村上椅子

新装開店


今日の納品は京都下鴨にある「有卦屋」さん。
これまで創作鉄板料理やさんだったのを、改装して雰囲気を変え、居酒屋さんのような感じにされました。それに合わせて椅子も張り替えです。
もともとは赤の平織りの布で張ってあったのですが、もっと落ち着いた感じにしたいということと、メンテナンスが楽ということで、焦茶色の合皮に。
椅子の張り地を選ぶ時、小さな平面のサンプルを見て決めなければならないので、たいていの方がけっこう悩まれますが、その中でもここの店主さんは相当な迷いようでした。そこまで悩んでもらえるのは、椅子へのこだわりというか愛情が感じられてなんだか嬉しいものです。
それにしても、今そこにある空間に置くのならまだ想像ができるのですが、まずこれから改装する店の雰囲気を想像して、そこに似合う色と質感を、と思うとそれはなかなか決められないですよね。
いつも納品の時には喜んでもらえるかなあとちょっとどきどきしながら行くのですが、今日はまるで元からその椅子だったかのように馴染んでいて、気に入ってもらえました。
自分のお薦めした生地で張り替えた椅子が、お客さんのイメージ通りに仕上がって喜んでもらえる時は、やった!と嬉しくなります。
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