2007-12-02
秋色

今日の京都は、気持ちよいお天気でした。
ずっとコウバにこもりきりの日々だったので
お昼休みに京都御苑にでかけてみました。
京都はお寺や神社など、紅葉の名所がたくさんありますが、
御所もなかなかのもの。
広~い敷地ですから様々な木があり、それぞれの色を見せてくれています。
かえでの赤も美しかったけど、
イチョウの大木の下に出来た、鮮やかな黄色の絨毯、
すばらしかったです。
広々のんびり紅葉をたのしめるのが、いいですね。
ご近所にこんな憩いの場所があるなんて、贅沢です。
よい息抜きができて、気分一新。ほんとは日曜定休のところ、
どうせ中で仕事してるんだし、とお店をあけていると
たまたま休みだとは知らずにお客様がこられました。
日曜しか来られないというかたも多いのでは
とは、思っていたのです。
これからも、時によっては開けていることもありますので、
ふらっとのぞいてみてください。
(もしくはお電話でご確認ください)
2007-11-28
へび脱皮
またやってきました、deSede社のスネークソファの張替依頼。
またというのは、2年ほど前に一度やったことがあって、
とっても大変な思いをしたから。
このソファ、どこが特殊かというと、
張ることが特別難しいわけではなく、
素材自体が珍しいものでもない。
ただ、とってもめんどくさいのです。
まずは解体。今回は25個が連結されているので
金具とファスナーをはずしてばらばらに。
そして、一つ一つに、パーツが沢山あって、
つないだり、ファスナーをつけたり、しわを寄せたり、、、と
裁断、縫製にとても手間がかかります。

中身のクッションはまた使うので、ファスナーをあけてとりだしているところ。
前も思いましたが、なんだか幼虫みたいです。
新しい生地を縫製してまた中にこのクッションをいれ、
「クッション入りのカバー」みたいな状態になったものを
本体枠にかぶせて張っていきます。
当分ミシンを踏む日が続きそうです。
2007-11-24
ショウルーム
2007-11-23
オープンしました。

村上椅子の店、今日無事にオープンしました。
一階は新作の冬物こものがならんで、ちょっと落ち着いた感じ。
二階には白い部屋に明るい色の椅子たちが並んでいます。
そして、今日は外にも椅子が。
ご来店くださった皆さんには、オオヤコーヒさんの屋台で
美味しいコーヒーを楽しんでいただきました。
ちょっと肌寒い中でしたが、なかなか良い風景でした。
たくさんのご来店ありがとうございました。
残念ながら明日からは村上椅子カフェはありませんが、
少しながら今回のために焙煎してもらった、「お祝いコーヒー豆」
をご用意してお待ちしております。
2007-11-18
着々と

更新が随分滞ってしまいました。
オープンまで1週間をきり、製作に励んでいるこの頃です。
そんな中、お願いしていた商品を並べるための棚が届きました。
ブラックウォルナットの木目が美しい、きれいな棚です。
家具製作の田中智章さんの作品。いつも、センスの良い仕事に感心させられます。
これで、室内はぐっとお店らしくなってきました。
オープン時には、この1階の小さなスペースに椅子生地や革を使ったこものが並ぶ予定です。そして階段を上がって2階の大きな窓のあるショールームには、ソファや小椅子を展示します。
『なぜ椅子やさんがわざわざ小物をつくるのか』と聞かれることがあります。
一時は色々考え過ぎて、何を作って良いのか分からなくなる時もありました。
ただ椅子生地で作るだけではしょうがないし、村上椅子っぽいものってなんだろうか、と考えて、椅子につかう技術を盛り込もうかとか、椅子っぽいカバンだとか、奇抜なものを作ろうかとか・・・。
でも、ここにきて原点に帰りつきました。
身近に椅子の材料のハギレ、端材がある。捨てるのは勿体無いし、それでこんなものを作ったらかわいいだろうなと、その材料に似合ったかたちや用途を考える。ただ欲しいものかたちにする、というそんなことでいいのでは、と思えるようになったのです。
そして、それを手にとってもらうことで、「椅子張り」というちょっと珍しい仕事について興味をもってもらえればと思います。
というわけで、村上椅子店にはふたりの気の赴くままに作った小物が並ぶ予定です。その時々で作れるものはちがうし、一点だけのものなど、数も充分に揃っていないかもしれませんが、そこはぼちぼちと。
こんな調子で、よろしくお願い致します。
