2009-02-06
新作
新作ソファがついにできあがりました。
座り心地を決めるのにバネやクッションの材質を何度もやりかえ、
試行錯誤を繰り返しての完成です。
構想からすでに2年はたっているのでは、、、。
黒の革張りで背中のボタン締め(『絞り』といいます)がポイント、
椅子張りの技術を駆使して、手の込んだ仕様です。
今回もこじんまりしているのに座りやすい、を目指し、背面は
曲面で体を支えることでクッションの厚みを抑えました。
無垢の木材を使ったしっかりとしたフレームは、
張って隠れてしまうのがもったいないくらいのもの。
曲線が組み重なりあうとても難しい仕事、Tさん、ありがとうございました!
詳細はまた後日HPにアップします。
ぜひ見にいらして下さい。
2009-02-05
りす
「あたらしいふつうを提案する」ライフスタイル誌、Re:s(りす)
に村上椅子のことを書いていただいています。
大好きなモノをずっと使い続けるために。という連載の第十回。
椅子の張替のことや、わたしたちの椅子に対する思いなど
取材の中での私たちのつたない話ををほんとにうまく
まとめて伝えて下さっています(ありがとうございます!)。
今号の特集は「日本のほんとうに美味いもん」、
表紙のカツ丼が目印です。ああ、おいしそう、、、。
一軒ずつ訪ねて旅をしたくなる内容です。
ぜひご覧下さいね。
*Re:s りす
第11巻 2009年1月31日発行 定価680円
株式会社 リトルモア
2009-02-04
あらためて感じていること
お店を持って一年ちょっとになりますが、工房だけのときと比べて一般のお客さまが訪ねてきて下さるようになり、いろいろとお話する機会も増えました。
そんな中で、最近張替してお納めしたお客さまからこんなお話が。
某有名家具ショップで購入されたソファと椅子。本当は買ったお店に張替を依頼しようと思っていたけれど、おそらく他の所に張替えに出されるのだろうから、それならやってくれる人の顔の見えるところにと、村上椅子をみつけてわざわざ大阪から持って来てくださったそうなのです。
嬉しいなと思いました。まさに私たちが工房にお店を併設したのは「顔の見えるお仕事」をしたかったから。ここで、こういう私たちが責任もってお仕事していますよとお客さまにお伝えしたいということと、もうひとつ、私たちも、どんなお客さまが使われるのかわかるので、それなら張り地はこんな提案をしてみよう、ということにもなるし、喜ばれるといいなとお客さまの顔を想像しながら仕事ができるのです。
また、他のお客さまからはお礼のメールをいただきました。
事前にメールで何度かやりとりをしていたのですが、その際詳しく説明してもらったので理解、納得してお願いすることが出来たとのことでした。
たしかに椅子の張替なんて、そうそうするものではありませんから、分からないことだらけだと思います。そんなとき、職人自身が応対しているので、どんどん疑問をぶつけてもらえれば細かい所まで説明することができます。
そうやってやってきたささやかなことで、お礼をいっていただいて、こちらこそありがとうございますという気持ちでいっぱいになりました。
こんなふうにお店を持てたことでお客さまの声を直に聞くことができ、「顔の見える」お仕事をさせてもらえること、幸せに思います。
お店としてはいたらないところだらけですが、これからもどうぞよろしくおねがいいたします。
珍しく、長々書いてしまいました。。。
2009-01-26
おもちつき
とってもいいお天気の日曜日。お餅つきのお誘いを受けていたのですが、この寒さの中赤ちゃんを連れてはさすがに、、、とあきらめるつもりでした。でも、外はあまりに気持ちのよい青空。ドライヴがてらちょっと覗きにいくぐらいいいかな、と万全の寒さ対策をして出かけました。
会場となるのは古民家(というか北山杉の丸太を保管していた小屋?)の軒下。おくどさんでお湯を沸かしてセイロでお米を蒸し、それを立派な切り株で作られた臼と樫の木の重たい杵でぺったんぺったん!本格的な餅つきです。
2009-01-24 今日の京都今出川は時折、粉雪がちらちらと舞っています。 そしてこちら、一面の銀世界、、、 店舗のソファの張替ですが、どんなお店になるんでしょうか〜。
きらきら
ではなくて、某メーカーさんの椅子生地。
光沢のある白いモケット生地に銀色のラメが散りばめてあります。
しかもワニ柄、、、。
裁断してミシンをかけているとそのカケラがそこら中にきらきら。
ハナかんだら出てきそうです。
イスオさんは顔がきらきらしてました。