2018-09-26
CH30
Hans J Wegner デザイン、Carl Hansen & Son社の”CH30”の張り替えご依頼。
飴色に育ったフレームがいい感じです。一見普通のダイニングチェアに見えるのに、この座り心地の良さはなんでしょう。横に広い座面でゆったり座れることに加え、背もたれのアールの具合や微妙な角度、高さ。いろんな体型の人に対応できるように計算してデザインされているのでしょうね。そしてなんてことないけれど、美しい。
さて、裏側はこんな感じ。
座面の底の板は裏生地で隠さないのが、デンマークの椅子です。
布はほつれてこないよう、縁を折り曲げて打ち付けてあります。が均一に引っ張りながら釘で止めるのはなかなか難しかったのかそれともそんなことは気にならないのか、かなりラフな仕上がりですね。
中身のウレタン。
かなりボソボソになっていて、こんなお菓子あったなあと。
全てスッキリ取り替えて。お客様のご指名の、dopタンバリン柄(ミナペルホネン)で張りました。
この生地、表がピンク、裏は紫! いつの日かピンクの表地がかすれてきて下から紫色が出てきたら、どんな風になるのでしょう。
座面底の仕上がり。今はタッカーがあるので釘より大分楽ですが、よくある椅子と違って座面が本体から外れないので、なかなか張りにくいのです。
そして、完成した図を撮り忘れました。。ここまで書いておいてすみません。
ぱっと目を引く可愛らしい椅子になりましたよ。
(9/27追記)↓↓↓
日記をご覧になったお客様が写真を送ってくださいました。
ありがたいです!