2012-04-21
2012/04/21
いよいよ、作業場も古イス市にむけての雰囲気になってきました。
注文の仕事の合間に少しずつ、なんて言っていると
一向に進まないので、古イスをあいだに挟みながら
こなしていきます。
さて、その古イス市の案内、まだですかと言う声もちらほら。
すみません、、、只今DM作成中ですので、もう少しお待ち下さい。
どんな椅子が出るかちらりと。
写真奥でイスオさんが作業しているのは、
木の肘掛け付きの1人掛けソファ。二脚揃いです。
そして、今年は珍しい三人掛けも出ますよ!
(手前に写っているの)。
すっかりきれいにフレームだけになって、
張り替えられるのを今かと待っています。
2012-03-03
洗濯日和
外はぽかぽか気持ちよいお天気。
店の前で、椅子たちが行列しているわけは
張り替えた椅子の座面の取付け作業。
屋外での作業も、こんな日は楽しいものです。
明日からまた、天気がくずれるということで、
お洗濯、お洗濯。。
と、これはカーテンではありません。
これから製作する、ソファカバーの生地なんです。
洋服を作るときには、裁断する前に「地直し」という作業をしますよね。
服が出来上がって、洗濯したときに縮んでしまったり歪んでしまったりしないように
生地を一度、水に浸してから、目を真っすぐに整えて乾かし、
それから裁断、縫製にかかります。
椅子生地の場合、あまり「洗う」という事は想定されていないので
そのような作業は普通しないのですが、
今回は、カバーなので、お洗濯のことを随分気にされていたことと、
縮みやすい天然素材(コットンリネン)の生地を使うということで、
あらかじめ、一度水通ししてから、カバーを作ることにしました。
生地の取り扱いメーカーは、ドライクリーニングを勧めていますが
やっぱりお家で洗ってさっぱりしたいですよね。
綿と麻なら、家で洗えるはず、、と私なら思ってしまうので。
2012-02-18
時代のながれ
レトロな座椅子の張り替え。
麻のベルトが切れてしまっているのを
こんななおし方してあったけど、、、
ガムテープに、新聞。。
新聞貼ってある意味が分かりません。
もちろん、また切れてました。
日付不明の「日刊工業新聞」。
繊維業界、輸出が好調だそう。
新製品コーナーでは電光時計が紹介されている。
いつの話なんだろう。
椅子の中からでてきた置きみやげに
しばしタイムトリップ、
これもまた楽し。
2012-02-16
こころがうごく
椅子張りやは、家具の仕事ですが、
布を扱うのが仕事でもあります。
布の包みを開けるときのワクワク感。
今回は特別です。
お客様のご依頼で届いた、
ミナペルホネンの布。
タンバリンというタイトルで、
ウールの生地に丸い刺繍の文様が
ずらりと並んでいます。
色、風合い、重み。
手に取って扱うだけで、心を動かされるような
素敵な布でした。
たくさんの布を扱っている私たちですが、
きっと、高いんだろうけど、
ちゃんとそれだけの値打ちのあるのモノだなと
久しぶりに感じた布だ、とイスオさん。
模様や色決め、デザインから生地の製造まで、手間ひまと
たくさんの思いがこめられて作られていることでしょう。
この布を使って、ソファを張り替えます。
とっても楽しみ。
使うときまで、しわが寄らないように巻いておきます。
なんてきれいな、裏のこの黄色。
ただ巻くという作業まで楽しい、、、。
・・・
そして、この心に生じた動きから、面白い連鎖反応が。
もうずいぶん前から、
もやのかかっていた2人の頭の中に
さっと風が吹いたように、
少しずつ、考えが動き始め、
少しずつ、繋がって、カタチを創りはじめています。
次なる「村上椅子」にむけて。
2011-11-18
連結鋲
ずらっと並んだこのかざり鋲。
打っていくのはさぞ大変だろうとお思いでしょうが、、
実はとめてあるのは四つおき。
この、5つにひとつ、穴の空いているところだけ
鋲を打てば良いという、便利な「連結鋲」があるのです。
さらに大きな工場になると、エアーで鋲を打っていける
鋲打ち機なんてのも存在するのですが、
ここは地道に金槌で。
これ、ただ楽をしようとこうなっているのではありません。
ひとつづつ鋲を打つより、木枠への負担が随分少なくなるのです。