村上椅子

open!


先日造り付けソファを納めさせていただいた、カフェ『日杳(ひより)』さんのオープニングパーティーにおじゃましてきました。

夜の明かりでみるとブルーの生地が紫がかってまた綺麗です。(写真ではよく分かりませんが、、)。
壁にそって長いベンチシートにされたのは、のんびりくつろいでもらえるようにという思いから。お子さんを寝かせる事も出来るようにとのことです。ご自身もお母さんである店主さんならではの視線ですね。
ほかにものんびりできるようにという配慮が。ブックコーナーが設けられていたり、作家さんの雑貨も置いてあります。この時期は素敵な色や風合いのマフラー、あったかそうな一点もののルームシューズなど、欲しい物がいろいろ!
テラス側の中庭もよい空間で、これから木々が育っていくのも楽しみです。
 
美術家小山田徹さんの作られた空間で、体に優しいフードメニューや美山のオオヤコーヒ焙煎所さんのコーヒーをのんびり楽しめる、いいお店ができました。ぜひどうぞ。

*日杳(ひより)

京都市左京区田中高原町29-1
tel/fax 075-701-5831
営業時間:11:00~17:00
定休日 :日、月&不定休

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2008-11-14

おでかけ

撮影会

気持ち良い青空のなか、フォトスタジオ ラフラフさんにおじゃましてきました。

緑豊かな広々としたニュータウンにあるの可愛い一軒家で、アットホームな雰囲気で撮影されています。
七五三とか成人式といった特別な日に撮るだけでなく、もっと気軽に写真を撮って飾ってもらいたいと、日常の一コマを切り取ったような、カジュアルな写真も提案されています。
例えばこの間はお友達同士でお揃いの服を買ったので、と一歳のお子さん3人を撮影にこられたそう。デジカメや携帯電話で簡単に写真が撮れる時代だけど、やっぱりプロに取ってもらうと違いますものね。

今回伺ったのは、村上椅子のいすを撮影用に使って頂いているご縁で、モデルをしませんかというお話になって。
赤ちゃんが生まれてから一歳になるまでって、一番変化のある時期なのに、撮影するのはお宮参りぐらいで、以外に写真が残っていなかったりするそう。なので、お腹の大きいときから誕生、はいはいをした時、など成長を追って撮影していく『増やせるアルバム』を企画されていて、そのサンプルとして使っていただくことになったのです。

撮られ慣れてない私たちふたり、しかも手を添えてお腹をみつめて、、と照れくさいポーズに「硬い!ぎこちない!」。和ませるように雑談などしてくださりながら、撮影は終了。なんとか自然な表情が撮れたでしょうか。

それからせっかくの素晴らしいお天気なのでスタジオから外へ。
実はそのちょっと前にスタジオの前の道路で某外国メーカーの自動車の撮影(広告用?)が行われていたので、ついでにわたしたちも車から顔をだして、パチリ!

後ろ姿

気がつけばもう11月もなかば。
京都市内の木々も赤や黄色に彩られてきて、秋は駆け足で冬に向かっているようです。

さて、今回張り替えたのはこんな古い椅子。

こちら)
ご実家で昔から使われていた椅子を持ち込まれました。

古い生地(色あせてますが日焼けしていない部分をみてみると
鮮やか目の緑に黒の模様&金色のラメ入りと、なかなか見ない派手な生地)
をめくってみると、これまたこういうタイプの日本の椅子では
あまり見る事の無い、馬毛がクッション材として入っており、
バネも大きいものが沢山使われていました。ずっしり重たいわけです。

張り地を決めるとき、最初はシンプルなかんじのブルーか茶色系の無地を
考えていらしたのですが、お話を進めるうちに、選ばれたのはこれ!

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2008-10-27

注文製作

グレーのソファ

坂田卓也製作所さんのソファの、生地張りを担当させてもらいました。
デンマークの椅子を思わせるデザイン、
シンプルながら肘から背に向かっての曲線と、木の肘掛けの美しいソファです。

座り心地を確保しつつすっきりした感じに仕上げるため、
本体の座面下にはかさばらないSバネ(ウェーブバネ)を使用、
その上にややウレタンフォームと綿を層にしたクッションを置きました。
背もたれも、別クッションタイプです。
三人でも余裕で座れる、ゆったり2人がけ。
肩の上まである背もたれクッションがしっかり体をささえてくれ、
安心できる座り心地に仕上がりました。
さすが本体フレームも家具用の無垢材で頑強に作ってありますからね。
ウール混の織りのしっかりしたグレーの生地も、
ブラウン寄りなので冷たい印象にならず、よく似合っています。

日曜日、あいにくの雨でしたが
オーダーされたご夫婦もこられて我が家リビングにて撮影会の後、
無事納品となりました。

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青いベンチ


イスオさんが久々の現場仕事にいってきました。
京都市内某所で準備中のカフェの、造り付けベンチソファです。

このカフェ、先日のお茶会でもお世話になった、美術家小山田徹さんのおしごと。小山田さんはほかにもバザールカフェや喫茶六花などの素敵なカフェを手がけられていて、そのほかに、小屋や屋台なども製作されてます。
美術家という職業と、カフェのプロデュース(ただデザインをするというのではなく、現場での作業ももちろんされます)。ちゃんとお聞きした事がないので、それがどう繋がるのかうまく説明できませんが、キーワードは『共有空間の開発』ということのよう。たぶん、人の集まる場所を作ることで、そこからいろんなものが広がって、というようなことでしょうか。、、いい加減な説明でごめんなさい。今度ちゃんと聞いておきます。

ともかく、そのお店の壁に沿って設置されたベンチソファを張りました。生地は写真では紫がかって見えますが、濃いブルーのモケット(いわゆる別珍)です。床に貼られたブルー系のタイル、濃い茶色の柱や梁、腰板、白い壁。すべてがなんだか懐かしいような、落ち着いた雰囲気をつくり出しています。ゆっくりしたカフェ、になる予定だそうで、完成が楽しみです。

オープンは11月の初めだそう。詳しくは後日またご紹介しますね。

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