村上椅子

1928ビル


今日は展示会をしている建物について御紹介します(すでにご存じの方も多いかとは思いますが)。
その名は、1928ビル。建てられた年(昭和3年=1928年)にちなんで名付けられたそうです。
もともとは、毎日新聞京都支局のビルで、写真には写ってませんが、上の方に社章である星をかたどった窓が左右二つあり、おしゃれな外観。いつもはそんな上を見て歩かないので、星があるのは今回初めて知りました。
中もけっこうそのまま使われていて、ペンキこてこてなのも、少し汚れているのも、歴史が感じられていい感じです。

地下と2階にはカフェがあり、ひっきりなしに人が出入りしています。
1階入り口は小さな期間限定ショップになっていて、現在はすてきな洋服屋さんが。ワインや紅茶で染めたという綺麗なピンクのノースリーブや、グラデーションに布やくるみボタンがコラージュされ、ステッチが走るキャミソールなど、爽やかでかわいらしい服がならんでいます。
そして、お隣はこれまたすてきなアクセサリーやさん。独創的なハンドメイドの作品がたくさんあり、どこかヨーロッパの街角の小さなショップを思わせるような空間です。
その奥に、大小二つのギャラリー。そして3階はフリースペースになっています。
地下のトイレもなかなかおもしろい作りですよ。

このビルは、現京都市役所など京都の近代建築を数多く設計した武田五一というひとの設計で、京都市の指定文化財にもなっているそうです。うむうむ、勉強になりました。
他にも、三条通には歴史的な建物がいろいろとあるので、探検してみるのもよさそうです。

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