2006-04-04
木の椅子
先週末から、二件の家具職人さんの椅子を、お預かりしてました。
一つは座面だけ曲げベニヤに生地を張る依頼、もう一件は座面と背中を張る依頼。
どちらも木のダイニングチェアですが、作る人によって、全然雰囲気が違います。
知り合いに聞いて、という感じで、家具職人さんが椅子の張りを頼みにこられることがけっこうあるのですが、持ってこられる椅子にはその人らしさがよく現れていて、面白いなと思います。
ちょっとした面の取り方だったり、角度だったり、バランスだったり。
それぞれ作り手さんの顔が見えてくるようです。
さて、張り部分で雰囲気を壊してしまう訳にはいかないので、思いを汲み取って全体としてその人らしい椅子になるように張るのが、私たちの役目。
樹輪舎さんにお納めした椅子の座面は、どうやら気に入っていただけたようでした。
もう一件のものはシンプルだけど丸みのある、どこかかわいらしいデザインで、張り地もざっくりめの布だったので、背中も座面も丸い柔らかい感じに張りました。
了承を得てないので写真が載せられなくて残念。
思い通りの姿に仕上がっていたらいいんだけど。