村上椅子

2005-12-01

おでかけ

ワニからダチョウ


今日は朝からバー(?)での現場仕事です。行ってみるとすでに改装済みの店内は、なんだか妖しい雰囲気。壁の一部は真っ赤なペンキで塗られていて、窓にはピンクのフィルムが貼ってあり、小振りのシャンデリアと銀色のボールチェーンがチャラチャラと下がっています。なかなかおもしろいなと思いましたが、そこで仕事をするとなると、困ったものです。壁の赤さに目がちかちかして手元も良く見えないし、だんだん周りはグリーンに見えてきます。そんな中、ソファを張り替えました。以前の張り地は、ワニ柄のビニールレザー。それが今度はオーストリッチ、ダチョウで、ずら-っと鋲で仕上げます。何ともはげしい内装デザインでした。
順調にお昼で仕事を終え、最近日曜もなく働いていたので昼からは臨時休業ということに。
実家の近くの小さなキリスト教会で、世界的なオルガニスト、松居直美さんのコンサートが行われるので行ってみました。生でチェンバロの音を聴くのも、実際にチェンバロを見るのも初めてで、ピアノとは違う素朴な音や楽器の蓋に描かれた優美な花や植物の紋様とともに、心地よい音楽を味わうことが出来ました。そう言えば、純粋に何も考えずに音楽を聴くなんてこと最近なかったなあ。
その後、余韻に浸りながら京都府立植物園へ。黄色いいちょうの葉のじゅうたん、ふわっとしただいだい色のメタセコイヤの大木、水面に映る燃えるような真っ赤なもみじ、大きく空に向かってアーチを描く、クスノキの緑のトンネル。どれも本当にきれいで、晴れ晴れした気持ちになれました。
激しい前半から一転、心やすらぐ有意義な一日となりました。
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