2011-03-04
チョコレート色の革
昔よくあったタイプの、肘無しと片肘の1人掛けをいくつか並べて
自由に配置できるソファの張り替え。
革の縫製中です。
ステッチをかけたり、
ギャザーを寄せたり。
ギャザーを寄せるときは
量産しているような工場には「ギャザーミシン」なるものがあって、
勝手にシワをよせてくれるのですが
うちにはそんなものはありません。
洋裁ではわざとつらせて縫って上か下片方の糸をひっぱって
ギャザーを寄せます。が
分厚い革はそんな手では綺麗にいかないし大変なので
いわゆるパンツのゴムを縫い代ぎりぎりにひっぱりながら縫い付け
シワをよせるのです。
こんなふうに。
張り上がりはこんな感じ。
もうすぐできあがります。
2011-02-09
ハイパワー
さてさて、今度は何を縫っているのでしょうか。
生地を重ね合わせて、厚みは8ミリほどにも。
なかなかこんな分厚いものを縫うことはありません。
でも、うちのミシンくん、さすがのパワーです。
普通の服地を縫うミシンとちがって、
上、下の両方で生地を送る仕組みなので、難なく進みます。
結構な大きさ、重さのこの物体。
ずり落ちて縫い目が歪まないように、
支えている私も力が入ります。
これも、エキスポさんの物件の注文の品。
全体像はまた後日。
2011-02-05
張替と白いカバー
今はこんなことをしています。
イスオさんはアンティークな椅子の張り替え。
最終仕上げで、手縫いをしているところ。
私はというと、真っ白なクッションカバーを縫っています。
これはファスナー部分。
ちょっとのことで汚れそうで気を使います。
埃っぽい作業場なもので。
どちらも、もうすぐオープン予定の飲食店の椅子。
ほかにもいろんなばらばらな椅子が用意されています。
エキスポのYさん担当の物件。
家具や椅子の張り地のセレクトなど、お施主さんから
すべて任せてもらっているようで
こてこてのYさんワールドが見られそう。楽しみです。
2011-01-08
座面張り。
さあ、今年もどんどん張っていきますよ。
この、黒い革張りのは会議室用の椅子の座面。
椅子の本体も、同時進行で製作中のもよう。
本体にはめこむタイプなのでキツ過ぎず、スカスカ過ぎず、
すっと入るくらい仕上げるのがポイント。
革の厚みを考えて、コンパネのサイズとウレタンの加減で調整します。
特に、四隅の欠きこんであるところは隙間が出来ないように。
2010-12-07
粉々に、、、
干上がってひび割れた湖の底。。
一つつまんでみると、落雁かラムネ菓子のよう。
これ、年月が経って劣化した、ラテックスウレタンの表面です。
開けてびっくり。
まさか、こんなものの上に座っていようとは、思いもよりませんね。