村上椅子

2006-12-09

雑記

おあずけ

お仕事以外の日記がつづきますが、今日はお菓子づくりのはなし。
ひょんなことから京都製菓技術専門学校の講習に参加することになりました。
年末の特別講習のひとつ、「シュトーレン」と「パネトーネ」を作るコースです。
どちらもヨーロッパのクリスマスによく食べられるドライフルーツやナッツがたくさん入った伝統的なパン。
シュトーレン(写真右)は薪をかたどった北ドイツのしっかりしたパン(私のは太短くて薪には見えない仕上がりですが…)、パネトーネ(左)はイタリアのふんわりふくらんだパンです。

これまでもお菓子やパンは作ってきましたが、先生は本か母。本格的に教わるのは初めてで、楽しみにしていました。
まずは中学の調理実習以来の教室の雰囲気にわくわく。先生の手元がちゃんとモニターでみられるのに驚き、業務用の大きなオーブンや巨大ミキサーにも興味津々です。

もちろんレシピも本格的で、発酵を待っている間にもう1種類を、というようにうまく交互に2種類をつくっていきました。先生のパンにまつわる面白いお話を聞いている間に、あま~い香りが部屋いっぱいにひろがって焼き上がり。

パネトーネは卵を塗って十字に切って焼いたのが多いそうですが、今回は泡立てた卵白とアーモンドプードルでメレンゲを作り、それを表面に絞っておおい、焼くという本格的な作り方でした。
シュトーレンは焼き上がるとボールいっぱいの溶かしバターにくぐらせ、全体にたっぷり砂糖をまぶし、冷やした後さらに、そんなに大丈夫?!というほどの粉糖を振りかけてできあがりです。
このバターと砂糖の膜が雑菌の侵入や乾燥などをふせぎ、2ヵ月ほど日持ちするパンとなるそうです。

そう、とってもいい匂いがしてるのに、まだ食べられないのです。
パネトーネは三日目以降、シュトーレンは1週間以上たってからが食べ頃で、今食べてもドライフルーツとバターと粉それぞれの味がまとまっていなくて、おいしくないんだそうです。

どんな味になってるんでしょうか。う~ん、待ち遠しい!