村上椅子

2026-03-09

背もたれの張り替え

張り替えのご依頼。
座面は以前に張り替えられたとのことで、今回は破れてきた背もたれのみの張り替えです。

背と座、違う柄物の布で、ともすればガチャガチャした感じになりそうですが不思議と馴染んでいるので、このイメージを少し残しつつ少しシックな感じにまとめました。

座面と同系色の、ブルーと茶色系のストライプの織地で。

ここで、ちょっと鋲のはなしを。

この連続した鋲、ひとつずつ鋲を打ちつけるのではないんです。

他の椅子の写真ですが、こんな感じで連結した長い鋲に4個おきに穴が空いていて、
そこだけ鋲を金槌で打って留めて行きます。

これは、必ずしも手抜きして楽をしている、と言うわけではないんですよ。
布地はこの鋲でとめるのではなく、先にタッカーで張って、それを隠すために鋲を重ねて留めるので、全部に鋲を打っていくとフレームが穴だらけになってしまいますよね。
しかもこの鋲をとめているところはだいたい1センチぐらいの幅しかありません。
張り替えの場合、すでに前の釘の跡もたくさんあって木が傷んでしまっていて、鋲が効かない場所があったり、ということもあります。そんな場合は少しずらして打ったり(なおかつ見た目はまっすぐにみえるように調整)という工夫もします。
ですので、この連結鋲はできるだけ木枠に負担をかけないためには、よく考えられたものだなと思います。

以上、今日はちょっとマニアックなお話をお届けしました。

 

 

2026-03-02

おしらせ

3月のカレンダー

※この投稿がいつも一番上に出るようにしています

○印のところ、毎日曜日と、27,28日はお休みです。

そのほか不在の時もありますので、できるだけ事前にメールやお電話などでご連絡ください。

お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。

sakana

久しぶりに、さかなクッションを作りました。
ショウルームに並べて販売しています。

とてもゆる〜っとしたペースですが、気づけば作り始めてから10年以上。
細々と作り続けてno.70まできました。

全長60cm弱くらいの、魚の形のクッション。
椅子に置いているだけでちょっと和みますが、腰に当てたり抱き枕にしたりと、実用性もなかなかのもの。

なんとなく好みの色の組み合わせやパターンは出てきますが、
その時々の気分でハギレを継ぎ合わせ、二つとして同じものはありません。
お気に入りの子に出会っていただければ嬉しいです。

今回は全体的にちょっところんとした形。
ちょっとシックなこんな子もいますよ。

15400円(税込)

通販も対応しますので、気になるものがありましたらお問合せください。
詳細画像をお送りします。

2026-02-12

張り替え

ピアノ椅子張り替え

古いピアノ椅子の張り替えのご依頼。
相当くたびれた様子で、これは張り替え甲斐がありますね。

同じようにフリンジをつけようかとも思いましたが、
以前の施工例をご覧になって、同じ仕上げ方でイメージチェンジしました。


若草色で、リフレッシュ。
すっきりしました。

また、たくさんピアノを弾いてくださいね。

2026-02-09

張り替え

スツールの張り替え

古いスツールの張り替え依頼です。
華奢な丸脚、ゆったりした座面に持ち手がついて
面白いデザインの椅子ですね。

タッカーではなく釘で生地を止めてあるので、かなり昔のものと思われます。

→ 60年近く前のものだったようです (2/18 追記)

麻のテープを編み、藁で土手が作ってあります。
そして中には細かく刻んだ赤ゴム(と呼んでいますが、正式名称はなんでしょうか。。ウレタンフォームが出回る以前のもの)と藁がつめてありました。

加工、成形しやすいウレタンが出てくる以前はこのように手間をかけて形作っていたんですね。

さて、全て釘を抜き古いものは取り除いて、枠だけにして
強度のあるシートを張り、2層のウレタンで硬さを調整。
いつものごとく途中の写真撮り忘れで文章の説明のみですみません。

2脚あり、それぞれお好みの張り地で仕上げました。

黒い牛革と

こちらは個性的なボーダーの布で。

それぞれ異なる雰囲気の仕上がりとなりました。

受け継がれた椅子たち、生まれ変わってまた長くお使いいただけると嬉しいです。