村上椅子

祇園

昨日から祇園のスナックのイスの張り替え。
朝一番に引き取りに行きました。
たくさんのスナックやクラブの集まる祇園も、朝は人気もなく、ただタクシーだけがうろうろしています。
八坂神社へと続く四条通に出てみると、ちらほら、観光客の姿も。
女の子3人組が、嬉しそうに「京都らしい」風景に、携帯のカメラを向けていました。
春の京都は開催中の『東山 花灯路』や21日の『伝統産業の日』にかけての岡崎のみやこめっせでの催しなど、さまざまなイベントがあります。京都ブームということで、旅行に来られる方も多いのでしょう。
ただでさえ気候が良くなってくるとどこかへ出かけたい気持ちが高まる上、いろんなイベントの情報を聞こえてきては、行きた~い…と思いつつ、悔しいので耳に蓋をしています。私たちのイベントが終わるまで、我慢、我慢。
今回の張り替えも三日間で4種類40脚以上のイスを張り替えなければならない、ぎりぎりのスケジュール。がんばります。

村上イスのページ

2006-03-17

作業風景

次はなに色


三日間、赤い布をミシンがけし続けてました。
カウチソファとそれに置く円筒型のクッション、オットマンを、たくさん。
赤という色は情熱、エネルギーを感じさせる、元気がでる色ですが、さすがにずっと目の前真っ赤だと、私の「元気」はすべて吸い取られてしまったよう。目はくしゃくしゃしてくるし。
当分赤いものは、いりません…。

2006-03-11

作業風景

椅子の中身


今日は椅子に使われる材料の話を。
ソファや椅子は生地に覆われているので、その中がどうなっているのかあまり知っている人はいないと思います。
以前はコイルバネに馬毛や椰子の繊維などが被せられ、クッションをかたちづくっていたのですが、ウレタンフォームの出現以来、それらの天然素材はすっかり姿を消してしまい、日本ではほとんど入手困難になってしまいました。
それは、ウレタンフォームを使う事で、簡単に同じ形の物を大量生産できるから。確かにソファに肉付けするのも、硬さや種類の異なるウレタンフォームを組み合わせる事で簡単にできます。手間がかからないということは、安くできるということ。
しかし、一見分からなくても、座り心地や耐久性は全然違います。

今回は、かろうじて手に入る天然材料である、パームロックを使ってみました。
これは椰子の繊維を天然ラテックスで板状に固めたもの。
通気性、濾過性もよく虫害の心配がないという優れものです。
バネの上にのせ、綿を被せて生地を張りましたが、なかなかしっかりとした座り心地。
コストもかかってしまうため、天然素材だけを使うとなるとなかなか難しいですが、これからもっとこのような素材を活用して、長く使える椅子を張っていきたいと思っています。

村上椅子のページ

2006-03-04

おでかけ

神戸へ


今日は久々に神戸におでかけ。
北野坂にあるギャラリーミウラで開催中の『難波行秀・家具展』にいってきました。
たくさん並べられた木のフォークやトレイなどは、使われている木の種類や木目も様々で、その中からお気に入りを探す楽しさがあります。また、しゅっとした(で伝わるでしょうか…)椅子やテーブルなども展示されています。
明日まで開催中なので、ぜひ行ってみて下さい。
◇ギャラリーミウラ 神戸市中央区中山手通1-18-19 三浦ビル1F tel 078-391-2665

そして、トリトンカフェで、休憩。イスオさんはホットワイン、私はホットハニ-レモンティーを頼んでみました。どちらも美味しく、ほっこりあったまることが出来ました。
その後は芦屋にある木の家具のお店、Jクオリアに。こちらは、いろんな作家さんの作品やオリジナルの家具を取り扱っておられるすてきなお店。
こうやって、よく木工作家さんの作品を見る機会がありますが、それぞれ個性が現れていて面白いなと思います。
久々に電車に乗ったり歩き回ったりで少々疲れましたが、盛りだくさんな一日となりました。

2006-03-03

雑記

ひなまつり


今日も京都では時折小雪が舞う寒さでした。
春は近くまで来てはいるようですが、まだまだもう少しかかりそうです。
気分だけでも春を感じようと、夕飯は春らしい彩りの炊き込み御飯にしてみました。
タケノコ、にんじん、しいたけの炊き込み御飯の上にえびと卵の2色のそぼろをちらしたもの。
いつもと違って、大きな白い鉢に盛ると、テーブルの上が華やかに明るくなりました。