2021-04-15
小椅子張り替え


ビニールレザーの表面が剥がれて、みごとにボロボロになってしまっていたこの椅子。
これは張り替えがいがありそうです!
ご来店いただいて生地選び。イメージを変えて柄物の布もいいなと、ショウルームに置いている椅子を参考にいろいろ悩まれました。メールでのやりとりは便利ですが、やはり実物をみていただいたりお会いしてお話を伺っている中からこういうものがいいんじゃないかな、など新しい提案が生まれたりします。
そうして選ばれた布で、さっぱり可愛く変身しました。

張り方のデザインも、変わっているのがわかるでしょうか。そのままの形に直すのがベストとは限りません。既存のフレームを使いつつ、ウレタンでの肉付けの仕方やミシン目のはいる位置などで、よりこの椅子が素敵に見えるような張り方を考えます。
この椅子の場合は、背もたれの下の方の両脇にあったつなぎ目をなくしてすっきりとさせました。緑の布が残り少しで全体分足りなかったので、背もたれ裏から前の下ぐるっとはグレーベージュ系の無地のものを組み合わせています。その切り替えをパイピングをいれてアクセントにしてみました。座面も丸いのがポコッと乗っているような感じに変えています。



実は仕上がりが今ひとつイメージできなかった、というお客様。椅子をお送りしたところ、可愛い!張り替えを頼んで良かった!との嬉しい感想をいただき、ほっと一安心しました。
お家にある、小さな一脚からでも、こうやって張り替えを楽しんでいただければ嬉しいなと思います。
2021-03-30
ソファ張り替え

木製ソファ、1人掛けと2人掛けの張り替え依頼です。
座面の布が汚れてきているのと座り心地の改善のため、引越しを機に張り替えされました。
布選び。

みなさん、どうやって張り地を選んでいくかはそれぞれです。最初から明確なご希望を持たれている方もあれば、何かオススメを、、と聞いて来られる方も。今回は、グレー系かベージュ系で、というところから布の織りの感じや色のトーンを絞り、いくつか候補をあげていきました。最終的にはこれまで使われていたのと同じ布の色違いに決定。ribacoさんのNCシリーズ、廃色になったり新色が増えたりはありますが定番でずっと作られているので何年もたった後に買い足したり、ということにも対応でき、色数も豊富で頼もしい商品です。素材がウール×アクリルで、季節感がやや出るのが残念ですが、そこが気にならない方にはおすすめしています。

作業工程とばして、出来上がり。こちらは2人掛け。(写真がぼけていてすみません。)
座面クッションの厚みを増してふっくらさせ、座り心地を更新しました。そして、この特徴的な背板が隠れるのはもったいないのですが、奥行きが深く背中が痛くて座りにくいということだったので、クッションを追加しました。


床に座っているような、低い目線のソファ。広びろとした肘掛はテーブルにもなりそうですね。
ご依頼主は木の家具製作をされている「いえのぐ」さん。時々お仕事をご依頼いただいたり、お付き合いさせていただいています。卒業制作として作られてから、ずっとご自宅で使われてきたそう。今ではご家族も増え、すでにお父さんの座る場所はないかも。。。ですが、愛着もひとしおですね。これから新しいお家でまた歴史を刻んでいってくれるのも楽しみです。
2021-01-28
セブンチェア張り替え

張替前

張替後
ご紹介しそびれてもう昨年のこととなってしまいましたが、セブンチェアの張り替えを承りました。
デンマーク、アルネ・ヤコブセンの名作椅子。肘つき、肘なし、全体を張りぐるんだもの、プライウッドの木目を生かした仕上げのもの、着色塗装された物などいろんなバージョンがあり、1955年にデザインされてから今まで作り続けられている椅子です。
こちらは成形合板を包み込まずに、体に当たる側の面だけ布張りされているタイプ。オリジナルにならい縁を細いパイプで仕上げ、フレームを見せる仕上げにしました。いろいろ検討した結果、全く同じ部材を入手するのは現実的でなかったので、1ミリほど太い芯を使っています。



白とブルーのコントラストが美しく、目を引く椅子となりました。
さっぱりしましたね。
2021-01-19
ピアノ椅子張替

ピアノ椅子張り替えのご依頼です。
長年のご使用で、ビニールレザーも硬くなってしまっています。
張り地は、お客様お手持ちのビニールコーティングされた布で。

この形のピアノ椅子といえば、エンジのような紫のようなあの色しか見たことがないですが、ガラッとイメージが変わりました!
クッションもややふっくらさせています。

こんな毎日ですが、少し景色が変われば気分も心なしかスッキリするような気がします。身近にあるものを変身させてみませんか。
そういう我が家にも、同じような年季の入ったピアノ椅子が。そのうち可愛い色に変えてみたいです。
2020-12-23
北欧椅子張り替え

デンマークの椅子の張り替えご依頼です。
この布がとても気に入っているけれど、傷みがひどくなってきたので張り替えられる、ということで似た生地を探したのですが…
この糸の太さがいろいろで深みのある織りの、しかもチェックで同系色となると全然見つかりません。さてどうしましょう。
そこで、子どもが気にいるような、明るく楽しい雰囲気にしたいというご希望もあったので、背もたれと座面の色を変えてあそんでみましょうとご提案しました。
背は黄色系、座はグリーンからブルー、でいろいろ検討した結果、こんな感じになりました。


選ばれたのはイギリスの麻の混じったウール。青が強く写っていますが、もう少し緑みがかった色で、他の色の糸も織り込まれていて雰囲気のある布です。背もたれも同じものの色違いで。
すてきに生まれ変わりました。

さて、このもともと張ってあった古い布、思い出も詰まっていることと思うとなんだか捨てがたく、座面の真ん中の方はまだまだきれいな状態だったので、ふと思いつきました。
きれいに洗ってから、小さな座布団に。以前から作っているつなぎ布の小座布団くらいのサイズで、木の椅子などに合わせて使ってもらう感じです。裏側は手持ちの同系色の水色の布をあわせました。

友人夫妻の依頼だったので、内緒で一緒に箱に入れて送ったら、とっても喜んでもらえて私も嬉しくなりました。
そういえば、バタバタしている間にこの秋、店のオープン13周年を迎えました。前の場所で始めてからは18年になります。
これからも張り替えを楽しんでもらえるアイディアをいろいろとご提案できたらなと思います。