2011-11-11
鹿ヶ谷にて
今月後半に行われる、展覧会の案内を届けて頂きました。
五人の作家のセルフプロデュースによる合同展です。
岸野寛(陶)
佃眞吾(木工)
新宮州三(木工)
村田森(陶)
大宅稔(コーヒー焙煎家) (以上敬称略)
以上の錚々たる顔ぶれの作家さんたちが会期中常時在廊とのこと。
力の入ったかっこいい(と書いてしまうと薄っぺらいですが)
ポスターも、見物です。
工芸のトップライターの方がそれぞれの作家ごとに紹介文を書かれた、
五種類のポスターが用意されています。
村上椅子の店にも数部おいていますので、ぜひお持ち帰りください。
会場となるのは、京都の東部、大文字山麓にある鹿ヶ谷山荘。
案内から引用すると、、、
『鹿ヶ谷山荘とは
エスニック料理店や民族雑貨の店を古都・京都に仕掛けた
稀代の洒落男であるグランピエ商会の岡田幹司さんが、
古い山荘の贅沢な建物とロケーションを存分に生かして
プロデュースした京料理店。大文字山の麓にあり、
山荘の広いテラスからは京都の町を一望できる。昨年秋に
惜しまれつつクローズ。一年ぶりに五人展の会場として
一般公開される。折しも庭や周辺の紅葉が見ごろを迎える。』
、、だそうです。
絶好の眺め、紅葉と、雰囲気のある山荘の建物に
ハイレベルな作品たち。
そしてこのたび「一作家」として参加されるオオヤさんは
「異色ではあるけれど、素材にこだわり、生かし方に苦心するありようは、
優れた工芸家の姿と重なるものがある」と
評されています。宝石のようなコーヒー豆をたずさえて挑まれるそう。
なんとも贅沢な展覧会、
ぜひこの機会をお見逃しのないように。。
***
鹿ヶ谷にて
五人展
2011年11月23日(水・祝)~27日(日)
鹿ヶ谷山荘 京都市左京区鹿ヶ谷徳善谷町4-16
お問い合わせは KAFE工船 075-211-5398(火曜定休)まで。
2011-10-21
misslim
以前オープンの際にお手伝いさせていただいた紅茶の専門店ミスリムさん。
(その様子はこちら→○)
今回はアンティーク椅子の張り替えのご依頼です。
緑色の革張りの、ボタン締めの小椅子。
ところどころ破れてしまって、随分お疲れの様子です。
背もたれをめくったら、
ワタがこんなにたっぷり。。。
それをめくったら、
なんかぽわぽわしていてかわいらしい。
これは表のボタンを紐でひっぱってとめているのです。
以前このブログで紹介した「本絞り」は一カ所ずつ革を折ってヒダをとっては
くるみボタンでとめていきますが、このいすの絞りは、ちょっと簡易化されたもの。
あらかじめミシンで格子状の模様に縫っておいて、
それを張ってしまってから、ボタンを留めます。
・・・
お納めした様子。
二階の吹き抜け横のこのスペースは、常連さんのお気に入りの席だそう。
この椅子が無い間はとても残念がられていたそうです。
綺麗になった椅子で、またくつろいでくださいね。
ミスリムさんは、本格的な紅茶が楽しめるのに、
堅苦しさがないのがよいところ。
店主さんの穏やかで控えめな人柄がきっと表れているのでしょうね。
素敵なインテリアで、目にも楽しい。
ぜひ行ってみて下さい。
*MISSLIM
京都市上京区河原町丸太町下ル伊勢屋町400
tel/fax 075-231-4688
2011-09-15
再発見
まだまだ日中は暑いですが、朝夕は涼しい風も吹き
少しは秋の気配を感じられるようになってきました。
この秋は京都観光、と考えておられる方も多いのでは?
そんな方にお薦めの一冊。
枻出版社の「Discover Japan」は
「日本の魅力、再発見」をテーマに、
宿、食、工芸など世界に誇る日本文化を紹介する、雑誌です。
10月号は「この秋、京都はこう歩く。」という特集。
実際京都に住んでいてもなかなか出向くことがなく知らない事ばかり。
この秋こそは、ぜひ色々と訪ねてみたいものです。
さてこの号の「京都スイバ新聞」の
”ここじゃないとアカン”店コーナーで
村上椅子をご紹介頂いています。
「スイバ」っていうのは京都弁でお気に入りの場所のことだそうです。
ご存知でしたか?、、、私は知りませんでした。
京都の人がお薦めする店ということでご紹介いただきました。
ありがとうございます。
秋が深まるのに向けて、あったかそうなバッグやこものも
少しずつ製作しています。(今は見るだけで暑いけど)
もう少し涼しくなったらお店にも並び始めますので
ぜひお楽しみに!
2011-09-10
北欧から
布持ち込みでの張り替え依頼も承っております。
・・・
ベーシックなベージュの合皮張りのこの椅子。
これを、お客様がフィンランドで買って来られた生地で張り替えました。
アーティストたちの集まるマーケットで手に入れられたそう。
リバーシブルで使えるのを生かして、
座と背もたれの表側は黒ベースを表とし、
座のマチと背もたれ裏側、パイピングは白ベース、
というふうに張り分けました。
生地の作家さんも、自分の布が海を渡り、
遠い国で椅子になるのを楽しみにされているそう。
世界で一つだけの椅子になりました!
2011-08-25
シュプール
発売中のSPUR10月号 に村上椅子が掲載されています。
「東京・関西 このインテリアショップがいい!」
という特集のRepairのコーナーで
東は、ソファの老舗、東京目黒のSTANLEY’Sさんに対し、
西、村上椅子というアンバランスさで載せて頂いています。
ありがとうございます。。
ぺらぺらとページをめくっていて私たちの写真を見つけたムスメ、
何故だか「ぎゃははは~」と大ウケ。
とうちゃん!かあちゃん!と順番に指差してはずーっと笑っていました。
さてさてほかには、オリジナル家具やヴィンテージ家具のお店から、
ファブリックやガーデン、パーツの専門店など、
こだわりのショップがぎゅっと凝縮されて載っています。
行ってみたいお店が色々で、
もう少し涼しくなったらインテリアを変えてみたいなあ、、
とか想像するだけで楽しくなってきました。
ぜひぜひみなさまもご覧になってください。