2006-10-03
力持ち
納品で、いつものようにソファを担いでいたら、
「逞しいですね~、」とお店のオーナーさん。
喜ぶべきかどうなのか・・・。
実はコツがあるので慣れればけっこう楽に運べるのです。
重くて無理!!というソファはたまにしかありません。
と思っていたら、
ふつうの女のひとは無理かも知れないとイスオさん…。
確かに二の腕はしっかりしてるけど。
2006-09-10
朝焼け
夜の十時からの、張り替え仕事。
現場は駅の地下街にあるお店です。
電車の終わる12時過ぎには地上に上がれる階段は全てシャッターで閉じられ、私たちは地下に閉じ込められた状態に。
解放されるのは朝五時、、、。
作業は終わっても帰ることができず、ぼんやりと待つこと1時間半、目に入るのは地下街のがら~んとした通路とシャッターばかりです。
やっと地上にあがったら、東の空が赤く染まっていました。
朝焼けを見たのは何時ぶりでしょうか。
刻々と色を変えていく空の、なんと美しかったこと。
2006-08-25
革の裁断
うちで椅子張りに使うのは、牛革(要望があれば何革でも張りますが)。
写真にうつっているサイズの牛半頭分ずつで購入します。
牛ってけっこう大きいものです。
革をつかうときは、まず念入りに傷がないかを探します。
牛さんの虫刺されの痕や、生きている間のちょっとした傷なんかが結構あるんです。
それを、味としてあえて使うところもあるようですが、
基本的にはその部分を避けて、無駄のないように工夫してパーツをとっていきます。
張ってしまってから小さな傷が現れてきてやり直し…、ということもあり、
とても気を使う作業なのです。
2006-06-26
ちくちくスツール
椅子の座面など、丸いものを張るときは
写真のように少しずつシワをとりながら張っていきます。
今回張っているのは、実は「ドンゴロス」。
収穫したコーヒーを入れたりするざっくり織られた麻の布です。
普段は椅子の内部の見えないところに使うもの。
とても丈夫なんですが、けば立ってちくちくするので
表に張ることはありません。
でも、木工家さんの作品のこの椅子(全体像はお見せできませんが)、
あまり主張しない、素朴な張り地を探されていたので、
「ドンゴロス、おもしろいんちゃう?」とイスオさんが提案して
張ってみることになったのです。
使い心地はこれから実験というところ。
とりあえず、馴染むまでは繊維がおしりにいっぱい付きそう…。
2006-06-21
くいしんぼう
今日は祇園に納品に行ってきました。
先日打ち合わせに行ったお店です。
私がおすすめしてみたじゅうたん、とてもいい感じになっていてひとまず安心。
ソファも、以前のなんとも言えない柄(赤と紺と緑とよく分からない色のミックスされた、花柄とも幾何学模様ともつかないよく分からない模様…。)から、真っ白に張り替えて、とてもよくなりました。
壁やテーブルはそのままのものを使いつつ、ソファとじゅうたんを変えることでがらっと感じがかわって、リフォーム大成功です。
それにしても、白いまるいスツールが、マシュマロに見えてしょうがない。