2024-09-19
ピアノ椅子張り替え その1
ピアノ椅子の張り替えご依頼。
こちらは回転するタイプのピアノ椅子です。
クッション性もなくなって、擦り切れて破れたところから中材が粉々になってぱらぱらと。。
座るのも憚られる状態ですが、大丈夫、しっかり治します。
解体してみると中の枠組みもかなりガタがきていて、座ると嫌な音が鳴るので、ここから直す必要があります。
補強の材を入れて修理する方向も考えましたが、いろいろと構造上無理があります。でもこの丸い枠をまた作り直すと時間と手間がかかるので(つまりお値段も高くなる)、考えた結果、丸い板を切ったものに厚いウレタンを乗せて形作る方法にしました。
ちょっと丸っこいかたちになりましたが、シンプルに元に近い形を作れました。
生地が張れたら、縁の仕上げをどんな風にするか、お客様の好みも聞いて決めていきます。
このトリム(飾り紐)が似合いそう。
でも鋲仕上げも捨て難い。
というわけで、両方盛り込みました。
鋲の大きさや素材でも雰囲気が変わってくるので、あれこれ並べてどれが良いか検討。鋲の間隔も吟味します。
回転部分のネジの緩みなどもチェックして、完成!
変身ぶりを、とても喜んでいただけました。
2024-09-02
9月の店の営業日
*このページがいつも一番上に表示されるようにしています。
赤線はお休み。
(椅子の引き取り等で、なかなか日程が合わないかたは対応させていただきますのでご相談ください。)
印のないところは9時から18時頃まで。12~13時はお昼休みです。
17時以降ご来店希望のかたは事前に連絡ください。
そのほか時々配達等で、留守の時間があります。
メール、インスタグラムのメッセージ、お電話等でお気軽にお問い合わせください。
2024-08-06
レトロな椅子張り替え
お祖母様から受け継がれた椅子の張り替えご依頼です。
昭和レトロ、とでも言うのでしょうか。
ミッドセンチュリーデザインを思わせる、曲線からなるかたちとこじんまりしたサイズが、とても可愛らしい椅子です。
経年劣化で合皮がかたくなって破れてきてしまっているので、まずは取り除きます。
続いてウレタン類も外してしまい、枠だけの状態に。
ごくシンプルに、曲げた板と、細い金属の棒でできています。
いつものごとく、間の写真を撮り忘れていますが、、
新しいウレタンで、このフレームをふっくらしたかたちに肉付けしていきます。
その後、布を各パーツのサイズに合わせて裁断。
座面のぽこぽこしたデザインになる部分は、ウレタンのシートに布を乗せて一緒にミシンで走って、キルティングの要領でステッチを入れ、それで椅子を包んで張っていきます。
最後、タッカーの針で止められないところ、背もたれの下側と、肘の後ろ側は、曲げ針を使って縫い合わせています。
足に巻いてあった黒いテープは剥がし、磨いてぴかぴかに。
ふっくら肌触りもよく生まれ変わりました。
アンティーク品でも、高価な品でもない(失礼、、)、古いごくふつうの椅子ではありますが、そういうものこそ、こうやって直して使い続けよう、と思ってもらえるのが嬉しく、なんだか心があったかくなります。
ご依頼、ありがとうございました。
2024-07-31
8月のカレンダー
8月のショウルーム営業日です。
営業時間は9~18時頃まで。
時々不在のことなどありますので、お手数ですができるだけご予約いただくか、来られる時にご確認くださった方が確実です。
またお盆やすみ期間、closeとなっている日も、事前予約で対応可能な時もありますので、お電話、メール等でご相談ください。
インスタグラム@murakamiisuのメッセージからでもOKです。
Re:椅子は通販も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
よろしくお願いいたします!
2024-07-29
秋田木工のスタッキングスツール
定番人気、秋田木工のスツール3脚、色違いで店に並んでいます。
・濃い茶色の脚+薄ピンク
薄いグレーの地に濃いピンクの糸が刺し子風に織ってあるデンマークの可愛い布です。全体的にはうっすらしたピンク色に見えます。
・薄い茶色の脚+生成り
すこしムラのあるベージュっぽい白。リネンとビスコースの混紡で、爽やかな肌触りです。真っ白ではないので、汚れが気になる方もそんなに気にならないかなと思います。
・明るい茶色の脚+グリーン
深い緑色が綺麗な、ウールとアクリル混紡の国産平織り生地です。
上の写真うつりでは脚の色がいろいろに見えますが、白と緑は、同じ色です。
こんな感じ。
得意とする曲木の技術を使った脚は完成されたデザイン。綺麗なだけでなく、ひょいと持ちやすく、重ねることもできます。軽いのも使いよいです。
カーブさせてある座板のおかげで見た目だけでなく座り心地も◎ですよ。
仕入れの都合で、色によって価格が違います。