村上椅子

2017-09-11

Re:椅子

昭和の食堂椅子

久々にRe:椅子のページを更新しました。
以前よく手がけていた、懐かしい雰囲気のこぶりな食卓椅子のリメイクです。いろんなメーカーが同じような形で出していたので、ある年代以上のひとは、ああ見たことあるな、という椅子だと思います。私のおばあちゃんちにも、赤や緑のビニールレザーで張られたものがたくさんありました。昭和の食堂椅子と勝手に呼んでいます。

今回は、塗装の色が気にいらなかったので、すべて落としてオイルを塗り、ナチュラルで優しい雰囲気に変身させました。

背と座面の曲線がきれいなので、それがよく表れるモケットが似合うと思います。左から、辛子色、柔らかいグレー、ブルーグレーに。木部の色は辛子色のだけ、少し濃く、他の2脚は明るい木の色です。

 

背もたれ後ろは控えめな鋲仕上げ。

あまり広くスペースをとれない、団地やアパートの食卓用として考えられたのでしょうね。
気になられる方はお早めに見にいらしてください。

 

サイズなどは、こちら 

 

2017-09-02

作業風景

9月、近況

朝夕ぐっと涼しくなってきました。いつの間にか蝉の声も聞こえなくなって、季節は確実に移り変わっていますね。
すっかりお久しぶりの日記になってしまいました。

ここのところ、毎日パソコンの前に座っておりました。諸事情あって、今年初めからの帳簿を新たに作り直さなければならないことになり、地道に新しいソフトにせっせと書き写す(打ち直す?)作業を何日か続けていたんです。

ようやくすべて終わり、今日久しぶりに張り替え作業にもどりました。
そうしたら、無心になって手を動かし、ものを作り上げていくことの楽しいこと。

エアコンをつけなくてもなんとかいけるようになったので、窓を開けてミシンをかけていると涼しい風がブワーッと入ってきます。外は気持ちよい晴れ。時々小鳥のさえずりまで聞こえてきて、まちなかじゃないみたい。これで、窓の外が緑いっぱいだったら最高なのだけど。

いつでもそうです。事務作業をしていると、早く仕事しなきゃ、、とそわそわしてきます。わたしにとっては仕事=手と体を動かして、物を作ることなんだなあ、と実感しています。楽しいと思えることを毎日の仕事としていられるのは、幸せなことですね。

ショウルームのRe:椅子が補充されることなく、減ってきているのも気になっています。がんばって作っていきますので、少しお待ちください。

そして今日完成した、デスクチェア。
色合わせが楽しい椅子になりました。

2017-07-13

おしらせ

臨時休業のお知らせと8月の営業日

本格的に蝉も鳴きだし、蒸し暑い毎日にすでにばて気味、、。苦手なこの季節をなんとか楽しく過ごせないかと毎年考えますが、結局はただただ過ぎてくれるのを願って淡々と日々過ごすのみです。

さて、ドタバタで7月の営業日を載せるのを忘れておりました。
勝手ながら29日(土)のショウルームはお休みさせていただきます。他の日は通常どおり、ショウルームは木金土の営業です。よろしくお願いいたします。

また、8月のショウルームは予約制とさせていただきます。(赤い丸は休業)。お越しになる前にご連絡ください。
事前に、お電話かメールでご確認いただいた方が確実です。お手数ですが、よろしくお願いいたします。

・・・

 

ベランダの時計草が咲きました。毎年、枯れたかとおもったらちゃんと芽を出し、蔓を伸ばして美しい花で楽しませてくれます。涼しい部屋の中からぼーっと見ていたいなあ。。

2017-07-05

おでかけ

田中さんのショウルーム

お願いしていた、定番ソファのフレームが出来上がったとの知らせをもらって、久しぶりに田中智章さんの工房を訪ねてきました。昨年?いや一昨年?永源寺の奥の山あいの作業場を、東近江の開けた雰囲気の地へ移され、この春、工房の隣にショウルームもオープンされたところです。

作業場から、ショウルームに入ります。

木を挽いた跡のギザギザを残した、自然な雰囲気の床がすてき!そして気持ちよい光。

田中さん定番の組み立て式のソファ(写真奥)、久しぶりに座りましたが落ち着く高さ、奥行き、シートの硬さも◎。いいソファだなあ〜とあらためて。

村上椅子のハイスツールの革張りバージョンもこちらにあります。

三本足のスツール、すらっとしていてかっこいい。座面の楕円も美しくって、さすがのデザインです。窓には釣りのランディングネットもずらり。いたるところに、田中さんのセンスが光ります。

新しい工房とショウルームは、ことうヘムスロイド村という、五つのアトリエが集まった林の中にあります。田中さんのショウルームにもガラスや鉄など、他の作家さんのものがちらほらと置かれていました。

私たちの店に棚など置いていると、尋ねられることも多かったので、田中さんの家具を実際にご覧になって話もできる場所ができて、嬉しいなと思っています。

ぜひぜひ、ドライブがてらお出かけくださいね。

 

tanaka wooden works

滋賀県東近江市平柳町568 ヘムスロイド村C棟

 

 

2017-06-22

注文製作

「空間現代」の椅子

昨年東京から京都に拠点を移されたバンド、「空間現代」さん。その事務所の椅子を見繕ってほしいと依頼されて早数ヶ月、ようやくすべて整って、無事納めてきました。

まず長く低いテーブルがあり、それに合わせた椅子を4脚欲しいとのこと。ちょうどタイミングよく仕入れた椅子(下の写真)があったのでご提案しました。

喫茶店かどこかで使われていたのでしょうか。小ぶりな丸い椅子です。
このレトロ感も良いですが座り心地もアップさせたいのでちゃんと張り替えます。脚もカットしました。

色柄、素材感はゴージャスだけど丸っこいかたちのおかげで可愛らしい椅子に。このモケット生地、今まで使ったどれよりも分厚くまるで絨毯のよう。なかなかの存在感です。

お揃いで、お持ちだった肘付き椅子も張り替えました(写真一番上)。ハイバックだったのですが全体のバランスをみて、背もたれのフレームをカットして低くしています。

そして、窓際には長い机に合わせた長いベンチを。

こちらはもともと板張りだった古いベンチをリメイク。塗装もやり直し、クッションをいれて黒いヌメ革をランダムな幅で縫い合わせて張っています。縁はきらきらと細かい真鍮釘で仕上げました。

 

ワンフロアの半分側はデスクの並ぶ事務スペース。すぐ隣り合って同じ室内にありながら、全く異質な雰囲気をもつ空間が出来上がりました(全体像を取り損ねましたが、、)。

さらに、これらの空間をまとめるものとして、窓一面の大きなカーテンも製作しました。
高さ180cm幅470cm(おおよそ)の広い窓。かなりの面積を占めるので責任重大。

光を通しすぎず、遮りすぎない程よい厚みの白い麻(リネン)をポジャギのように縫いつないで、アクセントに椅子に使った花柄の生地と黒い革とを所々に縫い付けています。
そうしたことで、光を通さないところと白いパッチワークの縁取り、そして窓のサッシの影が合わさってできるリズムがとても面白い効果を生み出しています。

といっても椅子屋なので、カーテンを納めた経験はほとんどなく、吊り下げた時の長さがどうなるか少し心配していたのですが余裕を見ていたのがちょうど良い塩梅で一安心しました。カッコよかったなあー。

 

空間現代さん、明日から4日間(6/23~/26)、以前椅子をいろいろと納めさせていただいた、劇場アンダースローで公演の「ファッツアー」で音楽を担当されます。また、7月には運営されるライブハウス「外」にて上演があるそうです。興味を持たれた方はぜひこちらを。

空間現代