村上椅子

2014-09-16

Re:椅子

ひさびさに更新しました

ちょっとお知らせ。
ホームページの「Re:椅子」のコーナー、更新しましたので
よろしければ覗いてみて下さいね。

こちらからどうぞ。

2014-09-02

おしらせ

9月のショウルーム営業に関するお知らせ

8月に引き続き、9月のショウルームも
ご予約制とさせていただきます。(日曜定休)
お手数ですが、お越しになる場合は事前に
メールもしくはお電話でお問い合わせいただきますよう
お願いいたします。

予約制といっても、当日でもお越しになる前にお電話いただければ
出来る限り対応させていただきますので、お気軽にどうぞ。

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2014-09-01

注文製作

ひろびろ、グレーのソファ

あっという間に8月が通り過ぎて行きました。
夏はあまり好きではないですが、今年は夏らしい思い出もなく、
さすがに何だか物足りない気分です。

さて先日お納めしてきた造り付けソファ。
A.C.E.波多野一級建築士事務所さん設計の新築住宅のために製作しました。

廊下、ダイニングルーム、リビング、各部屋から色んな方向に
庭を望めるゆったりとした設計の住宅。
ダイニングとリビングルームは別々の空間になっていますが
それぞれとても広々していて大きなソファを設置しても充分なゆとりです。
ソファは台枠は家具工事で製作してもらい、
クッションを上に置くだけのタイプとなっています。

反対側から。

この、コーナー部分の座面クッションは背のクッションをどけると
約1.2m×2mほどもあり、ベッドのよう。
背もたれを置いても充分足を伸ばして座れて、オットマン要らずです。
こんなに大きなクッションは珍しく、縫製やウレタンの加工、
カバーをかけるのも一苦労で、イスオさんは立てて持ち上げるたびに
ひとりで「ぬりかべ~」とやっておりました。。

淡いグレーのファブリックはオランダのメーカーのもの。
柔らかい雰囲気で、明るめの木の色とよく調和していました。
クオリティには定評があるとのことですが、確かに扱っていて
とてもしっかりとした布であることが感じられました。
色んな太さの糸を幾層にも織り込むことで
独特の風合いと強度が作り出されていて、
向こうが透けて見える平織りの生地をバックコーティングで持たせているような
安価なものとは、まったく違う世界です。

壁面いっぱいの本棚にはどんな本がならぶのでしょうか。
黒いスタイリッシュなライトもまた良い感じ。
これからの秋の夜長にソファで読書タイム、贅沢な時間ですね。
ご依頼ありがとうございました。

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2014-08-14

おでかけ

夏休み

台風の後は梅雨のような空、、なんだか夏らしくない京都です。
八月のショウルームは予約制としていますが、そんなに堅苦しいものではなく、
日曜日以外はほとんど作業しておりますので
当日でもお電話いただいて繋がれば、だいたいはご来店いただけます。
お気軽にどうぞ。

・・・

さて、先日夏休みをいただいて、ちょっと遠出をしてきました。
目的地は昨年の古イス市でお世話になった
福岡・吉井町の山下カバンさんですが
今回の旅は山下さんにいろいろ案内してもらうことに。
(ちょっと長くなります)。

旅のはじまりは山口県俵山にある「ロバの本屋」さんから。
ひろせべにさんの絵本の原画展が開催中でした。
ぽつんと山の中にあるのですが、色んな本や文房具のセレクトもおもしろく、
お茶もできてのんびりさせていただきました。
あ、その前に寄った俵山温泉の焼き菓子やさん「タイヨウとユーカリ」も素敵なお店で
スコーンがとっても美味しかったです。

そして湯本温泉の公衆浴場へ。
200円でとろっと重たい、いいお湯が楽しめます。
深めのタイル張りのレトロな浴槽で、雰囲気も良かったです。

さて、雨も降ったりやんだり。吉井へ向かいましょう。

山下カバンさんへ入って行く路地。
じつは片手で数えられる程しか訪れていないのに
なんとも懐かしい気持ちになるのはなぜでしょう。
ブロック塀の内側、いつも激しく吠えられていた犬がいなくなって、
かわりに鶏が三羽!

翌日から長崎、佐賀と素敵なお店を巡りました。

長崎出島の古いビルの中にあるList:さん。
作家さんのものを色々と取り扱われているお店。

佐賀の山の中にあるクロモジさんはサンドウィッチが美味しいと
評判で遠方からも訪ねて来られるお店だそう。
飲み物、甘いもの、どれもとても美味しかった
寡黙ではにかみやのご主人がご自身で建てられたというお店は
とっても居心地がよく時間を忘れてしまいそうでした。

旅の後半は吉井町でゆっくりと。

耳納山荘の温泉、露天風呂で眼下に広がる景色を楽しんだあとは
できたての温泉蒸し卵を。

山下カバンさんのお店にて「くらくら食堂」さんのケイタリングで
開催していただいた宴。
木工家の山口さんはフォカッチャを焼いてきて下さいました!


ただいま準備中。わくわく。


おなかも心もいっぱいです。ありがとうございました。

・・・

最後の日は福岡市内を回りました。
ちょこっと古椅子の材料になりそうなものや
店のディスプレイに使うものなどを手に入れて満足。


こちらは東欧雑貨のpicnikaさん。

ずっと忙しかったので、思い切って取ったお休みでしたが、
一旦仕事や日常から離れてみることでまた新しい視点ができ、
こうやって目にしたり感じたりしたことが
これからに繋がって行くのだなと思える旅となりました。
色々な人との再会、出会いにも感謝です。
また次回はお仕事で伺えたらいいな。

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アンダースローのローベンチ

また先月の話になってしまいましたが、
古椅子展の準備のさなかに製作、納品してきた椅子をご紹介。

ちょうど一年前にオープンのお手伝いをさせていただいた
劇団「地点」さんのアトリエ「アンダースロー」に
追加で椅子のご依頼をいただきました。

以前に納めたのはこんな椅子たち→

今回のご注文はというと。
観劇のとき赤い椅子の客席の前列に座布団席を設置されるのですが、
どうも居心地が悪いようなので、それに代わる、
足が楽で見た目も座りたくなるような
低いベンチのようなものを作って欲しいとのご要望です。

ただ、ベタ置きの厚めの座布団ではなんだか雰囲気でないな、、と
いうことで、ロビーにオーダー頂いた革張りベンチのイメージを繋げて、
木枠を見せて鋲仕上げ、という方向がまず決まりました。
そして少し浮遊感を出すため、小さな足をつけることに。
シンプルなただ丸い足じゃ野暮ったいので、ちょっと凝ったかたちにしました。
和でも洋でもない感じにしたかったのです。
フレームの製作は樹輪舎京都さん。
ありがとうございました。

設置した様子です。

イメージ通り。満足して頂けて良かった。
座布団がぐっと贅沢仕様になりました。
座りたくなるでしょう?

さざなみのような仕上げの床材とあいまって、
隊列を組んで泳いで行く何かいきもののようです。

・・・

アンダースローでは、7月いっぱい
チェーホフの「桜の園」と「ワーニャ伯父さん」
の公演が行われていますよ。

詳しくは地点さんのHPをご覧ください。

*おしらせ

7月31日(木)は都合により、お休みさせて頂きます。
8月のショウルームの営業は、ご予約制とさせていただきます(日曜定休)。
お手数ですが、前もってお電話またはメールにてお問い合わせ下さい。

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