2013-07-20
七月の納品
少しさかのぼりますが、納品事例をご紹介。
リビングの造り付けソファのクッション。
広々とした、コーナータイプで7~8人は座れます。
揃いの生地で、オットマンも。
(脚部製作は東近江の田中智章さん)。
そして、同じ部屋の一角には、生地違いで、
プライベートなソファコーナーも。
といっても、ここだけで充分くつろげるぐらいの
ゆったり三人掛けです。
納品時には、この前に薪ストーブを設置しておられました。
うらやましい、、。
そして、二階の書斎には、綺麗な青のソファ。
こちらも、オットマンと合わせて。
窓からの光が柔らかで気持ちよい空間。
ここで、じっくり読書などして過ごしてみたいです。
横内敏人建築設計事務所さんからのご依頼。
ありがとうございました。
2013-07-17
シェアハウス
先月から今月初めまで、コウバにこもりっきりで、
もくもくとこなしていたお仕事、
ここのところ納品が続きました。
昨日は、一級建築士事務所expoさん設計で
西陣の町家を改修されたシェアハウスに、
「Re:椅子」をお届けしました。
坪庭に面した縁側スペースに、よく似合います。
うなぎの寝床の奥へ進むと
大胆にデザインされた、サンルームのような空間が。
こちらは、皆が集う大きな大きなテーブルがある、ダイニングルーム。
北欧の、夏の小屋のような、はたまた
アメリカ映画に出てくる、ちょっと郊外のオシャレなお家のような
そんな(どんな?)ダイニングルームです。
テーブルと椅子の製作は樹輪舎京都さん。
張りを担当させてもらいました。
オレンジとグレーのヘリンボーンの生地。
床もヘリンボーン!!
このシェアハウス、今週の土曜日(7/20)に内覧会が予定されています。
蔵もあったりで、面白い物件です。
興味のある方はぜひ!
場所など、詳しくはこちら
2013-04-19
新緑ヤヤコロ
限定ヤヤコロ、張らせていただきました。
手描染屋眞水さんと樹輪舎京都さんのコラボレーションで、
京都三条のThe Natural Shoe Store 京都店で今日から開催される
眞水さんの個展のための作品です。
インテリア用の丈夫なコットン生地に、
爽やかな新緑を思わせる柄を描かれたこのスツール。
手描きならではの柔らかいタッチと色彩がすてきです。
座るのがもったいないですね。
ぜひお散歩におでかけください。
2012-11-20
リネンのソファカバー
フレームの曲線の美しい、ソファ。
アイボリーの生地で張られていて、とても素敵なのですが
小さな男の子がいるお宅、こどもはとんでもないことを
やらかすものです。せっかくのソファが台無しになる前にと
カバーの製作をご注文いただきました。
生地はナチュラルな色のリネンをご希望。
ご自身のインテリアに対するしっかりとしたイメージをお持ちのお客さま。
リネンの色ひとつとっても微妙なニュアンスに敏感です。
これがいい、とおっしゃったものがカバーにするには薄かったため
その生地の色み、織りの感じを手がかりに、カバーに出来る厚みのあるものをと
布やさんをいくつもあたって、ようやくこれだというものを見つけました。
サンプルをいろいろ合わせてみてかなり悩む。
自然光のあたるところで見てみたり、離れてみたり、角度を変えたり。
さて直線で構成されたソファだと話は簡単なのですが
このソファの美しさを生かして、カバーをするとなると
なかなか難しいものです。
まずは全体を大きく眺めてみてどのような位置でつなぎ目をいれ、
どういうバランスで仕上げるかをイメージし、デザインを考えます。
肘から背もたれに繋がるラインをきちっと出せるように、
その部分にパイピングを入れることでイメージは固まりました。
まるでオーダーメイドの洋服を作っているように
(どのようにするのか見た事はないですが…)
まず別の布をあててマチ針で仮どめしながら型をとり、
そこからお洗濯したときの多少の縮みを考慮して
少しだけ大きく型を直してそれぞれのパーツをつくり、
その型をもとに裁断、縫い合わせていきました。
ソファ本体はすっぽりと服を着たような感じにし、
別置きの座面のクッションも同じ布でカバーしました。
肘の先は、まどを作ってフレームがちらりと見えるように。
カバーを被せたときに位置の目安にするためと、
固い所があるのをお子さんがわかるようにとのふたつをかねています。
後ろはかわいらしくリボンでとめて。
縮んだりした時に融通がきくようにしました。
リネンは洗うことで風合いの変化も楽しめる素材です。
これで心置きなく、お使いいただけそうです。
・・・
とても喜んでいただけて、ほっと安心した帰り道。
今回初めて通った阪神高速7号北神戸線、
秋空に山々の紅葉が美しく、気持ちよいドライブとなりました。
2012-11-09
山口さんの椅子
福岡から、荷物がとどきました。
木工家山口和宏さんの椅子の座板。
丁寧に、一枚ずつエアークッションをはさみ
張り上がって、ボリュームが増えても
同じ箱で送り返せるよう大きな箱で。心配りに感謝です。
さて今回は20枚というたくさんの数。
厳選された数種類の革と布
(いずれも、飾らない自然な雰囲気で、でも素朴すぎず品のよい)
で張らせていただきました。
これは、タンニン鞣しの黒い革。
一旦福岡へ送り返しますが
じつは、京都で今月末ある展覧会のための椅子なのです。
送料の事など考えたら、そのままこちらで取付けて、、
と思いそうなものですが、そこは山口さん。
出来上がったものをひとつづつ、本体と合わせて完成させ
自分の目で確認の上、また送られるようです。
丁寧なお仕事。
椅子ばかりを並べた展覧会、楽しみです。
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「山口さんの椅子」
日時:2012年11月23日(金)から11月27日(火)まで
11時~19時
場所:ボンジュール!現代文明
京都市中京区新烏丸通り竹屋町上ル東椹木町121
最寄り駅は京阪電車の神宮丸太町駅。