村上椅子

2012-05-21

おしらせ

ショウルーム臨時休業

毎年のことなのに、うっかりしていて
お知らせが遅くなってしまいましたが
5月25日(金曜日)は古イス市の準備のため
ショウルームの営業はお休みさせていただきます。

もちろん、チラッと見せて!とこられても
それは無理ですよ~。

まだまだ製作は続いていますが
今年は50脚~60脚ぐらいになりそうです。

お天気も今のところ大丈夫なよう。
さあ、あと一週間ですよ!

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2012-05-18

作業風景

古イス途中経過いろいろ

座と背と肘、張ってある部分をとりはずすと、
まるで、やっこだこ。

こちらは、よちよちと歩き出しそうな
回転椅子の脚、分解して修理中。

上の部分、よく見て下さい。
「ボールベアリング」というそうです。
金属製のボールがころころしているのを
磨いてみると、、、

見えるでしょうか?
「太」とか「E 」とか「パラオ」とか「♫」とか
文字や記号が刻まれています。
古いパチンコ玉のようです。

調べたところ
「玉軸受(ボールベアリングのこと)は玉の製造コストが安いことから、
他の軸受と比較すると最も安価な軸受と言うことが出来る。」

だそうで、普及品であるパチンコ玉を使うことによって、
さらに安上がりに作ろうとしたのではと
思われます。

・・・

どうでもいいけど、ひとつひとつ、
ちょっとおかしな発見が楽しい、古いイス。

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2012-05-12

Re:椅子

相性

「Re:椅子」の中でも
背もたれの無い小ぶりのスツールはいつも人気です。
場所もあまりとらないし、ちょっとした時にあると便利。
見た目もかわいいですしね。

古イス市にむけては、形もばらばらなスツールたちを
何脚ずつかまとめて作業します。
バラして組み直し、綺麗になった骨組みを前に
さて、どんな衣装を着せましょうか。

普通に張り替えてしまうのは簡単ですが、
「魅力ある一脚」に甦らせるには、ここが一番重要で、
一番楽しく、難しいところでもあります。

ある椅子は色を先にイメージし、その色の生地を探しますが
ちょうど良い質感のがなかったり、
またまた、どれをあわせてみても「うーん」となっていたかと
思えば、それ!?というのが意外にぴったりだったり。
すんなり決まるのもいれば、なかなか気難しい子も。
でも必ずぐっとくる組み合わせが見つかるものです。
そうしたらひと安心。

あとは、中にいれる、クッションの厚みや
形のつくりかた、縫製の型の取り方(ミシン目がどこにはいるかとか)、
鋲や飾りのブレードなど最後の仕上げかた。

そのすべてがうまく行くと
くたびれきっていた古いイスが
ふたたび生き生きと、輝いてみえるのです。

この丸脚のスツールには、黒いヌメ革を張りました。
革=高級ではなく、「道具」として気取らず使うイメージで。
仕上げの鋲は、以前張り替えた古い椅子に使われていたのを
とっておいたもの。
今は作られていない少し小さめの亀甲鋲で、
くすんだいい味が出ています。

一点物なので、少ししかない材料を使ったり、
遊び心をプラスして自由に作れるのも
「Re:椅子」の楽しさでもあるのです。

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2012-05-10

Re:椅子

長椅子完成

今回の目玉商品、三人掛けの長椅子。
できあがりました。

ちらり。

ここまでばらばらにして,補強を入れつつ接着し直します。

これでしっかりしました。
ぜひぜひ当日座ってお確かめくださいねー。

いつも出来上がった椅子をため込んでいく倉庫、
随分いっぱいになってきましたよ。
さあ、あともうひとがんばり。

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2012-05-05

作業風景

2012/05/05

ソファーの枠に
ウェービングテープを張っています。

こんな狭いスキマで・・・。

鉄と木のフレームの三人掛けソファ、
とりあえず運び込んだのが、ガレージの隙間スペース。
いざ、とりかかろうとしたら
重たいし、通れないしで
面倒なので、ここでやってしまえと、、。

このテープがバネ代わりで、その上に鮮やかな朱色の
クッションがのります。
なかなかのインパクト。

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