2008-06-09
思い出のつまった椅子
このソファ、こどものころからご実家で使われていた中の一脚を、
張り替えて使いたいというご依頼で、うちにやってきました。
まるっこくて懐かしい感じのかたちです。
今はあまり見られませんが、こういう肘のない1人掛けと、
片方に肘の付いているのとを何脚か組み合わせて並べて使う、
というタイプのものが一時期よくみられたようです。
さて、座面がやぶれてしまっていて、クッションもへたってしまっているので、
総張り替えです。柔らかな座り心地を気に入っておられるとのことで、
あまり硬くなり過ぎない程度にバネ、ウレタンを補強。
せっかく張り替えるのだから雰囲気を変えたい、でも面影は残したいとの
ご希望で、悩んだ末に選ばれたのは渋い紫とベージュ系の2色で張りわけるという
ちょっと凝った張りかた。そして、雰囲気を残すために、太いパイピングが回って、
側面に大きなボタンが留まっているという仕様は、そのまま同じように張り替えました。
2008-06-07
6月7日
イスオさんがいいもの作ってくれました。
ミシンの補助テーブルです。
骨になっているのは、いただき物の棚板のない台
(ガラクタとともに屋外におかれていた年代物)。
それにうまいことイスに使うビニール芯の巻を吊ってくれました。
これが、するすると引き出して使いやすいのです。
一番上の段には布を張って物がおけるように。
脚にはキャスターも付いていて、移動もできて便利です。
なんでも作ってしまおう精神、素晴らしい!
2008-05-31
新ロゴ
新しいロゴマークができました。
もとになっているのは、6年前、村上椅子が始まった頃に
イトマキムイが考えてくれた、
頭が椅子のかたちをしたキャラクター「ムラカミボーイ」
(ちょっと口にするときこっぱずかしい)。
店の看板などで、皆様にも愛されてきました。
新しいロゴは、そのムラカミボーイに
シンプルな字体の「村上椅子」を組み合わせたものですが、
ポイントは『上』の字を回転させて、椅子に見立てたところ。
すっきりした中にもあたたかさの感じられるデザインだなと
思っています。
このロゴを考えてくださったのは、
デザイン・アートユニットのROUTE(ルート)さん。
どうもありがとうございます。
ことし本格始動されたばかりですが、
いろいろな活動が紹介されていますので、こちらもご覧下さい。
2008-05-26
ジューンベリー
村上椅子のシンボルツリー、ジューンベリー(アメリカザイフリボク)は田中美穂植物店にお願いして植えてもらったものです。そのときは移転してきてすぐの11月で、どんな花がいつ頃咲くかなんて全く知らず、葉っぱが可愛いくて実がなるからいいかなーって感じでお願いしていました。。。
植わった後にはどんどん葉っぱが散って(冬のため)散々な感じだったのが、忘れていた頃、桜の季節が終ると白い花が咲き始め、四季の移り変りが真近で感じられ、ここであらためてこの木にして良かったーと思いました。
写真はここ最近。毎日のようにカップ1杯程度収穫出来るジューンベリーの実。
鳥にも邪魔されず、たくさん採れます。毛虫はいますが。
イスコさんにお願いしてジャムでも作ってもらおうと、無責任に収穫中。
温暖化のせいでしょうか、(違う気がしますが)ジューン、June、6月のベリーなのに5月が終わる頃には、実は確実になくなりそうです。
もしかして取りすぎではなかろうか!?
イスオ
2008-05-24
お気に入りの家具
村上椅子が雑誌の表紙になりました。
本日発売の京阪神の情報誌、エルマガジンの7月号。
ミュージシャンの安藤裕子さんがはるばる来られ、
村上椅子の店内や工房をご紹介いただいています。
この号は家具特集で、ほかにも気になる小さな家具屋さんが満載。
(椅子やの私たちが表紙というのも申し訳ない感じ、、。)
大きな家具やさんやインテリアショップで、という選択肢のほかに
服やバッグを買うように、いろんなお店を覗いて回って
自分だけのお気に入りをみつける、という家具との出会いかたのできる
お店がたくさんできてきているようです。
ただ、家具としての役目を果たすだけの家具、より、
そうやって見つけた、お気に入りのものがあるだけで
暮らしがもっと楽しく豊かになると思いませんか?
私たちもそんな椅子を作っていきたいなと思っています。