村上椅子

2010-10-21

作業風景

無心に。

どんよりと、こんな鬱陶しいお天気の日には、
心を無にしてひたすらミシンを踏むのがいい。

同じかたちをいろんな色で。

澄んだ湖のような水色。
朗らかな、たまご色。
きれいな色が心に染みこんでくる。

ステッチ部分はより慎重に。
間隔を守って、まっすぐ、まっすぐ。

そういえば若かりし頃、
どうしたらまっすぐ縫えるんですかと
アホな質問をしてしまったことがあったっけ。
心優しい先輩、「息を止めて縫うたらいい」て。

あの頃より、少しは巧くなっているのだろうか。
気が付くと息を止めて縫っている、私。

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だいじなものをいれて、、、。

きれいな緑のポシェット、できました。

ちょっと小さめの、縦12cm×横17cm、マチの厚みは3cmくらいです。
紐も短めなので、お子さま用にいかがでしょう。
もしくはカメラいれなどに良いかなと。

裏は白に紺のしましま。
この緑の生地は綿と麻の混紡、とても柔らかい風合いで
きもちいいですよー。


ピンぼけ写真ですが、、、しかも手にはみかん。

ついでに作ったムスメ用。(店用のがついで、という話も)
さらに一回り小さく、紐も短くしています。
シンプルなので、友達にもらって温存していた、
刺繍ワッペンをつけてみました。

さる。かわいい!
私のように、細かい刺繍などセンスがなくて無理、、というかたに
おすすめです。

最近好みがでてきたムスメ。
「いらんっ!」とほかされるかと心配していましたが、
気に入ってもらえたようで、お出かけして人に会うたび、
『見てみてー(恥ずかしがりなので心の中で)』と自慢げでした。
よかったー。

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2010-10-15

張り替え

車のシート

この間から、イスオさんが古い車の革張りシートの
張り替えにとりかかっています。

古い外国車のシートは、普段張り替えしている椅子とは
使う金具などの部品や、縫製の仕方などが違って
分解するたび、へ~!という感じ。

後部座席の背もたれには、細くてしなやかなコイルスプリングが
座面には分厚いラテックス+チップウレタンが使われていました。
ソファのような、贅沢な座り心地なんでしょうねー。

運転席、助手席と、それぞれまた仕様がちがいます。
細かいパーツも沢山あって、まだまだできあがるには時間がかかりそうです。

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2010-10-13

おでかけ

梅の会

和歌山の御坊市に行ってきました。
目的は梅の剪定。
『梅遊びいこら』という活動に参加しているのです。
世話をする人がいなくなった梅林を引き継いで、
普段は街でそれぞれの生活を営む、全くの素人たちが
いろいろ勉強しながら梅の手入れ(草刈り、剪定、収穫等の作業)をしています。
梅の加工ワークショップや梅のレシピの試食会など梅に関わる遊びや、
温泉、ウナギ釣りなど梅に関係ない遊びもする集まりです。
(残念ながらほとんど参加できていないのですが。)
梅林の持ち主のかたのおかげで、一年を通じて
ふつうではなかなかできないような体験をさせてもらっています。

梅を買うだけの参加もできますので、興味のある方はこちらまで。

生かす枝を見極めて、あとは思い切って枝を切っていきます。
奥の深い作業。

。。。

私たちは草むらでコオロギや巨大バッタを追いかけたり
青い実や小さな豆を集めたり。

その後近くの、川が海になろうというところでウナギ釣り。

広い空と水との、のんびりとした風景。
赤い夕日に、消えそうにか細い白い月。
どんどん深い青に染まっていく空にきらきらと飛行機を眺めて。
ゆっくりと心地よい時間をすごすことができました。

2010-10-09

雑記

ノキロさん。

町家のアートショプ、ノキロアートネットさんが 
先月末で京都のお店をひとまず閉められました。

思い返したら、初めてお会いしたのは同時代ギャラリーでの個展に
お越し頂いたとき。
4年半程前ですが、もっと昔からの知り合いのような気がします、、。
その後恵比寿三越のイベントでたまたま一緒だったり、
伊丹空港内のショップでの展示販売をお声掛けいただいたり。
また、ノキロさんが手がけられるお店づくりのお手伝いも
させていただきました。

同年代で、同じように夫婦でお店をされているということもあって、
いろいろお話させてもらったり、
個人的にもお店で器などお買い物を楽しんだり、、と
おつきあいさせていただいていました。

いつものようにお二人に見送られながらお店を後にするとき、
「ああ、こんな風にここで見送られるのも、これで最後なのか、、」
と思うとなんだか信じられないような不思議な気持ちになりました。

京都のお店がなくなるのは寂しいですが
これからはふるさとの福山(広島の)を拠点に
今まで通り全国各地を回って展覧会やイベントをしながら
作家さんのものを取り扱われるそうです。
京都にもちょくちょく来られるそうなので、
お別れではなく、また新しい展開ということで、
これからの活躍も楽しみにしています。

これまでおつかれさまでした。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします!