村上椅子

2012-12-01

雑記

ひと針ひとはり

今日から12月。
そう思うと、急に、気ぜわしくなってしまいますね。

秋の終わりに、ムスメはまた一つ大きくなりました。
去年までと違うのは、この日をずっと心待ちにしていたこと。
誕生日に一つ年をとるということを理解し、
大きくなったら、もっともっとできる事が増える、
楽しい事が増えると、ただ純粋にこの日を楽しみにしていました。
そんな姿をみていると、こどもっていいなあ、と。

実際に、いつの間にそんな事!ということを
できるようになっていたり、一人前の口をきいたり
その成長には驚かされるばかりです。
どんなこどもも、ひとりひとりが、かたちは様々でも
驚くべき力を持っていて、未来に向かって進んでいる。

ひるがえって、私。
少しでも進歩できているのだろうか。
日々の色んな事を、当たり前に思って
漫然と過ごしていないだろうか。

ちいさな子供のように、
小さな変化に感動したり、素直に受け止めたりできる
柔軟な心と、みずみずしい感性を
すこしでも持ち続けられたらと、
もくもくと手を動かしながら考えた、あくる日でした。

仕上げの手縫いの作業。
椅子張りの作業の中では一番手しごと感があるので好きです。
規則正しく、同じ間隔で進めながら
数がたくさんあったので
ついついいろいろと考えてしまいました。

・・・

4歳、おめでとう。