村上椅子

efish 納品

三月の半ばとは思えない寒さの京都。
今日も、雪が降ったり止んだりの一日でした。
そんな中、五条大橋たもとのカフェefishさんに
張り替えた椅子をお届けしてきました。

すっきり、気持ちが良いですね。

今回はこのソファと、他に、小椅子をいろいろ。


(張り替え前です。)

時々、こうやって傷んだものを数脚ずつ張り替えさせていただいて
もう何度目でしょうか。
人気のカフェ、たくさんのお客さんが座られるので、
へたり方もかなり見事です。

ウレタンはぼろぼろ。
張り替え甲斐があります。

・・・

いつも、納品時には早めのランチをいただくのが恒例になっているのですが
今日は次に予定があり、残念ながらまたの機会にということで
お店をあとにしました。。

色々な椅子、みなさんもぜひ座りに行ってみてください。

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万年青さん

万年青。
何と読むかわかりますか?
私は知りませんでした。おもと、と読みます。
昔から縁起の良いとされてきた、ユリ科の植物だそうです。
そんな名前の串揚げ屋さんが、大宮鞍馬口に7月19日、開店します。

そもそものはじまりは、村上椅子を気に入ってくださり、
ちょくちょく店を覗きいらしていたお客様が
ご主人が独立開業するあかつきには、
村上椅子さんに椅子をお願いしたいなあ、とお話くださったこと。
もう二年以上前になるでしょうか(記憶が定かではありませんが)。
そして、ようやく機が熟し、本格的に相談にこられたのが、この春でした。

カウンターメインのお店ということで、
最初は既製品に好みの生地を張って
オリジナルな椅子にしようかという話だったのですが、
カウンターテーブルを樹輪舎さんが作られるとのことだったので
椅子もつくってもらう方向になりました。
そこから、お店の間口が限られているため、ゆったり座れつつ
後ろの通路も無理なく通れるという条件にかなうよう
カウンターテーブルの高さ、奥行、椅子の高さなど、
いろいろ検討して、すこしだけ背もたれのある、
すっきりかつ窮屈でない、絶妙なサイズの椅子が出来上がりました。

張り地は、やはり油が気になるので、合皮で。
落ち着いたオリーブグリーンは、お店のテーマカラーです。
長いカウンターの奥には、落ち着けるテーブル席もあります。

オープンより一足お先にいただいてきました。
20年、串揚げのお店で修行をされたというご主人。
ストップするまでどんどん出てくる、おまかせコースで
それぞれのお客さんにどの具材を出しているか、すべて把握して
手際よく次々揚げていかれるのは、さすがです。
その様子をたのしみながら、ゆっくりと堪能しました。
これは塩がいいですよ、とか、ソースが合います、
など声をかけてくださるのも、またカウンターの良さですね。

気軽に楽しめる定食コースというのもあり、気分によって楽しめそうです。
ビールも、お酒も、ほんとに美味しいと思うものを揃えられたそうで
珍しく美味しいものばかりでした。

また、セレクトされたうつわも素敵で、目でも楽しめます。
こんな、とっておきのお店ですが、お子様連れでも是非とのこと。
今日はちょっと美味しいもの食べにいきたいな、というときに
気軽に行ける、地元の人に愛されるお店として根付いてくださったら、
嬉しいなと思います。

*万年青(おもと)
 京都市上京区筋違橋町554-2
 鞍馬口大宮を少し南へ下がったところの、東側。
 当面は無休。

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サーカスカーテン

ここのところずっとミシンを踏んでいました。

ロックミシンをかけたり

つないだり、ステッチでおさえたり。。

完成したのは、全長約15mのカーテン。
あまりに大きく重くて扱えないので、四分割で作りました。

いわゆる「カーテン」らしくない雰囲気を出すため、
インテリア用の厚手のコットン生地を使い、
生成り、グレージュ、焦げ茶色の三色を配置した
大きなストライプに縫い合わせました。
裏表なく使えるように、ということで、つなぎ目は
縫いしろを包んでかくしてしまう「折り伏せ縫い」としました。
タックはあえてとらずに、クリップでレールにとりつけることで、
緩やかで自然なドレープを出すデザインです。

この天井に付けられたレールが、グルッとカーブして丸い小さな部屋をつくり、
それを囲んで、部屋が三つの空間に緩やかに分けられています。

それぞれ、ネイルサロン、オフィス、キッチン、と
使い分けられるそう。

さすがexpoさん。おもしろいアイディアですね。
なんだか、サーカスのテントのようです。

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黄色い椅子

先日お納めした、Re:椅子。

二脚お揃い、と見せかけて
背中の裏側はこんな色。

無垢材の床のここちよい、明るい雰囲気のこのお店。
カフェかヘアサロンか、といった感じですが
実は、整体院なのです。

待ち合いの椅子に、仲良く2つ並べても良し、
一番上の写真のように、エントランスの窓から背中の裏側が
ちらりと見えるように置いても良し。
自由に配置していただけます。

この椅子、先月お納めした「サイドロップ」さんのいすと兄弟なんです。
それを見て気に入られたお客さま。
まだ数脚、張り替え前のものが残っていたので
お店の顔となるような、遊び心のあるポップな色合いの布で、と
ご依頼くださいました。

村上椅子のファンとおっしゃって下さるお客さま。
古イス市に脚を運んでは椅子を集めてくださっていたので
そのテイストなどを手がかりに
あまり奇抜すぎず、かつ特別感のある椅子を目指して
ご期待に答えるべく、生地選びには随分悩みました。
最終的には、第一印象でこれ、と思った布を。

サイドロップさんのと比べてみても
色だけでなく合皮か布か、それから張り方やボタンをつけるかなどの
ディティールによって、随分イメージがかわりますよね。

リニューアルオープンにも無事間に合い、
喜んでいただけて、私たちもほっとしたのでした。
ご依頼ありがとうございました。

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サイドロップさん

歴史を刻んだ建築が、また、とりこわされていきます。
なおすより建て替えるという選択。
椅子でも建築でも、言えることですが、
やっぱり『新しいのはいいことだ』という考えが主流なような気がします。
もしくは、直すより安くつくから、ということらしい。
古い物がすべて良いとは思いませんが、
経済効率ばかり追って、何か大事なものを
忘れてしまっているような気がします。

そんな中、古い民家をうまく利用した
喫茶と古い雑貨のお店が、この秋オープンします。

町屋を改装しました!とはしたくなかった
というオーナーさんのこだわりで
古いものを活かしつつ、そこにモダンなセンスをミックスさせた
すてきなお店ができあがってきていました。

張り替えた椅子が並ぶと、ぐっと喫茶店らしくなります。
別の喫茶店での長年の役目をおえた椅子。
真っ赤なビニールをナチュラルなクリーム色に張り替えれば
まだまだ現役!もうひと頑張りしてもらいましょう。

奥にはヴィンテージレースや小物などの雑貨、家具、玩具、、
などが並ぶそうです。
黄色いビニールレザーが張られたレジのカウンターも可愛いです。
近くに嵐電(京福電車嵐山線)が走っていて
時折カンカンカンと鐘が響き、ノスタルジックな雰囲気を
醸し出しています。

これは、どこそこから頂いて来て、、、など
柱や、天上の板、備品のひとつをとっても、
それぞれにストーリーがあり、味わいがある。
販売されているものもまた同じように。
そういう物をまた、引き継いで自分が使うことで、そのものが生かされる。
これだから古いものはおもしろいですね。。

*サイドロップ 
京都市中京区壬生西土居ノ内町22
(京福嵐山線の西院駅から、四条通を西へ。一筋目の西土居通りを南へ少し入った所です)
営業時間 12:00~20:00 日曜定休

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