2012-01-14
緩やかなカーブのソファ
久々に夜のお仕事。
大阪ミナミまで車を走らせ、引取にいってきました。
待ち合わせ時間は22時、
いつもならちびさんとお布団の中です。。
ビルの谷間の高速を走って 目が回りそう。
大阪、都会やなあ、、
夜なのにこんなに明るくって、ひとが沢山歩いてて、、、。
久々にそんな世界を見て、くらくらしました。
そして帰りは高速入り口にたどり着けず
乗りそびれて一般道を走り、家に着いたのは夜中の1時。
そういえば、以前はけっこう夜にも仕事してたなあと
思い出しました。
そうこうして引き取ってきたのは
飲食店の、長いアールのベンチソファ。
真ん中で二分割になっています。
約15センチずつで縦にわりつけてあるデザイン。
微妙にカーブを描いているので、
少しずつクセをとっていかないといけません。
なので型を取るのに案外手間がかかります。
裁断してミシンをかけてしまえば、張るのはお手の物。
綺麗にしあがりました。
ちなみに張り替え前はこんな。
背もたれのウレタンが、どこへ行ってしまったの?
というぐらい、へたってぺっちゃんこ。
生地を剥がしたら粉になったのが出てきました。
さて、納品はまた夜。
今度はスムーズに高速に乗れるかしら。
2011-12-23
カウンター椅子張り替え
部屋の中にいると、外は気持ち良く晴れていて、
ちょっとお散歩でもしたいなと、思ってしまうようなお天気。
でも外は冷たい風が吹いていて、年末の空気を漂わせています。
そんな中、今日も村上椅子は静かに営業中。
さて、年内のお仕事もあれとこれと、
と数えられる程になりました。
そんな中、先日は久しぶりの現場仕事をしてきました。
このカウンター椅子。
もう10年ほど、居酒屋さんで使われています。
ポチテックさんが始めた頃に作られたそう。
ナラのフレームは黒っぽくなって味がててきてますが
酒袋で張られた座面はもう、かなりの傷み具合。
中のウレタンもぼろぼろと落ちてきています。
居酒屋さんは今が一番忙しいとき。
お休み無しなので、昼間の閉店中にお店にお邪魔して、
夕方の開店までに張り替えてしまいます。
一脚事前にお借りして、ウレタンやビニールレザーのカットなど
下ごしらえをすませてあるので
あとは ぱぱーっとめくって、張っていくだけ。
きれいになりました。
それではまた、しっかり働いてくださいな。
2011-12-14
目の覚めるような
むかし、アメリカの船で使われていた椅子だそう。
しっかり重くてがっしりした作りです。
この張り地もステキですが
もうずいぶんくたびれてしまっています。
特に肘掛けの前は、ネコちゃんのお気に入りの場所だそうで、、、。
・・・
張り替える前には、どんな座り心地だか
ひとまず座ってみます。
むむ、背もたれがペコペコする、、、。
めくってみると、こんな大きなバネが。
そして、それを繋ぎとめる紐が切れてしまっていたのでした。
丈夫な紐で留めます。
そして、クッションをとり替え、
鮮やかな緑色に変身。
イメージどおりに仕上がったでしょうか?
2011-10-25
変身
最近の張り替えから。
紺色のコットンから空色の、もこもこの布へ。
華やかに変身。
ぐっと可愛らしく上品な雰囲気になりました。
・・・
こちらは、ロマンティックな明るい花柄から
何とも言えないニュアンスのある緑がかったグレーへ
シックに変身。アンティーク風の塗装のほどこされた
美しい籐のフレームによく似合います。
コットンリネンのこの布は、肌触りがとっても良いのです。
気分一新ですね!
2011-08-27
しぼってます
アンティークの革張り本絞りソファ。
本絞りというのは、一枚の革(もしくは布)を
一カ所ずつヒダをとりながら
同じ生地で作ったくるみボタンでとめていく張り方。
「本」というのは、似たような見た目でも
ミシンでつないであらかじめ張りやすく形作った物を
張る、という簡素化したタイプもあるので。
「本絞り」のほうは椅子張りの仕事の中でも特に技術のいる作業です。
裏側はこんな感じ。
きれいに張れました。