村上椅子

さかなクッションお直し

ひしゃげた、さかなクッション。
ナンバーは「1」。最初に作った記念すべき子と久々の再会です。

ペッチャンコなことを除けば、とても綺麗にお使いいただいています。
おなかを開けて、綿を出してほぐし、新しいのもプラスして、ふっくらさせました。

ふとんの打ち直し、ならぬ魚の打ち直しです。

ぴちぴち健康的になった!とお客さまにもとても喜んでいただけました。

最初に作り始めたものはもう10年近くたつでしょうか。
気になるおさかなをお持ちのかたは、ぜひご相談くださいね。

 

PURPLE

京都を拠点にされている出版社、赤々舎さんがオープンされたアートスペースにRe:椅子をお届けしました。

PURPLEと名付けられたこの場所では、青幻舎と赤々舎の、主にアート関連の書籍を販売されています(それで、パープル!)。あれもこれも気になって、つい長居してしまいそう。ギャラリースペースでは写真展「津波の木」が開催されているところでした。
本と、展示と、イベントと。様々なものが循環し混じり合い新しいものが生まれていく場とのこと。そのような場所に、私たちの椅子を置いていただけるなんて、なんだかワクワクします。

店内中央のテーブルには、紫の椅子。
そして窓際には黄色い椅子が6脚並びます。

くしくも、お店をイメージしそれぞれの椅子の雰囲気に合わせて選んでご提案した紫色と黄色が、今一番のおすすめの本ですとおっしゃった写真集の表紙と同じ(^O^配色で、びっくり。(上の写真、真ん中あたりの本です。)

4脚と6脚、揃いの古椅子が欲しいというご相談で来店いただき、まず再生されることになったのは、ここぞというタイミングで世に出せればと寝かせてあったこの4脚。昭和初期のものでしょうか、丁寧な仕事が垣間見られる、上品な椅子です。

張り替え前。

張り替え後。

繊細な飾り彫りの美しさを生かすため、縁飾りはやめてシンプルに。共布で細い紐を作り、小さな真鍮の釘で止めています。

ぴんと背筋が伸びるような美しい背もたれ。バネや詰め物も一新して、座り心地も良好です。

そして、6脚。背もたれのオウム?の透かし彫りが可愛らしい、レトロな椅子です。
時代は少し後になるでしょうか。こちらはやや粗い作りですが、素朴さが親しみやすくこれはこれで良いです。

張り替え前。

張り替え後。

 

全く異なるタイプの椅子ですが、実際お店に並べてみると、布の作り出す雰囲気もあって、ちゃんと調和してくれました。
椅子を置くことで、空間がぐっと引き締まってみえ、嬉しく思いました。

 

これという一冊に出会いに、ぜひ行ってみてください。

PURPLE

https://purple-purple.com/

クッション納品

設計事務所様からのご依頼で、住宅の造り付けソファのクッションを製作しました。
生地はMorris の Acorn。ウイリアム・モリスの壁紙を織りで表現した生地で、細やかで表情豊かな文様がとても美しく、さっぱりした肌触りもよいです。

全体像。コーナー型にゆったりと座れるソファとなっています。

背もたれにはフェザーを選ばれました。
ローテーブルの製作は、坂田卓也製作所さん。

そして、別の場所にも、コンパクトなソファスペースが。
こちらは、背もたれは角度をつけたウレタンで製作し、外すとベッドにもなるタイプです。
いつも気に入って使っている、イタリア製のコットンリネン。爽やかなブルーがいいですね。

 

さて、久しぶりの少し遠方への納品でしたので、せっかくなら初めての町を楽しんで帰ろうということで。

まずは昭和な中華食堂でお昼ごはん。活気があって次々にお客さんがこられてました。

そして国宝姫路城を望む動物園へ。
レトロな観覧車にのって、眼下の満開の桜とそびえる白いお城の絶景を楽しみました。

その後、一番古いという喫茶店でクリームソーダを飲んで休憩してから、商店街をぶらぶら。知らない町を歩く楽しさを久しぶりに味わえた1日となりました。

 

 

2022-04-05

張り替え

籐から革へ、張り替え

籐の椅子の張り替え依頼です。

ヤコブセンのこの椅子↓ を

特別に籐で作った仕様だったようで、今回はオリジナルと同じように厚いヌメ革で、張り替えることになりました。
それには、少し問題が。
籐を編んで張るために、木枠にたくさん穴が開けられています。

さらに、貫(横方向に渡してある材)も、柔らかくしなる籐でできていて溝が掘られているため、
このままでは革を留めるスペースがなく針も効きません。分厚い革を張ると、無理が生じて釘が抜けてきたりしないかも心配です。

色々と方法を考えましたが、
木工やさんと相談の結果、穴は全て埋めることに。

籐でできた前後の貫はカットしてしまい、その材が刺さっていた箇所と穴を隠すため、本体と同じ素材(チーク)の薄い板を貼ってもらいました。

直したとはわからないような仕上がり。すごい!

さて、あとは張りの工程。
厚み4mmの牛革(自然な加工をされたヌメ革)をこのような形にカットし

巻き込んで太い釘で留めます。

できあがり。座ると少したわんで馴染みます。
いい色に育っていくのが楽しみですね。

作業場を二箇所に分けたことで、出来上がりと日記更新のタイムラグが出てきたり、これまで私Yが写真も撮って記事を書いてきたので、そうでなくなると色々やりにくかったりで、これからどうしようかなというところ。。更新がスムーズにいっていませんが、試行錯誤しながらやっていきたいと思います。どうぞお付き合いください。

 

2022-04-05

雑記

4月

すっかり春ですね。
こどもたちも春休みに入り、

暇で仕方ない小学生と、部活やなんやで色々忙しい中学生。
私も仕事だけには集中できず、なにかといつも通りにはいかない毎日です。
(日記を更新できない言い訳にはありませんが、、)

さて、4月も今出川のショウルームは予約制で営業しています。
ご来店の予定は事前にお知らせ頂けるとありがたいです。
お電話も、時々取れない時ことがあり申し訳ありません。
メールは随時チェックしていますので、可能でしたらそちらへご連絡ください。

・・・

どこもかしこも、花盛りの京都です。

村上椅子から歩いて10分弱ほどのところにある本法寺、ここにも桜がたくさん植えられています。
特にお気に入りは夕方からの時間。ふわっとした夕暮れ時の光に浮かび上がるさまがとても美しいです。
一瞬でも、日常のいろいろを忘れて花に包まれる静かな時間、とても貴重です。