2013-11-11
2013/11/11
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来週火曜日から開催の、村上椅子と田中さん 展。
そろそろお手元にDMが届いていますでしょうか。
三角形をひらいていくと、ソファの展開図があらわれる。
開いて楽しい案内状は um design の上田真理子さんのデザイン。
そんなワクワクする気持ちをもってお越しいただけるよう、
展示の準備、進めています。
「村上椅子と」と頭についてはいますが、
ご紹介したいのは田中さんの美しい仕事。
個人的には、新作のダイニングチェアが楽しみです。
村上椅子からは、何か新しいものが
でるような、でないような。。
2013-11-07
嬉しい便り
郵便受けに、ちらりと見えたすてきな絵はがき。
いったい誰から??と表を見てみると
先日遠方よりお越しになり、
オリジナルの椅子をご購入くださったお客さまでした。
色合い、座り心地とも大変気に入られたこと、
そして私たちが、密かに凝っている、
裏側の細かい仕上げに気づいてくださり、
丁寧なしごと、良いものに出会えた事に
喜びを感じております、と綴られていました。
ついメールで簡単に済ませてしまう事の多いこの頃。
私たちのためにこの葉書を選んで下さったことや、
一文字ひともじ丁寧に書いてくださっただろう様子を想像して、
なんとも温かく、しあわせな気持ちになりました。
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先日、滋賀県立近代美術館で開催中の、柳宗悦展を見てきました。
暮しの中で必要に迫られて作られた
無名のひとびとの美しい手仕事、道具たちに
あらためて感銘をうけました。
この、モノの溢れた時代に、
新しくモノをつくり、売ること。
その意味について、考えることが多いこのごろです。
2013-11-01
「村上椅子と田中さん」展のおしらせ
今日から11月。
先日予告していた、展示会のDMができあがってきました。
久々となる村上椅子での企画、『村上椅子と田中さん』展です。
「田中さん」こと田中智章さんは滋賀県東近江市にて
製作されている木工家。
村上椅子にとって、本当に頼りになる存在です。
ふつう、椅子屋さんと聞くと、一から椅子を作っていると
思われますが、そうではありません。
椅子張りと木工とは、別々の独立した仕事で、
それぞれの技術をあわせて、椅子は出来上がります。
「椅子張り屋」の私たちがオリジナルデザインのソファや椅子を作るとき、
「木工屋」の田中さんがいなくては、完成できないのです。
またその逆も。田中さんのデザインした作品には、
私たちがクッションを作ったり、座面に布や革を張って
椅子を完成させます。
作っているのは同じ2つの手、「村上椅子と田中さん」
なのですが、出来上がってくる物はやっぱり違う。
その面白さを感じてもらえればと、今回は普段は見られない、
田中さんデザインのソファや椅子を、
村上椅子デザインのものと並べて展示します。
そのほか、田中さんのテーブル、棚、トレイ、そして
魚釣りのためのランディングネットなどの木の作品も
ご用意して、田中さんの美しく丁寧な仕事をご紹介したいと思っています。
会期中は毎日在廊してくださいます。
これまでにも、村上椅子のショウルームに来られて、
この本棚いいな、テーブルって作ってもらえるの?
と気になられていた方。そちらも田中さんの作品です。
実際に作り手と話していただける良い機会かと思います。
オーダーの相談にも応じてもらえますので
この機会に、ぜひ足をお運び下さい。
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「村上椅子と田中さん」
会期 2013年11月19日(火曜日)~11月24日(日)
時間 12時~19時(最終日は18時まで)
場所 村上椅子2階ショウルーム
京都市上京区近衛殿北口町190 (地図はHPをごらんください。)
電話(075)451-3283
2013-10-18
リネンの座面
台風が去ったと思えば、ぐんと冷え込み、
ようやく秋本番。
展覧会のシーズンですね。
私たちのところにも、たくさん案内が届いています。
福岡の山口さんからは、いす展の案内が。
東京LIBECO HOME にて、上質なリネンを張った
山口さんの「先生の椅子」と新作スツールを展示販売されます。
詳細は、山口さんのブログにて。
色とりどり、秋色のリネンを張らせて頂きました。
椅子が並んだのを想像するだけでも楽しい。
10月25日からです。
お近くの方はぜひお出かけ下さい。
2013-10-12
低座椅子張り替え
ころんと丸い低座椅子の張り替えご依頼。
約50年も前に建築デザイナー長大作がデザインし、
天童木工が今も作り続けているという
ロングセラーの椅子です。
ちょうど、同じ物がうちの倉庫にも眠っていたので
この際まとめてやってしまおう!と
ようやく張り替えることができました。
生地をめくってみてはじめて気づいたのですが、
作られた年代が違うのか、
フレームの作り方と張り方が2脚それぞれ異なっていました。
片方はミシンでパイピングを縫い付けた張り地を
溝の掘られたフレームにタッカーで留めて行く方法。
もう一方は、縁をすくい縫いしてかがりながら
張っていく方法でした。
こちらに倣い、カーブ針を使って手縫いで仕上げてみました。
お客様分はこちらの綺麗な黒のウールの
ぽこぽこ生地で張り替え。
RE:椅子として販売するのはこの
ミックス感のあるチャコールグレーの生地。
落ち着いた雰囲気で、和室、モダンなインテリア
どんな部屋にも馴染みそうです。
ロングセラーなのも納得。
この低さがとても座りやすく、くつろげます。
床や畳を傷つけない、そりのような脚のかたちも
デザインのポイントとなっていて良いですね。
後ろ姿もかわいいです。
*天童木工の低座椅子
32000円/1脚(2脚あり)
1脚のみとなりました。(10/25)
SOLD (11/06)