2019-06-13
グレーのROSA
とある6月の爽やかな日曜日、定番商品のROSAをお納めしてきました。
ショウルームに展示しているサイズと同じ三人掛けと、オプションでオットマンもご注文いただきました。
大きな窓からはお庭と山の木々。そして窓の下に低く設置された図書館みたいな本棚。あとはソファを置くだけ、というかのようにすっきりと準備していただいていたお部屋に、ぴたりと収まりました。視線を遮らない背もたれの低さというこのソファの長所をよくわかってくださっての使いかた、嬉しいですね。
さて、接近してみます。
脚はブラックウォルナット、張り地はグレーのウールと麻の混ざった布の組み合わせ。イギリスのファブリックブランドのこの布は、シンプルな細かめの平織りではありますが、濃いグレーと薄めのグレーの糸そしてところどころ麻のネップのようなものも混じって、とても深みのある色あい、質感です。また、ウールなのにさっぱりしていて私達も好きな布です。今はパリッと、少しよそ行き顏のソファですが、お使いいただくうちに良い感じに馴染んでこのお家の一員となってくれることでしょう。
簡単にお手入れなどの説明をして、納品完了。配達も自分たちで行くということに、けっこう驚かれるのですが、作ったものをどんなところで使ってもらえるのかやっぱり気になるし、お客さまの喜んでくださる反応を実感できるので、できるかぎり届けにいきたいなと思っています。今回も、周辺のおすすめスポットを教えていただいたり、田舎暮らしのことをいろいろお聞きしたり、楽しいひと時となりました。
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道中の写真。書いていただいた住所に近づくにつれ集落を通り過ぎ、道は険しくなり。けっこう田舎暮らしをしている知人はいるのですが、これまたすごいところに住んではるな、どんな素敵なお家だろうと勝手に想像もふくらみます(笑)。
到着したお宅は想像通り、天然素材の内装に薪ストーブ、お家の周りは緑溢れる環境。帰り道、あー、あのソファでごろごろしたいなー。。おうちにこもって料理したり手仕事したり畑仕事して過ごせたら幸せやろなーと、ほんわか夢見るもつかの間。家々のひしめく街にさしかかるにつれ、早く預けてる子たちを迎えに行かなきゃ、、と現実にひきもどされたのでした。