クッション納品
設計事務所様からのご依頼で、住宅の造り付けソファのクッションを製作しました。
生地はMorris の Acorn。ウイリアム・モリスの壁紙を織りで表現した生地で、細やかで表情豊かな文様がとても美しく、さっぱりした肌触りもよいです。
全体像。コーナー型にゆったりと座れるソファとなっています。
背もたれにはフェザーを選ばれました。
ローテーブルの製作は、坂田卓也製作所さん。
そして、別の場所にも、コンパクトなソファスペースが。
こちらは、背もたれは角度をつけたウレタンで製作し、外すとベッドにもなるタイプです。
いつも気に入って使っている、イタリア製のコットンリネン。爽やかなブルーがいいですね。
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さて、久しぶりの少し遠方への納品でしたので、せっかくなら初めての町を楽しんで帰ろうということで。
まずは昭和な中華食堂でお昼ごはん。活気があって次々にお客さんがこられてました。
そして国宝姫路城を望む動物園へ。
レトロな観覧車にのって、眼下の満開の桜とそびえる白いお城の絶景を楽しみました。
その後、一番古いという喫茶店でクリームソーダを飲んで休憩してから、商店街をぶらぶら。知らない町を歩く楽しさを久しぶりに味わえた1日となりました。
2022-03-30
スタッキングチェア
木工家さんのご依頼で、椅子の座面を布張りしました。
いつも、薄めのすっきりした雰囲気の座面にすること多いのですが、
今回はふっくらと、お餅みたいにしたいとのご希望だったので、
ウレタンの厚み、組み合わせや加工の仕方、板の形状など色々と打ち合わせし、ひとまず試作。
無事イメージ通りの仕上がりとなったので、本番も同じように製作しました。
布によっても雰囲気が変わりますね。
肘つきの大きめの椅子ですが、スタッキングもできるようデザインされています。
現在準備中の京都一周トレイルの施設のために作られた椅子だそう。
どんなところに並ぶのか楽しみです。
2021-12-16
革張り座面
座面を凹ませた特殊なデザインの椅子の製作依頼。
どんな風に作っているか、ちらりとお見せします。
ウレタンをこのような形に成形しておき、
縫製をすませた革の内側とウレタン両方に接着剤を吹き付けます。
そして、よく乾かしてから、そこをタッカーで留めます。
このままだと普通の座面の形状に見えますが、
ここから、強力なドライヤーのようなもので熱を加え、手のひらで丁寧に少しずつ押さえてくっつけていきます。
完成。
この椅子、背もたれも面白い形をしているのですが、それはまた。
2020-05-21
ハイチェア革張り
樹輪舎京都さんのご依頼でハイチェアの座面に革を張りました。
薄くウレタンを入れてクッション性を持たせています。
ぷっくりして可愛らしい形。そして軽いのも良いです。
オイルを染ませた明るい茶色のヌメ革、フレームのチェリー材も、使っていくと濃い色に育っていいツヤが出てきそうで楽しみですね。
2019-12-17
ROSA デイベッドタイプ
定番ソファRosaの、変形タイプをご注文いただきました。
壁にあててつかうので、シンプルに台の上にクッションが乗っているもので良い、というご希望で、肘も背のフレームもありません。
横から。
背もたれの台形のクッションをのけるとフラットなベッドのようになります。
座面のクッションも、置いてあるだけ。ファスナー式でカバーを外してクリーニングできます。座面の下はウェービングテープでクッション性を持たせています。
部屋のコーナーにおけば、背のクッションの向きを変えて、こういう使い方も。
オプションの横長クッションは、何かと便利です。奥行きを調整したり、腰を支えたり。ハイバックにするのもよいですし、奥行き方向にもちょうど良い長さなので、まくらみたいに使ったり。
このソファの良いところは、大きさのアレンジがきくところ。置かれるスペースや体格にあわせて、幅や奥行き、座面や背もたれの高さが自由に設定できます。今回は幅150cm×奥行き80cmでお作りしました。
軽やかで掃除もしやすく、おすすめです。