2019-11-08
薄黄緑の肘つき椅子
秋らしい爽やかなお天気が続く京都です。
さて、秋といえばきのこ(強引、、)。このきのこたち。一体なんだと思いますか?
正解は、この椅子のパーツです。
こちらはリペア前の椅子。この穴からねじ止めして組み立て、ネジを隠すために木の栓をしてあるんです。
これが、枠組みを修理するときに、上手に抜ければいいのですが、中には壊れてしまうものもあります。そんなときは木の棒を削り出してそっくりなものを作ります。上の写真の中のいくつかは新しく作ったものが混じっています。色もあわせて塗っています。
Re:椅子は、こうやってその時々に応じて、生地の張り替えだけでなく、欠けたパーツを作ったり、木部の修理、塗装ときには溶接などなど、いろんな技を使ってしっかりと使える椅子に仕立て直しています。
今回ご紹介するのはこちら。
明るめの木色のすっきりとした軽やかなフレームに、渋めの薄黄緑色の麻混ウールを合わせました。ナチュラルな白っぽい色の糸と所々オレンジや緑の混じった織りがなんともいい色。少し味の出た木肌も良い感じです。
軽くてコンパクトだけれども、座面にバネをいれているので少し弾力があって、小柄〜標準体型の方には座りやすい椅子だと思います。背中も布張りだと気持ち良いですね。
サイズ、価格はこちらから → ◎
2019-09-24
鉄足の丸椅子
丸くて低いスツールができあがりました。
足は直径24mmほどのちょっと太めの黒いパイプ。
ぴかぴかより少し古びた感じがよいかと、塗装はあえて直していません。
愛嬌のあるかたちで、安定感があります。少し低いので、何か作業するときや、靴を履くときなどにちょうど良さそうです。
布は、赤とベージュ、白の織りからなる細かい柄。素材はリネンとレーヨンでさっぱりしています。パイピングはベージュの合皮をあわせてレトロ感を出してみました。
ソファと比べて。サイズ感がわかるでしょうか。上がフラットなので、上にトレイなど置いて、サイドテーブル的にも使えるかも。
ちょっとあると便利な可愛い椅子です。
詳細はこちら。 → Re:椅子 no.187
2019-09-02
ヘリンボーンの小椅子
細々と、2脚作っては3脚売れ、でなかなか店のRe:椅子が増えませんが、また1脚できあがりましたので、ご紹介します。
時々入荷する、このタイプの椅子。
戦後に売り出され、家庭でミシンや学習机用として使われたようです。基本はこの形で微妙に細部の作りや背板のデザインなどが違うものが見受けられるので、いろいろなところが作っていたのでしょうね。
この背もたれを後ろ足からつなぐ形が好きです。
後ろ姿。
背もたれの板は、傷みがひどかったので新しく作り替えています。
それを止める金具とマイナスネジは真鍮のものを探してきて、雰囲気を損ねないように。
フレームは一旦分解して修理、濃い色で塗装しなおし、それに合わせて柔らかいベージュ系のヘリンボーン柄のウールで座面を張り替えました。
お尻の収まるところが30センチ四方と小さく背もたれも低いので、長く座るところにメインで使う椅子には少し心もとないですが、ちょこっとどこかで使いたい、使い道を無理に考えてでも欲しくなってしまうような(←私だけ??)可愛らしい椅子です。
気になる方はぜひお早めに。
Re:椅子 no.186 →◎
2019-08-27
紺色の丸椅子
古い丸椅子をつぶつぶとした質感の紺色のモケットで張り替えました。
ちょっと低め、足がしっかりしていて安定感のある座り心地です。
裏側も無垢の板です。
足元。
一つあると何かと便利なスツール。いかがでしょうか。
価格、サイズはこちらから→◎
2019-08-24
小さいテーブル
古いコーヒーテーブルのご紹介です。
低めの椅子のお供にちょうど良いサイズ。
天板の形がかわいらしいです。
下に付けられたちょっとした棚も、何かと役立ちそう。
古い木の味を残しつつ、磨き、塗りなおしています。
iphoneのカメラではうまく撮れないのですが、実際はもう少し足が広がって見えていいバランスです。
ぜひ見にいらしてください。
*小さいテーブル
サイズ w60.5 × D38.5 × H 53cm
価格 15,000円(税別)