2022-07-23
辻木工のダイニングチェア
続いてRe:椅子のご紹介です。
昭和のはじめに福岡で創業した木工家具メーカー、辻木工のダイニングチェア。
こちらはおそらく70年代から80年頃の、少しモダンな雰囲気の椅子。北欧の椅子を意識したデザインでしょうか。
背もたれはちょうど腰にあたるくらい。カーブが優しくフィットして、そのカーブの終わりはちょっとした肘置きになっていて、これがあるだけでとても楽です。
後ろ姿もきれいです。
上から。
フレームの塗装は少し傷がありましたが全体的にはきれいなので、補修程度にしています。
今回は座面のふちを薄い感じに仕上げてみました。座るところは3センチの厚みのクッションが入っており、クッション性は十分です。
張り地はオーソドックスな平織りのものを。ウールとアクリルの混紡ですが全くチクチク感はなく、さっぱりとした雰囲気です。最近はこんな落ち着いた色にひかれます。
2脚あります。
ダイニングテーブルに合わせてぜひどうぞ。
サイズ、価格はこちら。
Re:椅子 no.239,240
2022-07-22
肘つき長椅子
肘つきの長椅子ができあがりました。ずらっと並んだボタンがアクセントです。
置いてあるのを早速みつけたうちの子、きれいやなあ!誰が作ったん?と。高評価でした^^
3人並べるくらいの幅はありますが、奥行高さも控えめで、3人掛けソファとしてはコンパクト。街中のふつうのお家には、いいサイズだなあと思います。
すっきりシンプルな肘かけ。
背もたれ裏側には銅の鋲。これから渋い色になっていきます。
張り地はくすんだ緑系のミックス生地。濃いグリーンやオレンジっぽい茶色、オリーブ色。いろんな糸が織り込まれています。見た目に反して、触り心地はすべすべです。張り替えてないのかというぐらいレトロな雰囲気な布で、すでに馴染んでいますが、今回はあえてこれを合わせてみました。
もちろん中身のバネやクッション材はすべて取り替え済み、座り心地はしっかりめです。
ぜひ座ってみてくださいね。
サイズ、価格はこちら↓
Re:椅子 no.238
2022-07-21
もじゃもじゃ
羊のかたちのオットマン、モジャライフ。
最終工程は毛づくろい。
実はお腹の底につなぎ目があるんです。
分厚い羊毛の織り込んである生地を、ミシンで筒状に縫い合わせています。
毛足が長いから縫うのもちょっとたいへん。その、巻き込まれている毛をほぐして毛並みを整えます。
完成です。
2022-07-16
オールドマルニの食堂椅子
新しく店に並んだRe:椅子のご紹介です。
その昔よく見た形の食堂椅子。こちらはマルニ木工のシールが貼られていました。
このロゴマークは1950~70年代中頃まで使われていたそう。
上から。座面の形がきれいですね。
わたしは横からのこの姿が好きです。
よくある食卓椅子と少し違うのは、座面を丸くツルッと張るのではなく細いマチがついて立ち上がっているところ。これは、元々の張り方にならいました。この工程でかなり手間がちがうのですが、ぱきっとした立体感がでて印象的です。
生地は茶色がかったグレーのあまり織り目の目立たないスベッとしたものをあわせてみました。
背もたれの縁にも同じく細いパイピングを回してちょっと一手間。
小さめの黒い鋲でとめています。
フレームには少し塗装の剥がれや傷がありますが、修理済みです。
座高はテーブルやデスクと合わせて使える高さ。コンパクトで軽くて、使いやすそうですよ。
ぜひ座りにいらしてください。
価格、サイズはこちら↓
Re:椅子 no,237
2022-07-14
7月の営業日
気がつけばもう半分過ぎていますが、今月も予約制にて営業しております。
ご来店希望のかたは、できるだけ前もってお電話かメールにてお知らせくださいね。
基本的に日祝はお休みです。
…
縁あって、ベランダのプランターでワタをそだてています。
春に種を植えたものがすくすく育ち、ついに花が咲きました。
なんだか生え方が似ているなとは薄々感じていましたが、花もオクラにそっくりではないですか!
↑こちらが同じく春からベランダで育てているオクラ。
調べてみるとどちらも同じアオイ科に属しているようです。なるほど。
オクラは美味しくいただくとして、ワタは実がなってふわふわの綿ができるのを待ちます。
そこから、糸を紡いで、並行して育てている藍やマリーゴールドで染め、織って布にするというところまでいけたらなという計画。
ここまで手をかけて作った布は、それこそ小さなかけらも無駄にできないでしょうね。
楽しみです。