村上椅子

2006-01-18

張り替え

ばね、初挑戦


この間に引き続き、またバネを吊った古い椅子の張り替えの依頼がきました。
今度は食卓用の椅子4脚。
いつもイスオさんがやっているのをちらちらと見ていましたが、今日は『やってみる?』とのお言葉。初めてバネに挑戦です。
木わくの座のまわりには藁をぎゅっとまとめて麻布でくるんで釘でとめて、ぐるりと縁が作ってあります。その内側に縦横に張った麻のテープの上に四つのコイルバネを置いて、縦、横、斜めにバネヒモでくくりつけてきっちりと固定します。
難しいと思ったのはは先がマグネットになった金づちに釘を付けて打つこと。これが、簡単そうに見えて、思い通りのところに命中させるのが意外にむずかしいのです。しかも、左手は左手で、バネをくくりつけていくヒモを思いきり引っ張って締めてないといけないので、慣れてくるまでは大変でした。だんだんスムーズな動きでできるようにはなってきましたが、体で覚えるには数をこなさないといけません。でも、めったにこないバネの椅子の張り替え。次回まで、ちゃんとやり方をおぼえてられるでしょうか…。
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2006-01-14

張り替え

古い椅子張り替え2


この間めくっていた古い椅子が、このように生まれ変わりました。
生地は暖かみのあるモケットで、ベージュとグリーンの2色で2脚ずつ。古い木の肘の部分ともしっくりなじんでいます。
バネを吊りなおしたいすは座り心地も抜群。やっぱりウレタンだけの物とは弾力が違います。
手間も費用もかかりますが、張り替えの場合はできる限りもともとのやり方で椅子を蘇らせたいと思っています。
こうやって、古いものを大切に使ってくれる人がもっと増えてくれるといいなあ。
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2006-01-13

定番の椅子

まめ十匹


年末に作っていた村上椅子オリジナル商品、まめスツールを十脚、納品してきました。
たまたま、ちょこっと座れるものを探されていた設計事務所の方の目に留まって、製作することになったのです。お店はこじんまりとしたおしゃれなバー(多分)。まだ現場は作業中でしたが、グリーンや赤のボトルの底を切りとったような形のランプシェードがたくさんぶら下がっていてを素敵なお店でした。
いつもはカラフルなまめスツールですが、今回の茶色の本体に黒っぽい脚のものも、ぬいぐるみのようでなかなかかわいらしい仕上がりになりました。ぞろぞろ歩いて行きそうです。
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2006-01-10

張り替え

古いいす張り替え


きょうのしごとは古いイスの張り替え。
生地は長い年月を経て色褪せ、傷んでしまっていますが、肘や脚の木部がなめらかなカーブに削りだされた、シンプルながらきれいなかたちのイスです。
底を見てみると、麻のテープが切れてしまって、それにとめてあったコイル型のバネもバラバラになっています。
ということで生地を剥がしてまるはだかにしていきます。
現在はウレタンを使ったイスが主流で、バネを吊ってあるイスを張り替えたりすることはあまりありません。うちに来てくれている材料やさんによると、京都より椅子屋が多い大阪でも、そういう椅子を張り替えられる若い人はいないんじゃないかという話。まだまだ若造な私もやったことありません。いすおさんは貴重な人材なのね。
こういうイスはすべて釘でとめてあります。口に釘を含んで一つづつ『いすや金づち』と呼ばれる片方がマグネットになった金づちに付けて打っていくのです。
金づちと釘のかわりにタッカーという便利な道具ができたり、ウレタンという新素材が普及したことで、必要とされる職人の技も変わってきました。でも、椅子張り職人と言えるには、そういうことも出来ないと…。
まずは技は見て盗めですね。がんばります。

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2006-01-07

雑記

インド料理もどきで新年会


けっこうのんびり過ごしたお正月休みも終わり、ゆるゆると始動しだしましたが、今日はまたお休みをして、うちで行う新年会の準備。
今回のメニューは、ナンが食べたい→じゃあインドカレー?→う~ん、つくったことない…。
と言うことでレシピを調べることから始まりました。
イスオさん担当は本日のメイン・チキンカレー・ナンとプーリー(全粒粉を使った揚げせんべいのようなもの)
私は楽して・ひよこ豆のサラダ・その他オードブルいろいろ(これは多国籍)
初挑戦ながら、お味は上出来!イスオさんの包丁さばきも手慣れたものになってきました。
ナンが思いのほかおなかの中でふくらんで、相当な満腹感。
でもやっぱりデザートも登場です。カレーといえばヨーグルト?ということでヨーグルトチーズケーキを作ってみました。ソフトなレアチーズケーキのような口当たりでした。
またもや食べ過ぎ…。宴は朝4時まで続きました~。

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