2013-12-20
2013/12/20
店の一階の、
屋根裏部屋のような階段下のスペースに
ぽっと灯りがともりました。
外は冷たい風がふいていますが、
柔らかい光に、心が温まるような
居心地の良い空間になっています。
このランプシェード、作られたのは
秋の田中さんとの展示会のDMを作って下さった
um 上田真理子さん。
じつは金属の作家さんでもあるのです。
現在「あたたかい贈り物」という展覧会に
参加されています。
DMもすてき。
期間は、24日(火曜日)までです。
ブローチ、お菓子の小箱、革のベルト、、
「小さい部屋」さんに、
すてきな贈り物を探しにいってみてください。
・・・
村上椅子の年内の営業は、28日(土)まで、
年始は6日よりとさせていただきます。
なお、勝手ながら1月のショウルームは
ご予約制とさせていただきますので、お手数ですが
事前にご連絡の上、ご来店くださいますよう、
よろしくお願いいたします。
(日祝はお休みです。)
2013-11-07
嬉しい便り
郵便受けに、ちらりと見えたすてきな絵はがき。
いったい誰から??と表を見てみると
先日遠方よりお越しになり、
オリジナルの椅子をご購入くださったお客さまでした。
色合い、座り心地とも大変気に入られたこと、
そして私たちが、密かに凝っている、
裏側の細かい仕上げに気づいてくださり、
丁寧なしごと、良いものに出会えた事に
喜びを感じております、と綴られていました。
ついメールで簡単に済ませてしまう事の多いこの頃。
私たちのためにこの葉書を選んで下さったことや、
一文字ひともじ丁寧に書いてくださっただろう様子を想像して、
なんとも温かく、しあわせな気持ちになりました。
・・・
先日、滋賀県立近代美術館で開催中の、柳宗悦展を見てきました。
暮しの中で必要に迫られて作られた
無名のひとびとの美しい手仕事、道具たちに
あらためて感銘をうけました。
この、モノの溢れた時代に、
新しくモノをつくり、売ること。
その意味について、考えることが多いこのごろです。
2013-01-29
グルジア椅子
椅子のワークショップにいってきました。
(お休みの日まで、椅子を作っているわたしたち、、、。)
グルジア椅子って何?と興味を持ったのが発端です。
そう言う名前の椅子が、あるわけではないみたい。
以下social kitchen さんの記載から抜粋。
「グルジアのお父さんが一番最初に息子に教える大工仕事が、
この小さな椅子(ミルクチェア)づくりです。
それは家の中、町中、いたるところに点在しています。
釘とカナヅチとノコギリと、板。最低限の材料で、
誰でもすぐにできる簡単な椅子です。」
椅子の原点みたいなもの、ということかな。
さて着いた人からゆるゆると始まったワークショップは
お手本も説明もほぼなく、手がかりは、壁にぺらっと張られた写真だけ。
(自動車のパーツが積まれた、中古車市場の一場面と、
田舎のあぜ道で牛が草をはんでいる風景)
それをもとに「えー、、こんなイメージで作って下さい。」とのこと・・・。
そんなこんなで、用意された廃材を手に、自由に考えて
のこぎりでギコギコ、ビスでとめて、椅子らしいかたちに作りました。
ムスメ&イスオチームは迷いなくテキパキ進めて
あっという間に完成。さすが美しい仕上がり。
気づけば人のまで手伝っています。
私はと言えば、あーだこーだ考えて、取り合えず
行き当たりばったりで作りはじめたものの、ヌキの入れ方が気にいらず
四苦八苦。最後は妥協してなんとか完成。
限られた材料で自由きままにつくるので、
出来上がった椅子は個性豊か。大きさも組み方もばらばらです。
さて、目的がこれを作るだけなら、参加しませんでしたけど
(うちに材料も工具もあるし)、ワークショップはこれで終わりでは
ありません。
この日たまたま集まった見ず知らずのひとたちが、
一つの部屋で、時には協力しあい、自分の椅子を作る。
そして同じ達成感を味わったあと、輪になって出来た椅子に座り、
ひとりずつお題にそって話をするのです。
お題はこれまでで一番生きているって思ったとき(キラキラしていた瞬間)
または、いちばんの危機とそれを回避した方法。
椅子が集まればそこに場が生まれ、
場が生まれれば、そこに言葉が生まれる。
単なるものとしての椅子をつくるのではなく
それを通じてひととのつながりができていくのが面白い。
なんだか私たちが椅子の仕事をとおして思っていることと通じるものがあり、
話すことが苦手なわたしですが、
とても楽しい体験となりました。
2月17日にも開催されるそうです。
興味のある方はぜひ!
詳しくはこちら→◎
村上椅子のHPはこちら
2013-01-07
2013のはじまり
あけましておめでとうございます
除夜の鐘も聞かずに寝てしまう我が家。
でも、いつもと同じように眠りにつき、朝起きるだけなのに、
前日までのせわしない雰囲気とは一変して
なんだか静かできりりと引き締まった空気に包まれ
特別な気持ちになれる。
お正月って不思議ですね。
2013年はいったいどんな年となるのでしょうか。
何か新しいことを始め、身につけて
深みのある人間になりたいなと思っている私たちです。
皆さまにとっても、実りある一年となりますように。
・・・
しんと冷えた朝の御所。
すがすがしい気分。
そして我が家のおせち。
今年もつつましく、シンプルに。
95歳一人暮らしの祖母に食べさせてあげられたのが
嬉しかった。
急に積もった雪で、帰れるか心配しましたが。
2012-12-08
おきにいりの椅子と音楽と
すっかり、冬模様の京都。
足元が冷えるのが辛いですが、
このきりりとした寒さ、嫌いではありません。
さて、こんなときは、
お部屋の窓際に椅子でもおいて
ぽかぽかひなたぼっこなどしたくなりますね。
そんなイメージにぴったりの
最近のお気に入りのBGMはこのアルバム。
Travels with My Lute / Ryosuke Sakamoto
タイトル通り、スペイン、イタリア、イングランド、、
ヨーロッパ各地の音楽を
旅するようにリュートが奏でていきます。
柔らかく温かい音色が今の気分にぴったり。
じんわりと心にしみこんできます。
二階ショウルームでも流していますので
どうぞ、ソファに座ってゆったりしていってくださいね。
3時頃までは、白いショウルームに柔らかい光が入って
とても気持ちよいです。
また、外が暗くなる頃には、オレンジの光が室内をほわっと満たし
それもまた穏やかなよい時間です。