけれど、吉井もまた暑かった。一息つくと動けなくなりそうだったので、すぐに荷物を降ろし、運び入れて、展示の準備にかかりました。

(つづく)