2021-08-20
patina 2 (ナラ)
先日お納めしたソファ、その二。
patinaの二人がけです。生地はショウルームに置いているものと同じ、柄と無地の組み合わせで。
花柄の椅子生地というとクラシックなものが多いのですが、そうでもなくかといってスタイリッシュすぎず、かわいらしすぎずという、となると海外メーカー色々探してもなかなか見つけられません。米国maharamのこの生地は、織りで花柄を表現したその具合がなんとも絶妙で、お高いけれどやっぱりこれがいいなあ、となってしまいます。
それに今回は肘置きクッションで色を加えてみました。ミント色が爽やかで可愛いです。
次回はクッションの話をしたいと思います。
2021-08-18
patina(ブナ)
夏は一体どこへ、、というような空模様の中、お盆らしくないお盆休みが終わりました。
海にも行けず、祖父母宅へも行けず。。こどもたちの経験できたはずの色々なことがぐっと狭められた状態が続きまた季節が移っていくと思うとなんともやるせない気持ちではありますが、今おかれた場所で楽しいことを見つけて日々過ごしていきたいです。
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さて少し前にお納めしたpatina一人がけのご紹介です。
明るい青で爽やかに仕上がりました。このところの長雨の鬱陶しさも少しは晴れるような綺麗な青。イタリアのコットンリネンです。
さらっとした肌触りも心地よく、もはやpatinaの定番生地になりつつあります。でもとても色数が豊富なので、同じ色でかぶることはありません。そして色でそれぞれに雰囲気が変わるのが面白いところ。
今回選ばれたフレームの材質はブナです。できたてはすべっと白くて無垢な雰囲気、木のさらっとした素朴な質感を生かしたいので、色のつかないワックス仕上げにしています。
一方10年以上たったショウルームに置いているものは、こんなに色が濃くなってつやつやに。
なかなか外へ出にくいこのご時世、自分の空間を心地よく整えようという方向に目が向かれる方も多いようです。そんな自分だけの椅子に、このpatinaはぴったり。映画を見たり音楽を聴いたり本を読んだり。しっかり目のウレタンの座面とフェザーの背もたれクッションの組み合わせは長く座っていても疲れません。そして、幅もあまり広くないので肘で囲まれている感じがまた落ち着きます。
2021-01-12
青いパティナ(ナラ)
変わってこちらは、ナラのフレームのパティナ1人掛け。落ち着いた木の色で、パリッとかっこいい雰囲気です。
初めは、黒い麻があせたような色を、というご希望だったので、何通りかサンプルご用意したのですが、使われるお部屋の光の加減でを見てみると、なんだか違うな、もっとぴたっとくるがあるのでは。。ということで再検討。最初にご提案していたのと同じ布の色違いから、思ってもいなかった、赤みの入ったブルーグレーがしっくりきて、そちらに決まりました。
リネンの本場ベルギーの布で、洗いをかけたようなシワ感とアンティークな風合いが他にはない味わいです。
生地の厚みはそんなになくて、カーテンにも使えるくらいですが、糸の織り方がぎゅっと密になっていてしっかりしています。お高いけど、やっぱりこれを見てしまうと、良いものはいいな〜、とつい思ってしまう生地。(これだけは、触れてみないと写真では伝わりにくいですね。)
そんなわけで仕立てて布を触っている時間も楽しいものでした。
ナラのフレームでは、肘の前の部分をシャープな面取りにして、木の持つ雰囲気を生かしパリッとかっこいい感じを際立たせています。
肘と背の接合部分、ブナは全体を丸くしていますが、ナラは球をスパッと切ったようなかたちに(前側)。
後ろ姿も綺麗ですね。
納品先は古い良さを生かしつつ素敵に改装された、京都郊外の古民家。キッチンの一角の予定されていたスペースにぴったりと収まりました。新しいのにすでに馴染んでいるようす。絵になりますね。
こちらもどんどん深みが出てく良い色に育っていくことでしょう。
ご依頼いただき、ありがとうございました。
2021-01-09
青いパティナ(ブナ)
白くすべすべしたブナ材のパティナ。木肌を生かすため濡れ色の付かないワックス仕上げにしています。
それにあわせて、たくさんの青の中からお客様がコレ!と選ばれたのはイタリア製の明るいブルーのコットンリネン。肌触りはさっぱりしつつ滑らか、織りの糸に天然素材ならではのムラがあり、そのおかげで少しふわっとした感じにも見えて奥行きのある風合いです。爽やかな雰囲気に仕上がりました。
座面は本体にウェービングテープを張って軽く沈むようにした上に、へたりにくい三層のウレタンフォームと綿のクッション、背面はフェザーを使っています。
ブナのフレームは、柔らかい木の印象にあわせて、肘かけや背もたれとの接合部分は丸みを帯びたかたちに削り出しています。ゆったり座って肘をナデナデするのも気持ち良い。
美しい木目、フレーム製作は東近江の田中さん(tanaka woodenworks)です。
今は白い木肌もだんだん黄色っぽく濃くなって、落ち着いた色あいになってきます。育っていくのも楽しみな椅子です。
次回は、ナラのパティナをご紹介しますね。
2021-01-08
青いパティナ1
もう去年のことになってしまいましたが、定番商品のPatina 1の製作事例をご紹介します。
ほぼ同時期にそれぞれ別のお客様からご注文いただいたパティナの一人掛け。同じ椅子ですが選ばれたフレームの樹種と布の組み合わせで、違った雰囲気の2脚となりました。
右はいつも作る、ブナ材。白っぽくすべすべしていて柔らかい雰囲気です。
左は、ショウルームでは二人掛けの方に使っている材の、ナラ。一人掛けでのご注文は初めてです。こちらは作りたてですがすでに落ち着いた渋めの雰囲気に。
全体のサイズや形は同じですが、実は木の種類によって、例えば背もたれと肘とのつなぎの部分の面の取り方など、ディティールを変えているのです。次回からそれぞれ、写真を載せていきたいと思います。