2008-06-27
ローズウッドの椅子
今や稀少なローズウッドをフレームに使った椅子の張り替えです。
何十年も前に京都の老舗の家具屋さんで購入されたそう。
張り替えのしごとをしていると、そういう普段お目にかからないような
椅子に出会えるのが楽しみでもあります。
その分、今買おうと思っても手に入らないものだけに、
(もちろんその家の歴史もつまっているわけですし)気も使います。
この椅子は本体フレームに座と背のクッションがおいてあるタイプで
肘の下の部分にはクッションと同じ革を張ったパネルがぴっちりとはまりこんで
いました。
椅子の張り方というのはだいたいパターンがあるので、経験上
これはこうやって分解するのだなとか、めくっていくのだなとか、わかるものですが、
このパネル、フレーム下から留めてあるビスをはずしても取れない!
おかしいなあ、他にもどこかでとまっているのかなと、いろんなところを分解…。
結局は長年の使用で革がフレームとぴったり張り付いていていただけでした。ほっ。