村上椅子

2007-09-11

作業風景

ヌメ革はり

今日は椅子の座面張り。素材はヌメ革です。

同じかたちの座面でも、素材によって張るコツがちがいます。
布、ビニールレザー、革。それぞれのクセがあって
それをちゃんと読み取って張らないと、
表に変なしわが出たり、ぼこぼこしたり。

ヌメ革は固くてぱしっとしているので、
そのままではとうてい、丸い形に馴染みません。
そこで、とっぷりと水につけて柔らかくして張ります。

引っ張って、カーブのきついところで均等にしわを寄せて
とめていきます。すると綺麗な丸みがでて、表にはしわが出ない。
これは厚みがあればあるほど、むずかしい作業です。

水で濡らしても結構固いので、だんだん左手の指の力がなくなって、
邪道ですが、ペンチで引っ張ってみました。
ちょっと靴職人の気分です。

イスオさんのように美しいしわが作れるまで、修行は続きます。

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2007-09-09

雑記

床はり


大工さんのように上手には貼れませんが、はじめての床はりをしました。
材料はオーク。
60cm×12cmをひとつずつ並べ、市松模様に仕上げていくのですが
無垢材のため微妙にサイズが違っていて(言い訳です。)隙間があいたり
しましたが、素人のわりには上出来だと思います。
後はオイルを塗って仕上げです。

                           オ

2007-08-29

張り替え

革のしごと


革のソファを張り替え。
そこで、何年か前に買ってみたもののずっと出番のなかった
ドイツ製の革スキの存在を思い出し、使ってみました。

くるみボタンをつくるのに、椅子張り用の分厚い革のままでは
かしめられないので、適度に薄くすくのです。

使い方がイマイチあっているのかわからないまま
なんとか力任せで革は薄くなっていき、
ボタンが綺麗にできあがりました。

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2007-08-26

おでかけ

路地散歩


仕事の合間にちょっとおでかけ。
前からいってみたかった、ポチテックさんの木の小物店に
行ってきました。

お店は東山区の「あじき路地」という古い長屋の並びにあります。
こじんまりした雰囲気のあるお店には
スプーンを中心に、かわいい木の小物がならんでいて、
ついついどれもほしくなってしまいます。
スプーン一つとっても、どれも少しずつ表情が違います。
迷った末に、小さな革ひも付きの粗彫りのスプーンと
小さなお皿をいただきました。

木のスプーンを台所に吊るしておくと、食いっぱぐれない
という言い伝えがあるそうなのです。
食いしん坊のわたし。美味しいもの沢山食べられますように、
という願いもこめて、さっそく吊るしました。

同じ路地内には週末限定のお店がいろいろ。
革の鞄、小物のお店、着物地を使った帽子やさん、パン屋さん。
近くには昔からの商店街があったり
暑い中ながら、ぶらぶらいろんなお店を覗いて歩き、
楽しい息抜きをしてきました。

木の小物店は毎月一回です。
詳しくはこちらを。

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2007-08-24

注文製作

おもい!

ただいま制作中のこれ。
注文でおつくりしている大きなソファの、肘の部分なのです。
その幅(厚み?)約30cm、まくらになるのはもちろん、
この上にでも充分座れます。
枠組みもしっかりと作られているのでその重さは相当なもの。
肘一つで下手なソファ1台分ぐらいの重量があります。(言い過ぎ?)
これが二つ本体についたら、、、
持ち上がるか自信はありません。
でも、お客さまご希望の、しっかりした安定感のあるソファになるのは
間違いない!