2021-04-17
アイガーとソファクッション
1960年に発表された飛騨産業のアイガー、こちらの日記でもたびたびご紹介していますし、Re:椅子としても店に並べることの多い椅子でもあります。グッドデザインやロングライフデザイン賞を受賞しているだけあって、本当にたくさん世に送り出されてきたのだなと感じます。
デザインがきれいなだけでなく、長いこと使われていても本体に少しの緩みもないのが、すごいところ。ゆるみの出やすい接合部分をできるだけ少なくしつつ、堅牢で耐久性のある素材と曲木の技術を使って作られているため、長く使えるのですね。
こちらも、長くお使いだったもの。
裏を返すと、
オリジナルの赤い布の上から、2回、張り重ねてあり、かなり座面が分厚く印象が変わってしまっていました。全て取り払って板だけにもどし、すっきり張り替えました。
肘のプラスチックも、劣化していたため、代わりにヌメ革を巻きました。
↓
あわせて、一緒の場所で使われているソファも同じ布で張り替えました。こちらも同年代のもの、肩肘2つと肘なしを組み合わせて好きに並べられるものですが、3つ並べてしか使われないということなので、クッションは繋げて一枚で作っています。
ミシンを踏んでいたら、仕事場にはいってきた娘が、「ウシ柄!?あー、ちがったわ!」
たしかにそうも見えますね^^
シンプルでクールな感じの内装の部屋に置かれるとのことでしたので、お!と思わせる主役の家具となること間違いありません。
2021-04-16
角スツール
Re:椅子できあがりました。
すっきりとした四角いスツールです。
直線的な脚がシンプルでそっけない雰囲気。でも上から見た時にふちに少し木の枠が見えていてそこにはまり込むように布を張るかたちが、密かなお気に入りポイントです。
薄くクッション材をいれて、布張りし、小さな真鍮の釘でプツプツと留めてアクセントにしています。茶色よりの温かみのある黄色の布は、ベルギーのもの。生成りっぽい糸が織り込まれていて表情があります。
脚は修理、塗装済み。片方の2本の脚が年月を経たせいでやや内側に反ってしまって、写真ではより強調されて写っていますが、ぱっと見た目にはほとんど感じられません。
控えめで邪魔にならない、でも静かな存在感のあるきれいな椅子だと思います。
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2021-04-15
小椅子張り替え
ビニールレザーの表面が剥がれて、みごとにボロボロになってしまっていたこの椅子。
これは張り替えがいがありそうです!
ご来店いただいて生地選び。イメージを変えて柄物の布もいいなと、ショウルームに置いている椅子を参考にいろいろ悩まれました。メールでのやりとりは便利ですが、やはり実物をみていただいたりお会いしてお話を伺っている中からこういうものがいいんじゃないかな、など新しい提案が生まれたりします。
そうして選ばれた布で、さっぱり可愛く変身しました。
張り方のデザインも、変わっているのがわかるでしょうか。そのままの形に直すのがベストとは限りません。既存のフレームを使いつつ、ウレタンでの肉付けの仕方やミシン目のはいる位置などで、よりこの椅子が素敵に見えるような張り方を考えます。
この椅子の場合は、背もたれの下の方の両脇にあったつなぎ目をなくしてすっきりとさせました。緑の布が残り少しで全体分足りなかったので、背もたれ裏から前の下ぐるっとはグレーベージュ系の無地のものを組み合わせています。その切り替えをパイピングをいれてアクセントにしてみました。座面も丸いのがポコッと乗っているような感じに変えています。
実は仕上がりが今ひとつイメージできなかった、というお客様。椅子をお送りしたところ、可愛い!張り替えを頼んで良かった!との嬉しい感想をいただき、ほっと一安心しました。
お家にある、小さな一脚からでも、こうやって張り替えを楽しんでいただければ嬉しいなと思います。
2021-04-15
こどもいす
木製の椅子、修理して店に並べました。
張り部分はないですが、手を加えずこのままが良いかと。
シンプルな作りですが、背中の赤いU字型が可愛いです。
小さなこどもさんの自分用の椅子に、またものを置く台などに。
傷や塗装のかすれなど、使用感ありますので、ピカピカなものより古びた感じがお好きな方にどうぞ。
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2021-04-14
サイドテーブル
ムスメたちのW入学にあわせて新生活がはじまり、バタバタしていたらあっという間に月半ば。小学校めっちゃ楽しい!とウキウキだった次女は早くも三日目にして休みたい〜。。と言い出し、子も親もすでにぐったり、はやく休みの日が来ないかと心待ちにしている状態です。とほほ。
さて、店のこと。
椅子ではない古いものも、時々販売しています。
たとえばこの椅子に合わせて使ったら良いだろうな、とイメージのわく小さなテーブルなど。
こちらは、高い目のサイドテーブル。棚つきです。
足は無骨な感じの金属(鉄)。かといってそんなに重すぎはせず、ほどよい存在感です。
ざらっとした感じの黒い塗装がされていて、天板には木がはめこんであります。
いろいろ並べてみました。お店の什器にもいいですし、お家でも何かと使えそう。
天板の大きさ 335×480mm
高さ 695mm
下の台までの高さ 415 mm
天板の厚み 24mm
足はやや四方に広がっています。
¥22,000(税込)
…
いつも同じ風景だった階段下の空気が変わりました。模様替え、楽しいですね。