2020-02-13
青いウールの小椅子
小さな椅子ができあがりました。
フレームにもいい艶が出ています。脚の下のぬきが二本なのがポイントでしょうか。
座面のサイズが約35センチ四方と小さいですが、座ると意外と良いのです。
ちょうどこれに使えるぐらい残っていた、北欧のビンテージのウール生地で張り替えました。白と青が細かい格子のようになっています。ほわっとして気持ちの良い布です。
ほっこり落ち着く椅子となりました。ぜひ見にいらしてください。
サイズ、価格はこちらから。◎
2019-12-21
オレンジのローチェア
新しいRe:椅子ができました。
丸っこいかたちが親しみやすい、低い目の椅子です。足のデザインも特徴的。きれいですね。座面は広めでゆったり座れ、座禅も組めそう。背もたれが腰を支えてくれてとても座り心地がよいです。
生地は、落ち着いたオレンジのウールを選びました。
生地を選ぶとき、無難なグレーやらベージュにしたほうが売れるかなという考えがちらりと頭をかすめます。結構なボリュームで、部屋にオレンジは暑苦しい??と少し迷いましたが、なによりこの椅子にぴったり似合っていたので、やっぱりこちらにしてみました。できてみればブラウンに近く木枠ともよく合って意外と落ち着いてみえます。
価格、サイズはこちらから→ Re:椅子 no.190,191 ◎
2019-11-08
薄黄緑の肘つき椅子
秋らしい爽やかなお天気が続く京都です。
さて、秋といえばきのこ(強引、、)。このきのこたち。一体なんだと思いますか?
正解は、この椅子のパーツです。
こちらはリペア前の椅子。この穴からねじ止めして組み立て、ネジを隠すために木の栓をしてあるんです。
これが、枠組みを修理するときに、上手に抜ければいいのですが、中には壊れてしまうものもあります。そんなときは木の棒を削り出してそっくりなものを作ります。上の写真の中のいくつかは新しく作ったものが混じっています。色もあわせて塗っています。
Re:椅子は、こうやってその時々に応じて、生地の張り替えだけでなく、欠けたパーツを作ったり、木部の修理、塗装ときには溶接などなど、いろんな技を使ってしっかりと使える椅子に仕立て直しています。
今回ご紹介するのはこちら。
明るめの木色のすっきりとした軽やかなフレームに、渋めの薄黄緑色の麻混ウールを合わせました。ナチュラルな白っぽい色の糸と所々オレンジや緑の混じった織りがなんともいい色。少し味の出た木肌も良い感じです。
軽くてコンパクトだけれども、座面にバネをいれているので少し弾力があって、小柄〜標準体型の方には座りやすい椅子だと思います。背中も布張りだと気持ち良いですね。
サイズ、価格はこちらから → ◎
2019-09-24
鉄足の丸椅子
丸くて低いスツールができあがりました。
足は直径24mmほどのちょっと太めの黒いパイプ。
ぴかぴかより少し古びた感じがよいかと、塗装はあえて直していません。
愛嬌のあるかたちで、安定感があります。少し低いので、何か作業するときや、靴を履くときなどにちょうど良さそうです。
布は、赤とベージュ、白の織りからなる細かい柄。素材はリネンとレーヨンでさっぱりしています。パイピングはベージュの合皮をあわせてレトロ感を出してみました。
ソファと比べて。サイズ感がわかるでしょうか。上がフラットなので、上にトレイなど置いて、サイドテーブル的にも使えるかも。
ちょっとあると便利な可愛い椅子です。
詳細はこちら。 → Re:椅子 no.187
2019-09-02
ヘリンボーンの小椅子
細々と、2脚作っては3脚売れ、でなかなか店のRe:椅子が増えませんが、また1脚できあがりましたので、ご紹介します。
時々入荷する、このタイプの椅子。
戦後に売り出され、家庭でミシンや学習机用として使われたようです。基本はこの形で微妙に細部の作りや背板のデザインなどが違うものが見受けられるので、いろいろなところが作っていたのでしょうね。
この背もたれを後ろ足からつなぐ形が好きです。
後ろ姿。
背もたれの板は、傷みがひどかったので新しく作り替えています。
それを止める金具とマイナスネジは真鍮のものを探してきて、雰囲気を損ねないように。
フレームは一旦分解して修理、濃い色で塗装しなおし、それに合わせて柔らかいベージュ系のヘリンボーン柄のウールで座面を張り替えました。
お尻の収まるところが30センチ四方と小さく背もたれも低いので、長く座るところにメインで使う椅子には少し心もとないですが、ちょこっとどこかで使いたい、使い道を無理に考えてでも欲しくなってしまうような(←私だけ??)可愛らしい椅子です。
気になる方はぜひお早めに。
Re:椅子 no.186 →◎